北陸新幹線が延伸してから観光地として人気急上昇の金沢。
なにが見どころなの?
金沢ってそんなにいいところなの?
2015年12月。20年ぶりに訪れた金沢。
小京都な風景が残る街並みや海鮮がおいしいのが魅力。
今回の記事でわかるのは
1日で周遊できる金沢の魅力です。
- 金沢の見どころ
- 小京都の街並み
- おいしい金沢
金沢市の概要
人口 | 2015年9月現在 465,624人 |
外国人登録 | 2015年9月現在 4,548人 |
面積 | 468.64㎢ |
人口密度 | 994人/㎢ |
名所・観光スポット | 兼六園、金沢城址、長町武家屋敷跡、ひがし茶屋街、 金沢21世紀美術館、近江町市場など |
金沢市は石川県の県庁所在地。
江戸時代に「加賀百万石」と呼ばれたほど、加賀藩の城下町として栄えました。
現在では、後述する日本三名園のひとつとして知られる「兼六園」などの観光資産にも恵まれた観光都市でもあります。
金沢市の気候は、日本海側気候で1年を通して雨の多い地域で、「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるくらい。
春・夏は晴天の日も多いけど、冬は曇りか雨、積雪もあります。
金沢への旅行では、季節によっては傘が必需品。
旅の予定が決まったら「天気予報チェック」をお忘れなく!
軽量の折り畳み傘なら荷物にならず便利です。
金沢へのアクセス(公共交通機関の場合)
東京から:北陸新幹線で約2時間30分
名古屋から:東海道新幹線「米原駅」ー 特急しらさぎに乗り換えて約2時間30分
大阪から:特急サンダーバードで約2時間30分
金沢の見どころ
以来前田家は14代にわたりこの地を治め、のちに加賀百万石と呼ばれる大きな藩を築きました。
写真は現在金沢城公園となっている金沢城址の入口「石川門」。
歴史ある街なので古き良き日本を感じられる風景が見どころな金沢。
今回見どころとしておすすめするスポットは実際に1日で周遊できた金沢名所です。
宿泊しなくてもこれだけ見ることができる、コンパクトで周遊しやすい金沢の最大の見どころを3箇所みていきましょう。
1. 日本三名園のひとつ兼六園
兼六園は水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並ぶ
日本三名園のひとつとされ、
優れた景勝を持つ日本庭園と位置づけられています。
兼六園は江戸時代に加賀歴代藩主によって長い年月をかけて作られた大名庭園。
元々は金沢城の外郭庭園でした。
若い頃見た時には良さを感じませんでしたが、歳を重ねた現在は兼六園の魅力を感じられる
ように。
歳を重ねるのも悪くないです。
兼六園を象徴する風景である徽軫灯籠(ことじ とうろう)。
徽軫灯籠(ことじ とうろう)と唐崎松は兼六園を代表する景観です。
見どころ満載の兼六園。
そのためかなり長い時間滞在していたので、しまいには園内各箇所でライトアップされました。
兼六園の中でも印象的だったのは、形のいい灯籠と枝ぶりのいい松のコンビ。
園内にある時雨亭(しぐれてい)。
ここはお休み所にもなっていて、お茶をいただくことができます。
お休み所でいただけるのは、
抹茶セット(オリジナル生菓子付き)720円
と煎茶(和菓子付き)310円の2種類(2015年12月現在)。
せっかくなので両方チョイスしました。
抹茶セットはちょっと高い。
そして煎茶セットはちょっと物足りない。
お茶セットに関しては満足いくものではなかったですが、
時雨亭自体の内装や庭が素晴らしいので入ってみてよかったです。
各床の間には掛け軸と季節の花が飾られていて何とも風流です。
雪景色を見ることはかなわなかったけど、念願の雪吊りは見ることができました。
手入れのいき通った庭園は季節ごとに違う表情を見せてくれるようなので、また別の時期に再訪したいです。
2. ひがし茶屋街
兼六園の後訪れたのですでに暗くなっていた「ひがし茶屋街」。
兼六園からだと徒歩でラクラクいけます。
日が暮れた後は街灯が灯り、よりいい雰囲気になります。
2001年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、
保存策が進められているとのこと。
私たちがひがし茶屋街に着いた頃には、ほとんどの店(お土産屋やお茶屋)は閉店時間を迎えたころで、お茶することができず残念でした。
でも美しい出格子のある街並は京都の祇園を彷彿させ、また違った魅力もあり。
それほど長い通りでもないですが、独特の雰囲気を味わえるので、そぞろ歩きするだけでも充分楽しいです。
金沢市内には他にも
- 長町武家屋敷跡
- にし茶屋街
- 主計町(かずえまち)茶屋街
といった保存地区があり、
金沢の歴史を感じることができます。
3. 駅前のもてなしドームと鼓門
金沢駅の兼六園口(旧東口)にはドーンと大きな門が立っています。
「もてなしドーム」と呼ばれる総ガラス製の巨大ドームと、
鼓(つづみ)をモチーフにした木製の鼓門が重なったデザイン。
雨や雪が多い金沢で、
「駅を降りた人に傘を差し出すもてなしの心」を表現したドームだから
「もてなしドーム」と名付けられたとのこと。
2011年には世界でもっとも美しい駅14選中の6位に選出されたこともある金沢駅。
金沢のパワーを感じられ、デザイン自体も斬新!
(写真がイマイチですみません…。)
グルメなまち金沢
グルメなまち金沢を代表する「近江町市場」。
訪れた時はすでに多くの店が閉まっていたので利用できませんでしたが、
ここは一度訪れておきたい。
近江町市場に行きそびれた人には金沢駅が便利。
金沢駅構内では金沢のおいしいものがあれこれ買えます。
実際に買って食べたのは電車内で食べやすいように、
直前に訪れた福井の小浜で食べ損ねた焼きサバ寿司。
そして富山名物ます寿司。
写真右下の「烏骨鶏かすていら」は
ひがし茶屋街にあったお店で購入したもの。
金沢駅のお土産屋さんには魅力的な商品が満載でコレ以外にも
「俵屋のあめ」や「濃茶落雁」などついつい買ってしまいました。
落雁(らくがん)は上品なお茶の味で少しずつしか食べられないので、
ドカ食い防止もできるおすすめな和菓子です ww
金沢人気のわけは?
それでもこれだけ見回れます。
それは「金沢の町は見どころがコンパクトにまとまっている」
からだと感じました。
金沢駅から徒歩でも充分あちこち回れます。
(*多少歩き慣れている人に限りますが)
実際兼六園からひがし茶屋街、金沢駅まで全て歩きでした。
(ちなみにわたしたちはかなり健脚 ww)
金沢は、観光のしやすさと
兼六園をはじめとする江戸時代からの
武家文化を感じられる保存地区があること。
近江町市場に代表されるようにグルメな町であること。
金沢が人気の観光地な理由、わかります!
まとめ:どうして金沢が人気観光地なのか実際に行くとよくわかる
北陸新幹線の延伸以降、さらに人気アップした観光都市「金沢」。
日帰り旅で訪れた金沢で過ごせたのは半日ちょっと。
そんな短い滞在時間でも以下の4つのスポットを楽しめました。
- 兼六園
- ひがし茶屋街
- 金沢駅前「もてなしドーム」
- 金沢駅構内ショッピング
金沢の町は、見どころがコンパクトにまとまっているため、徒歩でも周遊しやすい。
特に40代以降のある程度歳を重ねた人にとっては、武家文化や伝統工芸などを楽しめる文化的で知的好奇心を満たしてくれる面があること。。
そしてどんな年代でも満足できるグルメな町であること。
実際に金沢を訪れて人気観光地だということが実感できました。
金沢に行ってみたくなりましたか?