【イタリア】風光明媚なベルガモ(Bergamo)を見逃すのはもったいないです!
- 2016.05.13
- イタリア
- cafe world, medieval town

ミラノの北東部約40kmに位置するベルガモ(Bergamo)という町をご存知でしょうか?
ミラノからも電車で1時間ほどで行け、日帰りも十分可能な人口11万人ほどの歴史ある町です。コモ湖から次の湖に移動する中間地点にある町なので立ち寄ってみたんですが、足を止めて大正解でした!ここはわざわざ足を運ぶ価値のある美しい町です。
ベルガモの概要
紀元前からの歴史を誇るベルガモ。その後ヴェネツィア、ナポレオン、オーストリアと様々な支配を受けながらも1861年のイタリア統一でイタリア王国が誕生し、ベルガモはその一都市となり現在に至っています。
上のパノラマ写真は ベルガモのチッタ・アルタ(直訳すると高い位置にある町。ベルガモ・アルタとも呼ばれる。)からチッタ・バッサ(低い位置にある町)の眺め。この眺めがベルガモの魅力のひとつでもあります。
おおまかにチッタ・アルタは旧市街、チッタ・バッサは新市街が形成されています。何の予備知識もなく訪れたベルガモで、チッタ・バッサから見たチッタ・アルタがとてもユニークで「あそこに行ってみよう!」とたどり着いたらどうもここがベルガモで一番の観光地な様子。いい具合に感が働いてとても楽しい体験となりました。
チッタ・アルタは外せません
時間の都合でベルガモではこのチッタ・アルタしか見てないのですが、ここが何より外せないスポットなのでベルガモに行かれた際はチッタ・アルタに行くことをお忘れなく。
電車で行かれた場合、チッタ・アルタへ行くにはベルガモ・バッサの駅から1番のバスに乗り、さらにケーブルカー(funicolare)に乗り換える必要があります。
到着してまず目前に広がるのは、
この景色。壮観ですね〜。統一感のある街並みってやっぱり美しいです。
これはヴェネチアン・ウォールというベルガモがヴェネチアに支配されていた時代に作られた城塞でその先に見える白い門はサン・ジャコモ門です。ちなみにココ、世界遺産候補に挙げられているそう。世界遺産登録されてもおかしくないユニークなチッタ・アルタ。近々登録されますかね〜?
ヴェネチアン・ウォール沿いにはこのようなマロニエ並木が続きます。気持ちいい空間が広がっていました。
チッタ・アルタはまだ上に続いてます。
こちらはコッレオーニ礼拝堂(Cappella Colleoni)。バラ窓が印象的な教会兼霊廟です。
ヴェッキア広場というチッタ・アルタの中心にある広場。まわりにはバールやレストラン、ジェラート屋などあり多くの人で賑わっていました。
ヴェッキア広場の角にある大鐘楼(Campanone Torre Civica)。この上に上ることもできるようです。
ヴェッキア広場からの眺め。金色の彫像が乗っかってる建物はベルガモのドゥオモ(大聖堂)です。内部も豪華なようです。(入らなかったので未確認。)
ヴェッキア広場周辺に見どころが集中しているので見回りやすいです。
大人気のピザ屋兼パン屋「Il Fornaio」
ヴェッキア広場から続く細い道を進むと、妙に人が溢れてるお店がありました。そのお店を覗いてみると、、、
ひゃー!どれも美味しそう!
たくさんの人が並んでたけどここは並んででも入ってみる価値ありでした。購入の仕方は以下の通りです。
2. 店の入口から向かって右手にあるキャッシャーでレシートを見せて料金を支払う。
3. 最初に注文したカウンター側にあるオーブンで温めてくれるので、それを受け取る。商品名を大きな声で言ってくれるので、自分が注文したものを覚えておく。
4. 店内奥または2階にある席で食べるか、そのままお持ち帰り。
お店の人は人によっては英語が話せる人もいました。商品名がわからなくても指差しで何とかなりそうなのでチャレンジしてみてください。

ピザ生地はイタリア特有の薄い生地ではなく、ふわっとした少し厚めの生地。注文したのは写真の一番手前にあるきのことモッツァレラチーズのピザ(4.60ユーロとお安め)。
生地以上に上に乗った具材がフレッシュで、こんなに美味しいピザを食べたのは本当に久しぶりでした。ピザも食べやすいようにカットしてくれるので食べやすく、大きさも女性なら一切れでランチには十分な量でした。あまりに美味しくてあっという間に平らげちゃいました。
Il Fornaio
Via Bartolomeo Colleoni, 1、24129 Bergamo
Tel: +39 035 249376
営業時間:8:00 – 21:00(休みなし)
注意点:支払いは現金のみ
休憩は歴史あるバール「Caffe del Tasso」で
他のバールがあまりにも混み合っていて、消去法で入ったバールでしたが、雰囲気がよくいい休憩時間となりました。コースターに印字されたのを見ると、1476年創業とのこと。確かに歴史を感じる佇まいでした。
バール(お茶やお酒が飲めるカフェのような店)としてだけでなく、レストランも兼ねているようで食事をしている人もいました。
ちなみにここでも英語対応OKでした。
Caffe del Tasso
Piazza Vecchia, 3、24129 Bergamo
Tel: +39 035 210528
営業時間:9:30 – 0:00(休みなし
まとめ
今回のイタリア湖水地方の旅で一番気に入った町ベルガモ。
ベルガモットという柑橘系フルーツの名前の由来になったとも言われているベルガモですが、特にそれに因んだ何か特産物があるようには見受けませんでした。
夫(写真家)はせっかくだからと、バールでアールグレイティーを注文しましたけど。(アールグレイティーはベルガモットで香りづけされている。)
とにもかくにもベルガモはとても魅力的な町なので、ミラノ周辺へ行かれたらぜひ足を運んでみてください。
ベルガモ観光のご参考に
Visit Bergamo: http://www.visitbergamo.net/en/
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