【イタリア】ミラノから気軽に行ける優雅な避暑地コモ湖畔の見どころ
- 2016.05.12
- イタリア

イタリア・ミラノの北部にあるコモ湖をご存知でしょうか?
ジョージ・クルーニーの別荘があるところ、として有名になった感があるコモ湖ですが、実際に訪れてみると高級感あふれるイタリアンリゾートだと感じます。今回はそんなコモ湖をご紹介します。
コモ湖の概要
地図で見るより実際訪れてみると結構大きな湖だと感じるコモ湖。(実際にイタリア第3の大きさの湖。面積は146㎢。)
それはこんな形をしていることも理由のひとつかも?
漢字の「人」という字のような形をしたコモ湖。それだからか1周しようと思うとなかなかに距離が長くなります。今回はコモ湖以外にもイタリア湖水地方にある湖をいくつか周りたかったので、南側だけ周遊しました。
調べてみると、コモ湖はローマ帝国の皇帝が保養のために訪れたとも言われるくらい大昔からヨーロッパきっての避暑地なんだそう。それだからコモ湖畔には豪奢な建物があちこちにあるわけです。ジョージ・クルーニーもそんなゴージャスな雰囲気が気に入ったんでしょうね。
湖畔の町のひとつであるトレメッツォ(Tremezzo)ではこんなホテルも見かけました。

グランドホテル・トレメッツォ(Grand Hotel Tremezzo)という5つ星ホテルです。庶民は外から眺めるだけしかできませんが、それにしても高級感たっぷり!
リゾート感たっぷりのベッラージョ(Bellagio)
湖畔からみたベッラージョ(Bellagio)の町。コモ湖は「人」の字のような形をしていると前述しましたが、その二股に分かれる地点にあるのがこのベッラージョです。コモ湖畔でまともに街歩きをしたのが唯一このベッラージョでした。この町にあるヴィラ・メルツィ(Villa Melzi)に行きたかったのがその理由です。
サマーハウスとして作られたヴィラ・メルツィ(Villa Melzi)
1808年から1810年にかけて当時の有名な建築家ジョコンド・アルベルトッリによって建てられたヴィラ・メルツィ。ネオクラシック様式のエレガントな別荘のまわりには広大な庭園が広がっています。
湖畔に並ぶプラタナスの並木道。これだけ並ぶと壮観です。
別荘前の湖畔テラス。ギリシャ風なコラムが印象的です。
ダンテとベアトリーチェの東屋という名が付けられている建物。ここでお茶をしたり、庭園散策中の休憩所として使用されていたとのこと。なんとも優雅です。
この東屋近くにはちょっとだけ和風な庭園もありました。
もみじがあるから和風というのもいささか強引かもしれませんが。いろんな種類のもみじが池のまわりに植えられていて、風情のある空間でした。日差しが強い季節にはこの池のまわりはひんやりして気持ちがいいです。
ヴィラ・メルツィ(Villa Melzi)は入園料が必要な庭園ですが、優雅な散策を楽しむことができるのでベッラージョへ行かれた際はぜひ訪れてみてください。
 
ヴィラ・メルツィ(Villa Melzi)
開園時間:9:30 – 18:30(3月から10月の期間)
入場料:6.50ユーロ
注意点:犬連れの場合はリードにつなぐこと。自転車は入場不可。
ウェブサイト:http://www.giardinidivillamelzi.it
ベッラージョ(Bellagio)の街並み
なんせ時間がなかったので駆け足での町散策でしたが、素敵な街並みでした、ベッラージョ。
少し坂道になった路地裏。雰囲気がいい!
一瞬中東風なのかと思ったけど、やっぱりイタリア風なんですよね、きっと。感じのいいカフェの入口。
結局ここのカフェには入らず、ベッラージョで食べたのは、、、
イタリアンジェラート!フレーバーはピスタチオとレモン。いかにもイタリアンなテイストを選んでみました。もちろんボーノです。
ちなみにカーディガンはおってますが、すでにかなり暑かったです。5月前半でも天気がいいとイタリアは暑い。でもこの日差しの強さもイタリアらしくて好きです。この気候だからこそジェラートが美味しく感じるんですよね。
コモ湖畔のその他おすすめの町
やっぱり湖の名前でもあるコモの町です。ディナーを食べただけで街歩きはほとんどしなかったのが残念です。コモ湖畔では一番大きな町でドゥオモ(大聖堂)もミラノほどではないもののなかなか圧巻です。
コモはそのミラノからも電車で30分程度で行けるのでアクセスしやすいリゾート地でもあります。周遊できなくてもコモの町で湖畔を歩くだけでも優雅な気分に浸れます。リッチな町だからか、治安もよさそうな印象を受けました。(かといって油断は禁物ですが)
まとめ
時間の都合でコモ湖の半分以下しか周遊できませんでしたが、少しだけ街歩きをしたベッラージョは小さくていい感じの高級タウンでした。
そしてこの辺りでは英語バンバン通じます。イタリア人って外国語が苦手なイメージを持っていたけど、やはりここは一大観光地でもあるので英語は必須と考えてるんでしょうね。おかげでストレスなく旅することができました。
とはいえ、やはり挨拶やお礼はイタリア語で言った方が相手にも喜ばれるので最低限の単語は知っていると便利かと思います。
こんばんは:Buona sera(ブオナ セーラ)ボナセーラに近い発音で「ブ」を強調せず。
ありがとう:Grazie(グラツィエ)
コモ湖旅行のご参考に
Discover Como: http://www.discovercomo.com
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