スイスといえば何が思い浮かびますか?
マッターホルンなどの山?
ハイジ??
チョコレートを思い浮かべる人も多いのでは?
スイスのチョコレートは有名ですからね。
ジュネーブ郊外在住で
ジュネーブにはひんぱんに行くことができる
アドバンテージのあるわたし。
今回の記事では
独断でジュネーブで購入できる
高級チョコをランキング形式で紹介します。
今回のショコラティエを選んだ基準
スイスにたくさん存在するショコラティエ(=チョコレート屋)。
全てを食べ比べようとすると自分の健康が心配なので
今回は高級チョコだけをチョイスしました。
高級チョコといってもいろいろありますが、
選考基準は以下のとおりです。
・スイスのスーパーマーケット(Coop&Migrosなど)で売られていない
(なのでリンツやカイエ、ファーバルジェは除く)
・ジュネーブに店舗がある
・ある程度の歴史がある
このような基準で6店舗(メーカー)を選びました。
日本でも購入可能なチョコレート「リンツ」などに関しては下記の記事をご参照下さい。
それでは早速6位から!
<第6位>Läderach(レダラッハ)
1962年スイス・チューリッヒ郊外の町で誕生した
「Läderach(レダラッハ)」。
スイスのドイツ語圏発祥のショコラティエのため
店名もドイツ語で何と発音するのかがわかったのが、
こちらの店舗が日本にもあるためでした。
2021-1-26追記
三越銀座店にあったレダラッハの店舗は
2020-3-14に閉店となってしまいました。
ジュネーブには3店舗あり、
その中のマルシェ通り(Rue du Marché 5)
にある店舗へ行ってきました。
(写真上)
レダラッハで有名なチョコはナッツや
ドライフルーツが含まれた分厚い板チョコ。
こちらは量り売りで購入できます。
日本で販売されていた時は
100gあたり1800円(税別)。
スイスでも同じような価格帯なのでお安くないです。
その他にもショーケースに並んだチョコを選ぶこともできますが、
この時購入したのは一番安い価格帯のチョコでした。
キャラメルみたいに最初から紙に包まれて売られているチョコは
すでに袋詰めになっているのもありました。
が、バラ売りのもあったので、
好みじゃないホワイトチョコレートだけ除いた全種類を購入。
(合計8スイスフラン。これはかなり安い方!)
この中で気に入ったのが以下の2種類。
・薄いオレンジ色の包み紙入りオレンジノワール(オレンジ入りブラックチョコ)
ほんのりオレンジの味を感じ、ブラック(ビター)チョコとのバランスがいい。
・赤色の包み紙入りミルクマカダミア(マカダミアナッツ入りミルクチョコ)
チョコとマカダミアナッツの組み合わせが絶妙。
わたしの好みがブラック(ビター)チョコで
ナッツ系が入っているとなおさら。
というものなので、
どうしてもミルクチョコには軍配が上がらないのですが、
ミルクマカダミアは美味しかったです。
もしかしてもっと高い価格帯のチョコを購入していたら
順位が上がったかもしれず、
フェアじゃない気もするのですが、
今回は一番下の第6位という結果となりました。
<第5位>Sprüngli(シュプルングリー)
1836年にスイス・チューリッヒで誕生した
「Sprüngli(シュプルングリー)」。
歴史ある老舗のこちらはショコラティエだけじゃなく
マカロンでも有名です。
チューリッヒには多くの店舗がありますが、
ジュネーブだとマルシェ通り(Bongénie Grieder 34, Rue du Marché)
に建つ高級デパート「Bongénie」の1階とコルナヴァン駅構内、
ジュネーブ空港(セキュリティチェック後)の3店舗があります。
購入したのは写真にある6種類のみ。
これで9.90スイスフラン。
さすが老舗なお値段。
この中で一番美味しかったのは
トリュフチョコ(Pavé de truffe)。
いわゆる生チョコトリュフです。
今回の調査ではほぼどこのチョコレート店でも
トリュフチョコを購入しましたが、
シュプルングリーのトリュフチョコが一番美味しかった!
プラリネが含まれていてサクサクした食感です。
あとひとつ、
トリュフマダガスカル(Truffe Madagascar)もおすすめ。
トリュフノワールというシンプルなトリュフチョコと比べてみましたが、
香りが全く違い、その影響で味もエキゾチックで深い味わい。
さすが200年近く続く老舗店は違います。
<第4位>Stettler(ステットラー)
1947年にジュネーブで創業したStettler(ステットラー)。
75年超続くジュネーブ生まれのショコラティエは
ジュネーブ市内に1店舗あります。
2024年2月更新
ステットラーは少し前までローヌ通りにも店舗がありましたが
2024年2月現在は閉店しています。
その代わり、ステットラーのチョコレートや後述するフォレノワールを
販売・イートインできるカフェがジュネーブ市内の中心にできました。
「Le Comptoir Woodward」という店舗で
ショッピングに便利なモラー広場(Place du Molard )のすぐそばの好立地!
以前よりアクセスしやすくなっているので旅行者だけでなく在住者にも
むしろ訪れやすくなったと言えるかも?
▼ステットラーの詳細は以下の記事からどうぞ
チョコレートだけじゃなくケーキやパンもあります。
クオリティを考えると良心的なお値段。
箱買いをせず、サシェという透明の袋詰めでお願いすると
チョコだけの値段になるので、
自分用に購入する時はサシェがお買い得です。
サシェを小さな紙袋に入れてくれ、
上の写真にあるパンフレットもいただけました。
ステットラーのチョコはこれがサイコー
と感じるチョコはなかったのですが、
総じてレベルが高い。
その中で気に入ったのは以下の3点。
・キューバ(Cuba):
すごくシンプルなのに味わい深くクオリティが高い。
・アマンディーナ(Amandina):
アーモンドプラリネがとろけるようでアーモンドのサクサク感との組み合わせがいい。
かなり甘く感じるけど、エレガントな味わい。
・パラダイス(Paradise):
中国産紅茶入りのチョコ。
ほのかに香る紅茶が上品な味を醸し出している。
もちろん他にも柚子(緑色のチョコ)や
カカオの原産地が印字されたチョコも美味しかったです。
ジュネーブらしいチョコでびっくりするほど高くないので
お土産としても購入しやすいと思います。
日本ではバレンタイン時期だけデパートなどで
「パヴェ・ド・ジュネーブ」という
とろけるような味わいの生チョコを買うことができます。
ジュネーブの店舗では常時パヴェ・ド・ジュネーブが購入できますよ!
ステットラーの「パヴェ・ド・ジュネーブ」や
他のおすすめ商品に関する詳細は
下記の記事をご参照ください。
<第3位>Micheli(ミケリ)
1964年創業のジュネーブ生まれのショコラティエ
「Micheli」。
発音はおそらく「ミケリ」だと思います。
こちらのショコラティエはこれまでの大きなショコラティエとは違い、
家族経営的な1店舗のみのお店。
場所も中心地ではなく、プランパレ(Plainpalais)地区にあります。
店舗内にはティールームも併設されておりケーキなどもいただけます。
ボックス入りで夫(写真家)からの
サプライズプレゼントだったので価格は不明。
チョコが2段に積まれているので、
見た目の倍の量があることを考えると
50スイスフランは下らないはず。
Micheliのチョコもステットラー同様どれもクオリティが高く、
飛び抜けてこれが一番、というチョコレートはなかったですが、
気に入ったのは以下の種類。
・セサミ(ゴマ)が含まれたチョコ
・スパイス(どのスパイスかは不明)が含まれたチョコ
・ブラック(ビター)系のチョコ全部
チョコレート名がわからないので曖昧な表現で失礼します。
こちらのお店で一つ残念だったのは、
一度お茶をしに行った際の店員の感じが良くなかっtこと。
それと味はいいのにチョコレートの見た目が洗練された雰囲気がない、
というのもちょっと惜しい。
<第2位>Auer(オーエール)
1939年にジュネーブで創業したショコラティエ
「Auer」。
発音が難しいですが、
街の中心部リーヴ通り(Rue de Rive 4)にあり結構目立ちます。
アップルストアがすぐ横にあるのでわかりやすい。
ジュネーブのチョコレート屋では特に人気で
狭い店舗はいつも賑わっている印象があります。
店舗を訪れたのがクリスマス時期だったので超混雑してました。
とてもゆっくりチョコレートを選ぶような余裕がなく
すでに箱詰めされたものと
ここで一番人気のアーモンドプリンセスを購入しました。
シルバーの箱がチョコのアソートメント。
黄色の箱がアーモンドプリンセスです。
全部で25スイスフランほどしました。
アーモンドプリンセス(Amandes Princesse)は
ジュネーブ在住の日本人で
これを食べたことがある人全員
「めちゃウマ!」
と言ってたんです。
その噂どおり超美味しい!!
ローストされたアーモンドにチョコレートがかけられた商品ですが、
今まで食べたチョコレートで一番美味しいと感じました。
前述したとおり、
わたしの好みがナッツ入りチョコという理由もありますが、
アーモンドとチョコのバランスが絶妙すぎ。
Auerで買うなら何はともあれ、
このアーモンドプリンセスです。
何種類かのチョコがアソートされたボックスは
自分でチョイスできなかったので
好みじゃないチョコも含まれてましたが、
気に入ったのは以下の3種類。
・ハート型のAuer印字されたチョコ:とろけるような食感。
・ピスタチオ入り正方形のチョコ:ピスタチオとチョコのコンビが最高。
・正方形で表面にラインが入ったチョコ:コーヒー味でサクサク感のあるチョコ
評判が良く人気なのがチョコレートを食べてみてよくわかりました。
アーモンドチョコが好きなら
間違いなくアーモンドプリンセスには感動するはずです。
<第1位>Du Rhône(デュ・ローヌ)
映えある第1位は
ジュネーブで1875年に創業した
「Du Rhône(デュ・ローヌ)」です!
▼デュ・ローヌの詳細はこの記事をどうぞ!
2019-11-27更新
Du Rhône(デュ・ローヌ)の店舗が少し前に移転しました。
店内はこんな感じです。
もちろんホットチョコレートもありますが、
普通のコーヒー(わたしたちはデカフェ)を注文すると
おいしいチョコが添えられてきます。
ショーケースに並べられてるチョコを選んで
その場で食べることも可能。
クリスマス時期に行ったので
クリスマス仕様のボックスに
9種類のチョコを自分でチョイスしたものを購入。
箱入りなので価格は19.50スイスフラン。
安くはないですがどれも本当に美味しくて
コストパフォーマンスを考えたら満足度の方が断然上回ります。
このスタイルのボックスに入るのは
全てスクエア型のチョコで
見た目も大変洗練されています。
パンフレットがあると嬉しいのは
気に入ったものをチェックしておけば
次回購入する際にそれが買いやすいこと。
9種類のうち8個が気に入りました。
ちなみに気に入らなかったひとつは
「Alliance」というマジパンとピスタチオが入ったチョコ。
ピスタチオは好きですが、マジパンはあまり好まないので。
特に気に入ったのは、以下の4品。
・Maya(ヘーゼルナッツとプラリネ):ダーク(ビターチョコ)
・Délicat(ヘーゼルナッツとプラリネ):ミルクチョコ
・Audrey(ダークチョコムース):柔らかく少しサクサク感がある。
・Du Rhône(ダークガナッシュ63%):シンプルだけど上品。
全てのチョコのクオリティが高く、
チョコレート好きなら必ず満足すること間違いなし!
自分の好みさえ理解していれば、何を買っても満足できます。
というわけでデュ・ローヌを第1位としました。
<番外編>デパートGlobusで買えるチョコ
ローヌ通りにある高級デパート「Globus」。
ここには日本のようにデパ地下があります。
質の高い食品やワインなどがセンス良く陳列されていて
見ているだけでも楽しい場所。
お土産を買うのにも便利です。
こちらで大抵レジの近くに置かれている
チョコレートがこれまたおいしい!
Globus内にあるカフェでコーヒーを注文した際に
添えられて出てきたのがこのチョコ。
トリュフタイプで中に何かナッツが入っています。
スイスの高級デパートで売られているチョコなので安くはないですが、
上記のショコラティエで購入するよりは少し安いかな、
というところ。
こちらもお土産やプレゼントにピッタリです。
【日本で買えるスイスチョコ】
なかなかスイスまでなんて行けない。
でもスイスのチョコレート食べてみたい!
と思ったあなた!
日本で購入できるスイスチョコなら
リンツ(Lindt)が安定のおいしさ。
自分へのごほうびチョコとして。
プレゼントとしても見栄えがいいチョコです。
いろんな種類が入ったアソートタイプで
個包装されているのも食べやすい!
まとめ:ジュネーブで買えるプレゼントに最適な高級チョコ
ジュネーブにある高級チョコレート独断ランキング!
1位 Du Rhône(デュ・ローヌ)
2位 Auer(オーエール)
3位 Micheli(ミケリ)
4位 Stettler(ステットラー)
5位 Sprüngli(シュプルングリー)
6位 Läderach(レダラッハ)
完全に個人の好みランキングです。
ぶっちゃけどれもおいしい!w
スイスチョコレートおいしすぎ!!
この調査をして感じたのは、1店舗を除き、
総じて店員さんが丁寧で感じがいいのも
高級チョコレート店の特徴だということ。
日本の店員さんみたいにしっかりしています。
スイスチョコは特にミルクチョコレートがおいしいです。
スイスやフランスで一番チョコレートが店頭に並ぶのが
クリスマス時期とイースター時期。
その時期は店内が込み合うこともありますが、
ジュネーブにいらしたら
どこかのショコラティエで
一度チョコを買ってみてください。
チョコレート好きなら
期待は裏切られません!