イタリア・ミラノの北部にあるコモ湖をご存知でしょうか?
ジョージ・クルーニーの別荘があるところ、として有名になった感があるコモ湖。
たしかにコモ湖畔には高級感あふれるホテルや別荘(本宅)もありますが、誰でも行けます!
今回の投稿では、誰でも楽しめるコモ湖の見どころをご紹介します。

コモ湖ってどこにあるの?
地図で見るより実際訪れてみると結構大きな湖だと感じるコモ湖。
(*コモ湖はイタリア第3の大きさの湖。面積は146㎢。)
それはこんな形をしていることも理由のひとつかも?
漢字の「人」という字のような形をしたコモ湖。
コモ湖を1周しようとすると、入り組んでいるので時間がかかるから大きく感じます。
訪れた時は、コモ湖以外にもイタリア湖水地方にある湖をいくつか周りたかったので、南側だけ周遊しました。
コモ湖はローマ帝国の皇帝が保養のために訪れたとも言われるくらい大昔からヨーロッパきっての避暑地。
これがコモ湖畔にはゴージャスな建物が多い理由。
ジョージ・クルーニーもそんなゴージャスな雰囲気が気に入ったんでしょうね。
湖畔の町のひとつであるトレメッツォ(Tremezzo)ではこんなホテルも見かけました。
グランドホテル・トレメッツォ(Grand Hotel Tremezzo)という5つ星ホテル。
庶民は外から眺めるだけ。それにしても高級感たっぷりですよね。
これ以降は、庶民でも誰でも訪れることができるコモ湖の見どころをお伝えします。
リゾート感たっぷりのベッラージョ(Bellagio)
湖畔からみたベッラージョ(Bellagio)の町。
コモ湖は「人」の字のような形をしていると前述しましたが、その二股に分かれる地点にあるのがこのベッラージョという町です。
コモ湖畔でまともに街歩きをしたのが唯一このベッラージョでした。
この町にあるヴィラ・メルツィ(Villa Melzi)に行きたかったのがその理由です。
サマーハウスとして作られたヴィラ・メルツィ(Villa Melzi)
1808年から1810年にかけて当時の有名な建築家ジョコンド・アルベルトッリによって建てられたヴィラ・メルツィ。
ネオクラシック様式のエレガントな別荘のまわりには広大な庭園が広がっています。
湖畔に並ぶプラタナスの並木道が壮観。
別荘前の湖畔テラス。ギリシャ風なコラムが印象的。
ダンテとベアトリーチェの東屋という名が付けられている建物。
ここでお茶をしたり、庭園散策中の休憩所として使用されていたとのこと。
優雅な一画です。
東屋近くにはちょっとだけ和風な庭園もありました。
もみじがあるから和風というのもいささか強引かもしれませんが。
いろんな種類のもみじが池のまわりに植えられていて、風情のある空間でした。
日差しが強い季節にはこの池のまわりはひんやりして気持ちがいいです。
ヴィラ・メルツィ(Villa Melzi)は入園料が必要な庭園。
優雅な散策を楽しむことができるのでベッラージョへ行かれた際はぜひ訪れてみてください。
ヴィラ・メルツィ(Villa Melzi)
開園時間:9:30 – 18:30(3月下旬から10月の期間)
入場料:8.00ユーロ(2021年時)
注意点:犬連れの場合はリードにつなぐこと。自転車は入場不可。
ベッラージョ(Bellagio)の街並み
時間が限られたなかでの散策でしたが、素敵な街並みでした、ベッラージョ。
少し坂道になった路地裏。雰囲気がいい!
一瞬中東風なのかと思ったけど、やっぱりイタリア風なんですよね、きっと。
感じのいいカフェの入口。
結局ここのカフェには入らず、ベッラージョで食べたのは、、、
イタリアンジェラート!
フレーバーはピスタチオとレモン。
ちなみにカーディガンはおってますが、すでにかなり暑かったです。
5月前半でも天気がいいとイタリアは暑い。
この気候だからこそジェラートが美味しく感じるんですよね。
コモ湖畔のその他おすすめの町
湖の名前でもあるコモの町です。
ディナーを食べただけで街歩きはほとんどしなかったのが残念。
コモ湖畔では一番大きな町でドゥオモ(大聖堂)もミラノほどではないもののなかなか圧巻です。
コモはミラノからも電車で30分程度で行けるのでアクセスしやすいリゾート地。
周遊できなくてもコモの町で湖畔を歩くだけでも優雅な気分に浸れます。
リッチな町だからか、治安もよさそうな印象を受けました。
(かといって油断は禁物ですが)
まとめ:ミラノから気軽に行ける優雅なコモ湖の見どころ
時間の都合でコモ湖の南側の半分しか周遊できませんでしたが、街歩きをしたベッラージョはこじんまりとしたいい感じの高級タウンでした。
おすすめはこのベッラージョとコモの町。
ベッラージョにあるヴィラ・メルツィは冬はクローズしますが、おすすめの庭園です。
コモ湖畔では英語がほぼどこでも通じます。
イタリア人って外国語が苦手なイメージを持っていたけど、ここは人気観光地でもあるので英語は必須と考えてるんでしょうね。
おかげでストレスなく旅することができました。
とはいえ、やはり挨拶やお礼はイタリア語で言った方が相手にも喜ばれるので最低限の単語は知っていると便利かと思います。
- おはよう・こんにちは: Buon giorno(ブオン ジョルノ)ボンジョルノに近い発音で「ブ」を強調せず。
- こんばんは:Buona sera(ブオナ セーラ)ボナセーラに近い発音で「ブ」を強調せず。
- ありがとう:Grazie(グラツィエ)
