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一度は見たい絶景アンテロープキャニオンはツアー参加が必要

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アンテロープキャニオン(Antelope Canyon)ご存知ですか?

グランドサークルのほぼ中心に位置する
ナバホ族所有地にある赤土の世界が広がる美しい渓谷です。

ただここは

「行きたい!」

と思っても勝手に侵入することはできないスポット。

今回の投稿は以下の内容でお届けします。

  • アンテロープキャニオンがある町「ページ」
  • アンテロープキャニオンツアーの体験談
  • アンテロープキャニオンツアーの種類・紹介

アメリカに興味がなくても行きたくなる!?グランドサークルを旅する前に知っておきたい情報アメリカに興味がある人ならいつでもアメリカに行ってみたいと思うでしょう。 そのような人は「グランドサークル」と聞いても何のことを指...

アンテロープキャニオンがある町「ページ」


荒野が広がる遠景。

煙突がある建物は
ページ(Page)という町の郊外にある発電所です。

手前に見える写真の中央に広がる緑色の部分がページの中心部。

アリゾナ州の最北部中央に位置し、
町の北側にはリゾート地として人気の人造湖
パウエル湖(Lake Powell)があります。

北に少し車を走らせたらすぐユタ州に入ります。

ページは1950年代に町の北部にある
グレンキャニオンダムを建設する際に作られた町。

今ではアンテロープキャニオン
町の南西部にあるホースシューベンド(Horseshoe Bend)
などを訪れる観光客が年に300万人ほども訪れる町となっています。

▼ホースシューベンドに関しては以下の記事をご参照ください。

ホースシューベンドへ行くならアンテロープキャニオンとセットでアリゾナ州にある「ホースシューベンド(Horseshoe Bend)」 という絶景スポット。 ホースシューベンドはページ(Pag...

夏(正確にいうと3月から11月にかけてのサマータイム時期)に
ページを訪れる際に気をつけたいことがひとつあります。

それはアリゾナ州のサマータイム時期のややこしい時差です。

アリゾナ州の大半はサマータイムを採用してませんが、
ナバホネーション(ナバホ族の自治区)はサマータイムを採用
しています。

ページの町はナバホネーションではありません。

アンテロープキャニオンはナバホネーションにある渓谷。

ですが、
アンテロープキャニオンだけはページと同じ時間帯

ページにいてアンテロープキャニオンに行くだけなら
何も混乱することはありません。

ただ他の州から移動してくるとこんがらがってきます。

例をあげます。

夏時間(サマータイム)時期の時差の例
  • カリフォルニア州&ネバダ州:10:00
  • ユタ州&コロラド州:11:00
  • アリゾナ州(ページなど):10:00
  • ナバホネーション(モニュメントバレーなど):11:00

時間のことをくどく説明する理由のにはあります。

それは

アンテロープキャニオンに行くにはツアーを利用しないと行けない

からです。

予約したツアー開始時間を間違えてしまうと参加できない
という悲しいことになってしまうので
別の州から移動する場合は注意が必要です。

2つあるアンテロープキャニオン

アッパーアンテロープキャニオンの渓谷内

 

アンテロープキャニオンというのは2箇所に別れています。

  • アッパー・アンテロープキャニオン(Upper Antelope Canyon):ツアーのほとんどはこちらで大人気。予約必須。
  • ロウアー・アンテロープキャニオン(Lower Antelope Canyon):予約なしでも参加できる可能性が高い。

ロウアーの方には行かなかったのでネット上の情報だけですが、
ロウアーへのツアー受付をしている場所を通り過ぎた時は
混み合っている印象は受けませんでした。

アッパーとロウアーの違い

アッパー・アンテロープキャニオン】

  • 同じ高さの平地を歩く
  • 渓谷内も割と広いので歩きやすい
  • 渓谷内で人とすれ違うことができる

【ロウアー・アンテロープキャニオン】

  • 下に向かって階段を降りて渓谷内に入る
  • 渓谷内の通路がかなり狭い
  • 渓谷内で人とすれ違うことはできない

こんな違いからアッパーの人気が高く、
ロウアーは参加者が少なめというのが現状。

夏場はロウアーでもある程度混み合うかと思いますが、
何より人が多いのはイヤ!
と思われるならロウアーがおすすめです。

アッパー・アンテロープキャニオンのツアー体験談

わたしたちが参加したのは、
アッパー・アンテロープキャニオンのツアーでした。

ツアーを催行している会社はいくつもありますが、
値段・ツアー内容ともどこも大差なし。

ただ夏は大人気なので、予約は必須です

他の時期でもネット予約できるので
念のため予約をしておいた方がいいでしょう。

ちなみにわたしたちが利用したツアー会社は
「Adventurous Antelope Canyon」。
(2023年現在はこの会社なくなっています)

当時のツアーは大きく分けて2種類で、
一般ツアー(=Sightseer)と
フォトグラファーツアー(=Photographer)がありました。


アッパー・アンテロープキャニオンの入り口の様子。

ここまではツアー会社がジープで連れてきてくれます。

たくさんのジープがやってくるので車の砂埃がたってます。

一般ツアーだとカバン持ち込みは禁止、撮影用の三脚もダメ。

カメラや携帯は持ち込めます。

フォトグラファーツアーだと、
利用したツアー会社の場合は
大きなカメラバッグは持ち込みできないけど、
三脚及び一脚はOK。

もちろんカメラも手に持てるだけOK。

そしてフォトツアーに参加するには、
カメラの使い方などテクニック関連は
ガイドさんは指導してくれるわけではないので、
撮影知識があることが望まれます。

ツアー料金との兼ね合いもあって、
わたしは一般に、
夫(写真家)はフォトツアーに参加しました。

当時のツアー料金は以下のとおりでした。

  • 一般ツアー:50-60ドル(ツアーの時間帯によって異なる)
  • フォトグラファーツアー:130ドル(2017年8月現在)

なぜフォトグラファーがこんなに高いかというと、
ツアー自体の時間が長いこともありますが、
ガイドさんが渓谷内で人避けをしてくれたり、
写真撮影にいい条件を作り出してくれたりなど至れり尽くせりだから。

カメラの知識がある方はぜひこちらのツアーへの参加をお勧めします。

なぜなら写真の出来が全く違ってくるからです。

(後ほど写真撮影ツアーの紹介をします)


わたしが乗ったのはこちらのごっつい車。

ツアー受付の場所から15分ほどで入り口に到着しました。

一般ツアーでは5、6人で一つのグループとなり、
1グループに1人のガイドさんがつきます。

わたしのガイドさんは18歳の若いナバホの女の子でした。


他のツアー会社の車はこんな感じ。

わたしが利用した会社の車は幌がついていたので
走っている間に砂埃をかぶることはなかったけど、
他のツアー会社の車だと砂かぶりまくってました。

ちなみにフォトツアーだと通常のRV車なので、
車で移動中にカメラに砂埃が入り込む心配はないです。

一般ツアーは上の写真にある入り口から入り、
そのまま渓谷に沿って歩き、
一旦反対側の外に出て、
また同じ渓谷内を歩いて戻ってくるという流れです。

(*2023年現在は一方通行になっています。)

歩きながらガイドさんがあれこれ説明してくれたり、
撮影のアドバイスをしてくれたり、
記念写真を撮ってくれたりします。


こんな感じの写真もガイドさんが撮ってくれます。

これは「上を見て!(Look up!)」
と言われたとおりした結果。

アンテロープキャニオンは
マーブル模様の渓谷内がとても美しいところ。

でも案外写真の方が綺麗に見えます。

実際は写真ほどオレンジ色ではありません。

ただ夏のツアーに参加するとキャニオン内の実情は…

こんな状態!

各ツアー会社がフル回転で観光客を処理してる感じでした。

一旦反対側に出て、戻ってくる時はもっとすごい人混み。

渓谷内が狭いという理由もありますが、
すれ違うのもやっとでした。

わたしと同じ時間スタートのフォトツアーに参加した夫は、
わたしが一往復している間になんども渓谷内を行き来していて、
なんだか楽しそうな様子。

それもそのはず。

できあがった写真を見ると
元々の技術の差はもちろんだけど、
フォトツアーのメリットを強く感じました。

わたしがカメラで撮った写真は
どうもイマイチな仕上がりばかり。

スマホで撮った写真の方がマシなぐらい!

と、散々でした…。

フォトツアーで撮れるアッパーアンテロープキャニオン


フォトグラファーツアーの強みは、
ガイドさんが人を避けてくれるので、
地面まで撮影できるところ。

なのでアンテロープキャニオンの
ダイナミックさがより伝わります。

一般ツアーだと、
人を入れたくないならカメラを上に向けてしまうので
中途半端な写真になりがち。

また渓谷の壁部分からは常に砂が落ちてきているので、
カメラに砂が入り込まないか気になる。

渓谷内でのレンズ交換は絶対避けましょう!


このライトビーム。

これは7-9月の間の
11-13時ぐらいの時間帯にだけ見られる現象です。

本当にこのように見えます。

フォトグラファーツアーでないと
地面まで一直線に落ちる
ライトビームを撮影することはできません。

一般ツアーでもこの時間帯のツアーは
通常より10ドル高くなっています。

でもそれを支払う価値は充分あります。

写真はうまく撮れなかったけど、
実際にライトビームをこの目で見ることができ感動しました!

アンテロープキャニオンツアーの種類・紹介


前述したとおりアンテロープキャニオンへ入るには
ツアー参加が絶対条件です。

ツアーにはいくつか種類があります。

  • 現地ページの町からの参加するツアー
  • アッパー・ロウアーの両方行くツアー
  • ラスベガスやセドナなどから行くツアー
  • アンテロープキャニオン以外のスポットにも行くツアー

これらのツアーは車(レンタカー)があるかどうか、
出発地点がどこかによって選びかたが変わってきます。

数多くのツアー会社が
アンテロープキャニオンへ行く
ツアーを販売していますが
今回は日本語で予約できるツアーを紹介します。

ベルトラのツアー

現地オプショナルツアーを数多く取り扱う
日本のツアー催行会社「ベルトラ(Veltra)」。

今回はアリゾナ州セドナ発着のツアーを紹介しますが
ラスベガス発着ツアーも数多くあります。

ひとつめはアンテロープキャニオンに加え
ホースシューベンド、レイクパウエルなどにも行くツアー。

アンテロープキャニオンはアッパーかロウアーのどちらかが選べ
ランチも含まれた日帰りツアーです。

日本語もしくは英語ガイドが付いています。

気になるかたは詳しくは下記のリンクをチェックしてみてください。

アンテロープキャニオン・ホースシューベンド日帰りツアー(セドナ発着)

もうひとつはアッパーアンテロープキャニオンの
写真撮影に特化したツアーです。

ホースシューベンド、レイクパウエルなどにも立ち寄りますが
アンテロープキャニオンでは光のビームが差し込む
11時から午後1時の時間帯に入場できるのが特徴。

前項で紹介したライトビームが見られるのは
このタイプのツアーのみ!

感激度がまったく違うので
11時から午後1時の時間帯に入場するのを
強くおすすめします!

日本語ガイド・ランチが付いたこのツアーの詳細は
以下のリンクをチェックしてみてください。

アンテロープキャニオン写真撮影日帰りツアー(セドナ発着)

KKdayのツアー

台湾に本社があり日本にも拠点のある
ツアー会社「KKday」。

台湾をはじめ、アジア・日本のツアーが豊富ですが
欧米の国々でのツアーも取り扱っています。

すでにKKdayのアカウントをお持ちなら
利用しやすいですね。

今回は現地ページの町発着のツアーを紹介しますが
ラスベガス発着でホースシューベンドなどへも行く
ツアーも取り扱っています。

ツアー予定日の5日前までは
無料でキャンセルできるのが嬉しいポイント。

車(レンタカー)で周遊していて
集合場所まで自力で行ける人は
価格的に最も安いこのツアーがベストでしょう。

アッパーアンテロープキャニオン日帰り観光ツアーを見てみる

ゲット・ユア・ガイドのツアー

ドイツのベルリン、スイスのチューリッヒに拠点がある
特にヨーロッパのツアーが豊富な
ゲット・ユア・ガイド(Get Your Guide)」。

今回は現地ページの町発着のツアーを紹介しますが
ラスベガス発着ツアーも数多くあります。

紹介するのはわたし自信が体験したタイプの
アッパーアンテロープキャニオンの英語ガイド付ツアー。

ツアー予定日の4日前までは
無料でキャンセルできるのが嬉しいポイント。

車(レンタカー)で周遊していて
集合場所まで自力で行ける人は
価格的に最も安いこのツアーがベストでしょう。

アッパーアンテロープキャニオンガイドツアーを見てみる

まとめ:アンテロープキャニオンはツアー参加が必要

アリゾナ州ページの町にあるアンテロープキャニオン。

アッパーとロウアーの2種類あります。

どちらもツアーに参加が必要ですが
アッパーの方が人気でおすすめ。

各ツアーは以下のリンクをチェックしてください。

ひとつ覚えておきたいこと。

アメリカはチップ社会です。

なのでツアーの終わりにガイドさんに
10ドル程度のチップを払うことをお忘れなく

これはわたしの失敗からのアドバイスです。

ツアーの前にお財布を入れたカバンを
車に置いたままにしていたのでチップを支払えませんでした。

チップの10ドル(ほとんどの人が10ドル支払ってたので)を
ポケットに入れてからツアーに参加しましょう。

アメリカに興味がなくても行きたくなる!?グランドサークルを旅する前に知っておきたい情報アメリカに興味がある人ならいつでもアメリカに行ってみたいと思うでしょう。 そのような人は「グランドサークル」と聞いても何のことを指...
ABOUT ME
ひさよ
旅好き(32か国)50代女性のひさよです! スイス国境近くフランス在住12年 / 愛知県出身。 フランス・スイスを中心に実際に訪れてよかった国内外の観光情報をおとな女性向けにホンネで語ります。このブログが慌ただしい日々における暮らしの清涼剤になれたらいいなぁと思っています。