旅好きのみなさん!
ブリュッセル航空の搭乗経験はありますか?
2025年現在、ブリュッセル航空は日本へは就航していません。
なので日本発だと多くの需要はないでしょう。
ただベルギー(そして近郊のフランス・ドイツなど)在住者には、ヨーロッパ内の向け地が多いので利用することもあるはず。
今回の投稿では、ブリュッセル航空の簡単な概要、そしてわたし自身が搭乗したスイス・ジュネーブーベルギー・ブリュッセル間のフライトの様子に関して書いていきます。
ブリュッセル航空を利用するかもと考えているあなたの参考になれば。
(搭乗したのは2025年6月です)
この記事でわかることは以下のとおりです。
- ブリュッセル航空の評判(評価)とわたしの感想
- ブリュッセル航空の機内座席(エコノミー)の様子、機内食などのサービス、CAさんの雰囲気
- ブリュッセル航空預け入れ&機内持ち込み荷物の許容量
- ブリュッセル空港の様子
- ブリュッセル空港への電車でのアクセス
▼同じグループ会社なら正直スイス国際航空の方がずっといいと感じました

ブリュッセル航空の評判(評価)は?

ブリュッセル航空はその名のとおり、ベルギーの首都ブリュッセルに拠点を持つエアライン。
前身は2001年11月に倒産した国営キャリアのサベナ・ベルギー航空。
(覚えてる人いますか?)
2002年に子会社デルタエアートランスポートが引継ぎ、SNブリュッセル航空として運航を再開します。
その後2007年にヴァージンエキスプレスと合併し、現在の名称であるブリュッセル航空(Brussels Airlines)として運航を開始し現在に至ります。(Wiki参照)
現在のブリュッセル航空は、スイス国際航空と同様ドイツ・ルフトハンザドイツ航空の子会社。
日本には2025年現在就航はしていません。
日本からブリュッセルに直行で飛ぶ場合はANA(全日空)を利用することになります。
ブリュッセル航空のプロフィール
航空会社名 | ブリュッセル航空 (英語名:Brussels Airlines) |
ベース(ハブ)空港 | ブリュッセル空港 |
アライアンス | スターアライアンス(Star Alliance) |
日本就航地 | なし(2025年現在) |
ブリュッセル航空はANA(全日空)と同じスターアライアンスに加盟しています。
なのでブリュッセル航空を利用するとANAのマイルがためられます。
ブリュッセル航空はドイツ・ルフトハンザドイツ航空の子会社と前述しました。
ちなみに以下のヨーロッパ内の航空会社もルフトハンザの子会社です。
- スイス国際航空
- オーストリア航空
- ユーロウィングス(ルフトハンザの格安航空会社)
ブリュッセル航空はヨーロッパ内の短距離路線が多いので、ヨーロッパ内の移動での利用が多くなります。
ベルギーは昔アフリカのコンゴを植民地としていたことからアフリカ向けの路線が多いのがブリュッセル航空の特徴。
ブリュッセルから90以上の路線を運航する中の18路線はサハラ砂漠以南のアフリカの都市。(2025年現在)
アフリカに行きたい人には便利なエアラインです。
ブリュッセル航空の評価
航空会社格付サイト「Airlineraiting.com」の安全性に対する評価では、7点満点中の7点を獲得しており高評価。
ですが、英国航空調査会社「スカイトラックス」による世界航空会社ランキングでは100位内には入ってません。(2024年、2025年ともに)
スカイトラックスの評価がすべてではない。
けど個人的にも久しぶりに
「このエアラインはできれば利用したくない」
と感じたので100以内に選ばれてないのも納得です。
ブリュッセル航空の機内(エコノミー)の様子・サービスは?
様々なフライトを利用してきてわかったのが、機内での快適さ(エコノミークラスで)というのは
「機体の種類」と「乗客の人数(混んでいるかどうか)」
によります。
自分が乗る予定のフライト機材は事前に調べることもできます。
下記のサイトで紹介している「SeatGuru」というサイトは機内のどの席が快適に過ごせる座席なのかがわかる便利なサイト(アプリも有)なのでぜひ利用してみてください!

ブリュッセル航空の搭乗時、せめて座席だけでも写真を撮ればよかった…
ですがすでに多くの乗客が搭乗した後で撮れませんでした。
機材はおそらくエアバスA319。(シートマップはこちらから)
エコノミークラスのシートレイアウトは3列ー3列。
シートピッチは狭く感じました。(スイス国際航空よりも)
ジュネーブーブリュッセル間は1時間半ぐらいなので我慢できたけど。
ヨーロッパ内の機内サービスに関しては、コロナ以降無料でサービスされるものは限りなく少なくなってきています。
ジュネーブーブリュッセル間で無料サービスされるものは、まったくありませんでした。
途中機体が揺れたので、有料サービスも途中でストップ。
コーヒーなどはそれほど高くなかったので購入しようと思ったのに残念でした。
というわけで水すらサービスされないので、ブリュッセル航空への搭乗前に何か飲むものは用意しておきましょう。
ブリュッセル航空のCAさんはどんな感じ?
利用した便でのCAさんは行きも帰りも女性2名ずつ。
小さい機体とはいえこの機内サービス2人で回すのか、と同情したくなりました。
というわけでみなさんお疲れ気味な様子でした。
ベルギーはオランダ語(フラマン語)とフランス語(ドイツ語も一部)が母国語。
これにプラス英語も話せるCAさんばかりなので、英語さえできれば問題はありません。
ブリュッセル航空の手荷物の許容量はどれぐらい?

ヨーロッパ圏内の短いフライトではここ数年預け入れ荷物(受託手荷物)は有料なエアラインがほとんどです。
ブリュッセル航空も例外ではありません。
ブリュッセル航空のサイトに「手荷物許容量の計算ができるページ(英語)」があるのでそこでチェックしてみてください。
機内持ち込み手荷物に関しては2025年10月現在は以下のとおりです。
- 機内持ち込み手荷物(エコノミー1個・最大重量8kg)最大寸法 55x40x23cmは無料
- ハンドバッグなどの身の回り品:ハンドバッグ、ノートパソコン用バッグ、ショルダーバッグ (最大寸法 40x30x15cm・重量の表記はなし)

詳細はブリュッセル航空サイトの「荷物(Baggage)」ページをご確認ください。
わたしはベルギーの義実家を訪れるだけだったので、機内持ち込み8kgと身の回り品のバッグで充分でした。
同じジュネーブーブリュッセル間でフライト料金を比べると、格安航空会社のeasyJetの方がずっと安いのはたしか。
でもeasyJetは大きめの機内持ち込み手荷物にも課金しないといけないようになってます(2025年現在)。
ヨーロッパ圏内を旅行するならレガシー航空会社を利用した方が総額でみると2025年現在はお値打ちになっています。
とはいえブリュッセル航空だと大きめの機内持ち込み手荷物料金が含まれているだけで、サービスはeasyJetと変わりません。
短時間フライトだから値段が安い方がいい、という場合ならブリュッセル航空を選択しましょう。
あとANAマイルを貯めている人(わたしも)ならブリュッセル航空利用するといいですよ。
ブリュッセル空港の様子

ブリュッセル航空の搭乗はイマイチでしたが、ブリュッセル空港はなかなかいい感じでした。

いつリノベーションされたのかは不明ですが、モダンでスタイリッシュなデザインが印象的。
Wifiなどの使い勝手もいいです。

ベルギーといえば的なチョコレート、お菓子、ビールなどのセレクションもいいので、おみやげ購入もしやすいです。
以下、主におみやげ系で魅力的なものを紹介します。

セキュリティーチェック後に給水設備があるので、ボトルなど用意しておくと空港内で高い水を買わずに済みます。




ベルギーといえばやはりチョコレート。
ピエール・マルコリーニは高いけど、セレクション豊富。
個人的には質と値段のバランスがいい「ガレー(Galler)」がお気に入り。




ビスケット系もおいしいものが豊富なベルギー。
ワッフルも買えるけど、硬めのリエージュワッフルが主流。
個人的にはふわっとサクッとなブリュッセルワッフルが好みなので、ワッフルはその場で食べる方が好き。
(空港内のカフェではブリュッセルワッフルがなくて残念でした…)




ビール好きな人なら数多くの種類があるのでぜひ。
ビールに興味なくてもラベルやデザインを見るだけでも楽しい。
専用グラスとセット売りされているのもありますよ。
ブリュッセル空港へのアクセス

ブリュッセル空港へは電車で主要都市からアクセスできます。
空港建物の真下に駅があるのでわかりやすいし、空港内へのアクセスもエスカレーター・エレベーターで楽にできます。
ブリュッセル市内はもちろん、アントワープやブルージュ、ゲント、ワロン地域のナミュールなど主要都市につながっているので便利です。
ただ電車代が高いな、と感じました。
よくよくチェックしてみると、空港利用料がチケット代金に含まれているようで。
あと電車のスピードも遅いと感じました。
安くしたいならバス利用の方がいいかもしれません。
ブリュッセル空港へのアクセスに関しては空港サイトをチェックしてみてください。
まとめ:ブリュッセル航空(ジュネーブーブリュッセル間)搭乗した感想とブリュッセル空港の様子
ブリュッセル航空の特徴や歴史、また利用した感想などを述べました。
スイス国際航空と同様、一度経営破綻してからルフトハンザの子会社となったものの、安全性の高いエアラインとは評価されているようです。
(エアラインの格付けサイトでの安全性評価をみると)
ブリュッセル航空はスターアライアンスに加盟しているので、ANAのマイルをためている人には利用価値のあるエアラインです。
また、ヨーロッパ内なら多くの都市に行けるので、ヨーロッパ在住者やヨーロッパで長旅をしている人には格安航空会社を利用するよりもお得に利用できるのメリット。
ただコロナ以降、ヨーロッパのエアラインはどこもサービスに関しては有料化してきています。
なのでブリュッセル航空もサービスに関しては期待しないように。
ブリュッセル空港は買い物などのショップやレストラン・カフェも充実しているので結構楽しめました。
今回の記事がブリュッセル航空・空港を利用するかもと考えているあなたの参考になれば幸いです。
▼手荷物のトラブルに関してはこちらの記事をご参照ください。
(ブリュッセル航空の手荷物問題の場合はこちらのページをご参照ください)

▼クリスマス時期のブリュッセルはいい感じでした!参考になれば。
