スペイン

バルセロナでガウディ以外の見どころ7選

2019年4月にバルセロナへ4泊5日の女子旅へ出かけました。

バルセロナは見どころがとにかく豊富。

オーバーツーリズムになる程多くの観光客が押し寄せる意味がよく分かりました。

写真好きなら写真撮りたくなるようなスポット満載で街歩きだけで楽しい!

バルセロナはガウディ関連スポットが人気ですが、今回の投稿ではガウディ以外の見どころを7箇所お伝えします。

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バルセロナ市内で見ておきたいスポット7箇所

他の投稿でバルセロナ市内の見どころとして、ガウディ関連スポットFCバルセロナのカンプノウスタジアムなどをオススメしてきました。

バルセロナにはそれ以外にもいいとこあるんです。

その中から超穴場を含めた7箇所取り上げます。

1. エスパーニャ広場周辺

バルセロナ郊外の人気スポット「モンセラート」行きの電車が発着するのがこのエスパーニャ広場。

エスパーニャ広場自体もスケールの大きなモニュメントがあったりして見応えあります。

上の写真にある茶色い円形の建物は現在はショッピングセンターになっていますが、昔は闘牛場だったとか。

わたしは闘牛反対派なので、この再利用には拍手を送りたい!

エスパーニャ広場のモニュメントの向かいには高い塔が2つ並び門のようになっていて、そこから大通りが続いてます。

その先に宮殿のような建物が丘の上に建っているのが目に入ります。

こちらはカタルーニャ美術館。

バルセロナ最大級の美術館でとても1日じゃ見切れないコレクションがあります。

通常は入場に12ユーロかかりますが、わたしたちが訪れた時はなんと無料!

カタルーニャ美術館に無料で入場できるのは以下のとおり。

・土曜日の15時以降
・第1日曜日
・5月18日、9月11日

館内のカフェでお茶しただけでしたが、とにかく広い美術館。

ロマネスク時代の美術に興味がある方は必見。

カタルーニャ美術館からの眺め!

丘の上からバルセロナ市内が山に向かって一望できます。

山の上に何かあるのが見えますか?

ここはティビダボ(Tibidabo)という名の丘。

丘の上に見える建物はサグラト・コル(Sagrat Cor)教会です。

ティビダボの丘には遊園地もあります。

バルセロナで一番の眺め、ということでいきたいとも思ったのですが、時間的に難しくて断念。

でもティビダボの丘はカタルーニャ美術館からだけでなく、市内からでも見ることができます。

カタルーニャ広場からホテルのあったディアゴナルへ向かう道から見えたティビダボ。

もう少しズームすると遊園地の様子もなんとなく見えてきます。

こちらはバルセロナを訪れるのが2度目以降の方にとって、違った角度から見るバルセロナ

という楽しみ方ができるんじゃないかなと感じました。

2. ボケリア市場

バルセロナを訪れたらきっと一度は通り過ぎるランブラス通りにある屋根付きの市場。

野菜、フルーツ、肉、魚、チーズ、パン、食事処などなど数多くの店舗が並びます。

観光地化された感は否めないけど、バルセロナの人が食するものを見るのが楽しいところ。

在住地のフランスのスーパーではスペイン産の野菜果物がたくさん並んでるので、本場の農産物を見るのを楽しみにして訪れました。

他にもおみやげになりそうなスイーツ類も売られていて食べることが好きな人なら何時間も過ごせるスポットです。

食べ歩きしやすそうに売られてたいちごカップをいただきました。

フレッシュでおいしかった!

訪れた当時はどこも現金払いがメインでした(2024年時では変更してるかも)。

念のためボケリア市場を訪れる前に現金を多少用意しておくといいでしょう。

3. ランブラス通りから海へ行く

カタルーニャ広場から伸びるランブラス通りはバルセロナを訪れる人なら一度は歩く通り。

ランブラス通りはそのままずっと歩いていくと海にたどり着きます。

海側から街の方向を見た風景。

右手にある高い塔はコロンブスの記念塔(Mirador de Colom)。

一応観光スポットらしいですが、この塔の周りは普通に車が走ってるし、近いと高すぎてカメラにはおさまりません。

海にたどり着いたんだな、という目安ぐらいでいいかと。

海沿いの道にはヤシの木が植えられていて市民のジョギングコースみたいでした。

マリーナの脇を歩いたり走ったりするのは気持ちよさそう。

マリーナ脇から橋があり、その先にあるショッピングセンターに行くことができます。

多くの家族連れがそちらへ歩いていましたが、そこへ行くと友人との待ち合わせ時間に遅れそうだったので海岸沿いはここまで。

本当はバルセロネータと呼ばれるビーチにも行きたかったんですが、それも時間切れ。

バルセロナ、ほんと見たいとこばかりで最低でも1週間は滞在したくなります。

4. ゴシック地区

カタルーニャ広場から海側までの一画がゴシック地区と呼ばれるエリア。

観光スポットとして超有名なので改めて紹介するほどでもないですが、やはり見逃せません。

上の写真にある建物をつなぐ渡り廊下は撮影スポットなのでいつもたくさんの人で溢れかえっています。

人無し写真を狙うなら早朝しかなさそう。

ジャウメ(Jaume)通りにあります。

こちらも有名なバルセロナの大聖堂。

外観しか見てないですが壮麗です。

大聖堂への入場が午後からのみで入場料7ユーロ。(2019年当時)
(詳しい入場時間は公式サイトにてご確認ください。)

こちらは確か地下鉄「Jaume I」駅そばにあったティールーム。

かなり甘そうだけどこれだけスイーツが並ぶとスイーツ好きにはたまらない光景です。

5. ボルン地区周辺

日曜日でもオープンしているお店が多いボルン地区。

どこからどこまでがボルン地区なのかはっきりはわかりませんが、だいたいピカソ美術館がある辺りからシウタデリャ公園ぐらいまでなのかな、と。

こちらは見たままバルセロナの凱旋門。

ここからシウタデリャ公園に続きます。

インスタグラムでよく見かけた凱旋門。

ものすごく立派ですが、うまく撮影するのは難しい被写体。

わたしもイマイチな写真しか撮れず。

シウタデリャ公園を歩いた後、適当に歩いていたら目についた「ボルン・カルチャーセンター」。

ランチまでの時間つぶしにと思って何気なく入ってみると、、、

ええ!?何コレ??

外観がランブラスにあるボケリア市場に似てるからマーケット(市場)だと思って入ったら考古学の世界が広がってました。

その昔ローマに行ってフォロ・ロマーノなどを見てすっかり考古学の世界に惹かれたわたし。

それにしてもバルセロナの街の真ん中に突如現れた遺跡。

コレはなんぞや?と思ってパンフレットを見ると、

・1876年から1971年までは主にフルーツや野菜を売る市場だった
・その後、枠組みは残したまま図書館に変更しようと地面を掘り出したらこのような遺跡が現れた
・調査後、ここは1700年初頭に受けた攻撃(なんの戦いなのかは不明)の結果、建物や街並が破壊され埋もれてしまった結果の遺跡であることがわかった

ということが書かれていました。

なんかすごいところなのに無料で入場できるところも素晴らしい。(ガイドツアーは有料)

遺跡好きな人はぜひ訪れていただきたいです。

ボルンカルチャーセンター(El Born Centre de Cultura/Memoria)
https://www.barcelona.cat/en/

こちらはバルセロナの中でも有名な観光スポットであるカタルーニャ音楽堂(Palau de la Música Catalana)。

音楽堂がボルン地区にあるのかははっきりしませんが。

位置的にはよりカタルーニャ広場に近いです。

ちなみにカタルーニャ音楽堂は世界遺産に登録されています。

わたしは外観と無料で入ることができる範囲しかみていませんが、ものすごく装飾的な建物です。

周辺の道幅が狭いので、外観をカメラに収めるのは至難の技。

音楽好きな方はぜひこちらのガイドツアーに参加して芸術的なホールを見てみてください。

友人はわたしがカンプノウツアーに参加している間、こちらのツアーに参加してました。

(友人撮影の写真を借りています)

ガイドツアーは55分間から。
(ガイドツアーの種類は公式サイトをご参照ください。)

ピアニストである友人はこのツアーに大満足してました。

クラシカルなホールは現在もコンサートホールとして利用されているのでタイミングが合えば実際のコンサートを見てみたいとも(友人談)。

6. サンパウ病院(世界遺産)

こちらも上記のカタルーニャ音楽堂とともに世界遺産に登録されているので有名な観光スポットサンパウ病院(Hospital de la Santa Creu i Sant Pau)。

こちらでは2009年まで普通に診療が行なわれていたという本当の病院。

こんなデコラティブな病院って見たことない!

現在は見学ツアーも行なわれていますが、価格が15ユーロから。

ということで外から眺めただけ。

これだけでも充分満足でした。
(詳しい見学ツアーの種類や価格に関しては公式サイトをご参照ください。)

サンパウ病院は中心から少し離れているので、サグラダファミリアを訪れる前後に行くと効率がいいです。

サンパウ病院からサグラダファミリアへは真っ直ぐ一本道です。

個人的には先にサンパウ病院を訪れて、サグラダファミリアに向かって歩くのが感激度が高いと思います。

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7. 超穴場!Pati Manning

確かここはインスタグラムで見つけたスポット。

正方形の廻廊に囲まれた中庭にカフェがあっていい写真が撮れそうだと感じたので、お茶がてら行ってみました。

滞在中唯一雨がちな日でちょうど雨宿りになりました。

ここは「Pati Manning」というカルチャーセンターとなっているようです。

カフェの人にお手洗いの場所を聞いたら鍵を渡されて2階にあると。

オフィスがあったり、何か会議など行なえるような部屋があるような雰囲気でした。

こちらでいただいたコーヒーがバルセロナでの最安値!

友人がトイレに行っている間に支払いに行ったら、コーヒー2杯で2.30ユーロ!

最初1杯分なのかと思ったぐらい。

全然観光客向けなところじゃないのでこの値段なんでしょうね。

場所はわかりにくい(カタルーニャ広場から歩いて行ける)ので、Googleマップとにらめっこで行くしかないです。

Pati Manning
C/ de Montalegre, 7, Ciutat Vella, 08001 Barcelona(Googleマップを見る

モンセラートは時間がある人向けスポット

バルセロナから電車で片道1時間ほどで行けるユニークなスポットで大人気のモンセラート。

パノラマ写真なのでイメージが少し曲がってますが、岩山に建物が張り付くように建てられている風景はなんとも不思議でオンリーワン感たっぷり。

モンセラートでの見どころは大聖堂。

上の写真は大聖堂のメイン入口から入った後にある回廊から見える風景です。

そんなに大きな大聖堂ではないけど、どうやってこの土地にこれだけの建物を建設することができたのか、と思わず考えちゃいます。

大聖堂内にある黒いマリア様が一番人気ですが、とにかく人気すぎて早くに行かないと大行列が出来上がっています。

わたしたちは特に興味がなかったので、その大行列を

「大変そうだな」と横目で眺めただけでした。

後この大聖堂で見逃せないのが、少年合唱団による演奏。

演奏というか賛美歌の斉唱です。

10分間ほどの短い時間ですが、清らかで心が洗われるような賛美歌を聴くことができます。

ただこの斉唱中は写真撮影が禁止されています。

でもスマホ撮影してる人たくさんいました……

確実に演奏を聴くために「モンセラート観光局サイト」で確認してから出かけることをおすすめします。

登山列車のホームから見える景色。

ユニークな地形ですが、普通のカメラ(レンズ)だとどうも上手く撮れません。

撮影するならドローンがあれば理想的です。

ただそれほど見どころも多くないモンセラート。

大聖堂見たら終了、みたいな。

なのでバルセロナ滞在の時間が短い方は特に訪れなくてもいいんじゃないかな、と個人的には感じました。

まとめ:バルセロナでガウディ以外の見どころ7選

行く前は4泊5日もあればバルセロナで見たいことろは全部見られるだろうと思ってました。

でもそれは大まちがいでした。

バルセロナは見どころがいっぱい!

多くの人が訪れて多くの人がリピーターになる、というのがよくわかります。

今回の投稿で紹介したのはガウディ関連以外のバルセロナでの見どころ7選。

  1. エスパーニャ広場周辺
  2. ボケリア市場
  3. ランブラス通りから海へ行く
  4. ゴシック地区
  5. ボルン地区周辺
  6. サンパウ病院(世界遺産)
  7. 超穴場なPati Manning

バルセロナは食べ物もおいしいし、日本人の味覚にも合うと感じました。

ぜひまた行きたいバルセロナ。

バルセロナ観光の参考になれば嬉しいです。

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旅好き(32か国)50代女性のひさよです! スイス国境近くフランス在住13年 / 愛知県出身 フランス・スイスを中心に実際に訪れてよかった国内外の観光情報をおとな女性向けにホンネでお伝えします。国内外レアな旅先が多く登場。またカフェやチョコレート情報もお届け。