歴史好き、仏像好き、寺社めぐり好き、御朱印集め好きな人が近年増えているとのこと。
これらの趣味を持つ女性は「歴女」、「仏女」、「神社ガール」、「御朱印ガール」などと呼ばれているようで。
京都や奈良には数多くの寺がありますが、東京にも味のある寺院がいくつかあります。
本投稿では落ち着いた人気エリアの目黒にある2つの寺院を紹介します。
特に仏像(石仏)好きは必見!どちらも目黒駅から徒歩圏内です。
目黒駅からすぐ「大圓寺(だいえんじ)」
目黒駅西口から行人坂というかなり急な坂を下って行く途中にある大圓寺(だいえんじ)。
1600年代前半に創建された天台宗の寺院です。
大圓寺の目玉は五百羅漢の石仏群やその他の魅力的な石仏です。
ここまで並ぶと壮観!
境内は決して広くはないけど、五百羅漢像には圧倒されます。
他にも感じのいい石仏を見つけることができる大圓寺。
新しめのお地蔵さんたち。可愛らしさに癒されます。
こちらは道祖神という通常は道の辻などに置かれる石像で、置かれている村の守り神もしくは、旅や交通安全の神様。
大圓寺にある道祖神像は男女が手をつなぎ合って寄り添うさまがとても愛らしくほのぼのとした気分になる石像。
なんかほっこりします。
絵馬は神社にだけあるものかと思っていたけど、寺院にもあるんですね。
大圓寺は江戸城の裏鬼門(南西)を守るために建立された寺院で、その守り神的存在が境内に祀られている大黒天。
ご利益は開運出世・病気治癒・招福。
拝観した日はちょうどお釈迦様の誕生日を祝う花祭りの日(4月8日)でお茶がふるまわれていたことからたくさんの拝観者がいました。
釈迦堂(生身釈迦如来像が安置されている)の開帳日であったことも人が多かった理由かも。
地元で親しまれる目黒不動尊(瀧泉寺)
大圓寺と同じく天台宗寺院である目黒不動尊。
正式名は瀧泉寺(りゅうせんじ)ですが目黒不動尊として地元の人には知られています。
目黒不動尊は808年に天台宗三代座主の慈覚大師(じかくだいし)円仁(えんにん)がここに不動明王を祀ったのがはじまりとされている古刹。
目黒不動尊は桜の名所でもあるのかな?
桜のピークは過ぎてましたがまだまだ綺麗でした。
境内の一角には桜のじゅうたんができあがってました。
手水舎の龍がご立派。
釈迦如来像かな?
桜のバックグラウンドがいい感じ。
目黒不動尊にも絵馬がありました。
愛染明王とは人間の愛欲をそのまま悟りに導く密教の明王。
なので見た目は恐ろしい形相をしてますが、恋愛成就・美貌を願う庶民の信仰の対象でもあります。
ということで、目黒不動尊の縁結びの絵馬には「愛染明王」と記されています。
こちらは目黒不動尊の愛染明王蔵。
まだ新しい仏像ですが、やっぱり見た目は怖い。
一見縁結びとは縁がなさそうですね。
目黒不動尊では可愛らしい狛犬を見ることもできます。
狛犬といっても犬じゃないのが普通だけど、ここに置かれているのは正真正銘の犬。
しかも耳が垂れた和犬。
子犬も周りにいてなんともかわいらしい。
本堂に向かう石段の下にある独鈷の滝周辺でも様々な石仏を見ることができます。
これは不動明王像かな?
こちらもちょっといかついけど、心の内外の悪魔を取り払ってくれるありがたい明王様です。
まとめ:目黒駅から徒歩圏内にある大圓寺と目黒不動尊
目黒駅から徒歩で行ける2つの寺院を紹介しました。
大圓寺はJR目黒駅から徒歩5分ほどのところにある天台宗寺院。
五百羅漢の石仏群が特に印象的なこじんまりとした寺院です。
目黒不動尊も同じく天台宗寺院。
地元の人に親しまれる地元に根ざした寺院ですが、石仏好きには魅力的な石仏の多い寺院です。
目黒を全く知らないわたしたちがここに行けたのはこちらの書籍のおかげ。
別記事でも紹介したことのある書籍ですが、仏像(石仏)好きなら持っておきたい1冊!
全国各地の石仏案内なので、見てるだけであちこち旅したくなります。