2012年と2016年に2回訪れたムルテンという小さな町。聞いたことありますか?
日本人では紹介されることも多くなく知らない人が大半のはず。
フリブール州にあるムルテンはフリブールや首都ベルンからも日帰り圏内にある旧市街の街並みがかわいらしい美しい町。
今回の投稿では、有名な旅行スポットより知られざる町により惹かれる人に刺さる「ムルテン」の魅力をお伝えしていきます。

ムルテンってどこにあるの?
スイスの首都ベルンやフリブールから日帰りも可能なロケーションにあるムルテン。
電車でのアクセスは以下のとおり。
- ベルンから:SバーンS5系統のムルテン行きで約35分
- フリブールから:ヌーシャテル行きSバーンS20系統で約30分
ムルテンは日本人にはまだまだ知られていなく旧市街の街並みが美しいかわいい街で穴場。
多くの人が行く有名な町じゃない知られざるスポットに行きたい人におすすめです!
ムルテンはムルテン湖の湖畔にあり自然も同時に楽しめのんびりゆったり過ごしたい人にも最適。
どうでしょう。行きたくなってきましたか?
ムルテンってどんな町?

ムルテンはフリブール州のムルテン湖に面する小さな町。
フリブール州はフランス語・スイスドイツ語の両方が話されるが、ムルテンではスイスドイツ語が優位。
実際にディナー利用したレストラン(後述します)の店員さんは、フランス語だと話しにくそうでした。
ムルテン(Murten)という町の名前自体がドイツ語。
フランス語だとモラ(Morat)となります。
ちなみにムルテン湖は北東側がフリブール州。南西側はヴォー州に属します。
ムルテンの街並みってどんな感じ?

ムルテンは首都ベルンを小さくしたような美しい旧市街の街並みが見どころ。
実際プティベルンとも呼ばれるとか。
街中はベルン門をのぞむメインストリートを中心に可愛らしい雰囲気満載です。

メインストリート脇にはこのようなアーケードになっています。
(首都ベルンと同じですね↓)

町のインフォメーションでもらったパンフレットによると、ムルテンの町ではネオンギラギラの看板は景観保護のため禁止されているそう。
昔から続く街並み保護のためにはそういう規制は必要だと感じます。

アーケードの脇にはこのようなアンティークショップもありました。
古い街並みとアンティークショップの組み合わせは抜群!

こちらはベルン門を町の外側から見た様子。
2016年11月に首都のベルンを訪れた帰りに立ち寄った時に撮った写真です。
この日は月曜日だったからなのか、大半のお店が閉まっていてお茶することもできず残念でした。
ムルテンに行くなら月曜日は避けた方がいいのかも?と感じたエピソードです。
冬のムルテン湖の様子

ムルテンの町は高台にあるので町から湖を眺めることができます。
冬は日の入りが早いのですぐに暗くなっちゃうけど、雰囲気はなかなかいいでしょ?

ムルテン湖を訪れたのは年末の寒い時期。
どんよりした曇り空の朝でした。

ただその朝は湖全体かすみががっていて幻想的な雰囲気。
ムルテン湖は静寂が支配されすごく寒かったけどとても美しかったです。
夏はきっとたくさんの人が湖で湖水浴を楽しんで賑わっているんでしょうが、静かな雰囲気を楽しみたいならシーズンオフがいいですよ。
ムルテンで食べたいもの

ディナー利用したレストランが雰囲気も食事もとてもよかったので紹介します。
旧市街の中にあって利用しやすいレストラン「Freiburger Falle」。
地下に降りていくとワインセラーのような石壁で素敵な雰囲気。

お肉などメニューは色々ありましたが、この時はチーズフォンデュをチョイス。
少し変わり種のトマトとタイムが入ったフォンデュにしました。
時折タイムの香りがたつユニークなテイストでおいしかったです。

フォンデュにはバゲットやポテトが添えられますが、細かくカットされてはいないことがほとんど。
なので自分で好みの大きさにちぎりチーズを絡めていただきます。
チーズを大量に食べる時は白ワインか紅茶を合わせると消化を助けると言われているのご存知ですか?
どちらか(もしくは両方)とると、わたしの場合は次の日にひびかないです。
スイスでフォンデュを食べる時は試してみてください。

もうひとつパン系でおすすめなのが「ガトー・デュ・ヴュリー」。
食事系と砂糖系の2種類あります。
食事系はチーズにハムが混ざったタルト。
砂糖系はカスタードクリームっぽいのをベイクしたタルト。
という感じのシンプルなお菓子ですが、ここでしか食べられません。
ムルテンの町中にも食べられるところはあるのかもしれませんがそこは不明。
わたしたちが利用したお店はムルテン郊外にありますが、車や自転車でぜひ行ってみてください。
まとめ:日本人の多くは知らないスイスの「ムルテン」
日本人にはあまり知られていない町「ムルテン」を紹介しました。
首都ベルンやフリブールから1時間もかからずアクセスできるムルテン湖沿いのラブリーな町ムルテン。
多くの人が行かないスポットに行ってみたい人にもそうでない人にもおすすめな旧市街が美しい町です。
ムルテンは昼間もいいんですが、夕暮れ時から夜にかけての方が雰囲気が断然いい!
ライトアップされた夜の街並みが特に素敵なのでムルテンで宿泊するか、車や電車で移動できる近辺に宿泊するのがおすすめです。
ムルテンのホテルを探してみる→「トリバゴ」
それと月曜休みの店舗やレストランが多いので月曜日は避けたほうがよさそうなムルテンです。
