ロナウドの故郷ポルトガルのマデイラ島ってわざわざ行く価値あり?
サッカーファンなら(そうでなくても)一度はその名を聞いたことがあるはず。
ポルトガルの英雄、クリスティアーノ・ロナウドの故郷として知られる
「マデイラ島」。
でも日本からはるばる遠い大西洋の離島まで
「わざわざ行く価値があるの?」
と思っている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと「思っている以上に価値あり!」です。
わたしたちは2022年9月初旬にこの島を訪れましたが、あまりの魅力に
「ここに住みたい」
と本気で考えてしまったほど。
今回はそんなマデイラ島の知られざる魅力と、なぜマデイラ島へ行くといいのかを語ります。
圧倒的な大自然に恵まれたマデイラ島ではさまざまなアクティビティが楽しめます。
自力でレンタカーして周遊するのもよし。(小型車がおすすめ!)
もしくはツアーに参加して効率よくマデイラ島を楽しみましょう。
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▼マデイラ島を含む「ヨーロッパの穴場リゾート」の記事はこちらをどうぞ
マデイラ島ってどこにある?
マデイラ島はアフリカ大陸の北西沖に位置するポルトガル領の自治地域です。
マデイラ島は4つの島からなるマデイラ諸島のメインの島で首都はフンシャル(Funchal)。
スペイン領のカナリア諸島の北に位置し、カナリア諸島と同じように年間を通して気温が安定しており「常春の島」と呼ばれています。
とはいえ夏の時期はそれなりに暑くなり、わたしたちが訪れた9月初旬は最高気温が30℃ほどになる日もありました。
マデイラ島は大きさは日本の奄美大島ほどですが、場所によって気候がまったく異なるマイクロクライメット(=microclimate、局所気候)の島。
フンシャルでは晴れて暑くても、中央部の山地では雨で霧に覆われ涼しいことも。
山では冬に降雪することもあります。

マデイラ島へのアクセスは日本からの直行便はなく、ヨーロッパ各国からの経由便となります。
わたしたちはスイス・ジュネーブ空港からTAPポルトガル航空でリスボンを経由し、マデイラ空港へ行きました。
ヨーロッパの主要都市からだとマデイラ空港へは直行便があります。
また最近はアメリカからの移住者も多く、アメリカからのアクセスも可能です。

マデイラ空港ではクリスティアーノ・ロナウド像がお出迎えしてくれます。笑
絶景の宝庫マデイラ島

マデイラ島は大自然を満喫できるアクティビティが豊富です。
平らな土地がほとんどなく、島全体が険しい地形をしていて生活しにくい反面、どこを切り取っても絵になる絶景の宝庫。

フンシャルの街中で見かけた3D地図。
フンシャル(Funchal)は島の南東に位置します。
島のほとんどが山なのがよくわかりますね。
マデイラ島では絶景を堪能したり、ハイキングをしたり楽しみ方はたくさんありますが、ひとつ注意点があります。

それはビーチがほとんどないこと。
あるにはあるけど、写真にあるような小石だらけのビーチで白砂ビーチはほぼありません。
白砂のビーチがあるのはマデイラ島の北東にあるポルト・サント島です。

ビーチがない代わりに海の中にプールを作ったり、自然を活かした岩のプールがあったりします。
以下にマデイラ島にあるいくつかの絶景やアクティビティを紹介します。
ポルト・モニス(Porto Moniz)の天然プール

島の北西部にあるポルト・モニス(Porto Moniz)には、火山の溶岩が海に流れ込んでできた天然のプールがあります。(Googleマップで場所を見る)
波が岩に打ち寄せるダイナミックな景観の中で泳ぐ体験はマデイラ島ならでは。
ここは大人気のようで駐車場が見つからずプールを近くで見ることができず残念でした。
でも泳いでいる人たちは気持ちよさそうでしたよ。
この天然プールまで行くツアーもあるので、ツアーに参加すれば駐車場の心配は無用です。
▶︎ポルト・モニスへ行くツアーをチェックしてみる
ユニークな海岸沿いの岩石

ポルト・モニスのすぐ近く、リベイラ・ダ・ジャネラ(Ribeira da Janela)にあるユニークな形をした岩石。(Googleマップで場所を見る)
海岸沿いにあるかなり高い岩です。
海岸はゴツゴツした石だらけでビーチサンダルだと歩きにくいので歩きやすいスニーカーで行くのがベスト。
少し離れた海岸線から見下ろすように見ることもできますが、個人的には近づいて目の前で見た方が美しく見えると感じました。
ピコ・ド・アリエイロ(Pico do Arieiro)

ピコ・ド・アリエイロはフンシャル北部の内陸にある標高1800m以上ある山岳地でよく雲海が見られるスポット。(Googleマップで場所を見る)
ピコ・ド・アリエイロで日の出を見ながら朝食を食べるのが人気でさまざまなツアーも用意されています。
もちろんレンタカーで自力で行くことも可能。
▶︎ピコ・ド・アリエイロヘ行くツアーをチェックしてみる
レヴァダ・ウォーク(Levada Walk)

レヴァダ(levada)と呼ばれる島中に張り巡らされた灌漑用水路沿いを歩くハイキング。
コースには初心者でも気軽に歩け、大自然を間近に感じられます。
たくさんのコースがあるのでレベルに合わせてコースを選びましょう。
こちらも多くのツアーが用意されています。
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ファナルの森(マデイラ島の照葉樹林:世界遺産)

マデイラ島には自然遺産としての世界遺産「マデイラ島の照葉樹林」もあります。
ラウリシルバ(Laurisilva)の森とも呼ばれる照葉樹林はマデイラ島の面積の20%を占め、なんと2000万年前から存在する亜熱帯雨林です。
その一部であるファナル(Fanal)の森に行きました。(Googleマップで場所を見る)
(ここへ行くためにレンタカーしました)

ファナルにあるメインの樹木はマデイラ島やカナリア諸島に自生するティル(Til:学名Ocotea foetens) 。
枝ぶりが盆栽のように美しく、夫(写真家)が霧の中に浮かぶティルの木々を撮影するために行ったものの訪れた日はご覧のとおり快晴。

時折蒸気が湧き上がってくる時もありましたが、上空を覆うほどではなく。
ファナルの森一帯はハイキングコース(レヴァダウォーク)でもあるので歩いている人もちらほら見かけました。
他には、、

こんなお仲間も。笑
突如どこからともなく現れた牛さんたち。
最初一列になって歩いていて自分の方にやって来るかな?と怯えてましたが、彼らの狙いはこの泉。
人には興味なさそうでマイペースに水飲んだり歩いたり休んだりしてました。
2022年に訪れた時はファナルへ行くツアーはほとんど見つけられなかったけど、現在はファナルの森に行くツアーはたくさんあるので興味ある方は参加してみてください。
わたしたちのようにレンタカーでももちろん行けますが、その際は小型車を選んでください。

というのも、フンシャルからファナルへ行く道は対向車とすれ違うのもキツいせまい道が多くてヒヤヒヤしたので。
どうしても自分のペースでしか旅したくない、というならレンタカー一択です。
が、いろんなスポットを効率よく、ヒヤヒヤせず周遊したいなら行きたいスポットを網羅しているツアーに参加するのがいいでしょう。
▶︎ファナルの森に行くツアーをチェックしてみる
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日本人の口に合う美食なマデイラ島

ポルトガル本土も魚料理が豊富なことで日本人の口に合う食事だと知られていますが、マデイラ島も期待を裏切りません。
マデイラワインなど、マデイラ島独自の飲み物や食事もあります。
自分の味覚に合いそうならマデイラ島ならではの食事も楽しんでみましょう。
いくつか紹介します。


いきなり見た目ギョッとする魚ですみません。
エスパダ(espada・黒タチウオ)と呼ばれるマデイラ島でよく食される魚。
フンシャルの市場で見た黒タチウオは体長1m以上はありそうな大きな見た目がちょっと…な魚。
わたしたちはたぶんホテルのビュッフェで食べましたが、ムニエルにするのが主流。
レストランだと焼きバナナが添えられて出てきます。
味はタラに似た感じですが、弾力があり噛みごたえのある魚です。


ボロ・ド・カコ(Bolo do Caco)はマデイラ島伝統の平たいパン。
生地にさつまいもが入っているのでもちもちした食感です。
ガーリックバターをたっぷり塗って食べるのが定番。
一度食べたら忘れられないおいしさでわたしはポルトガルに行くといつも探しちゃいます。(スーパーだとポルトガル本土でも販売されてます)

ラパス・カサ貝(Lapas)のグリル。
レモンとガーリック、オイルでシンプルに味付けされており、コリコリした食感でコクもありとてもおいしい貝料理。
ビールやワインとの相性も抜群です。
ビールはマデイラ島の地ビール「Coral」で。

マデイラ島の名前を「マデイラワイン」から知った人も多いのでは?
マデイラワインは同じポルトガルで製造されるポート(ポルト)ワイン同様、酒精強化ワインです。
なので一般のワインのアルコール度数(12-14度)よりも高い17-22度。
マデイラワインの特徴は加熱熟成することで独特な風味と香りが加わり、長期保存が可能なこと。
好みが分かれるワインでしょうが、お好きな方は試飲もできるワイナリーツアーもあるので参加してみるといいでしょう。
▶︎フンシャルの試飲付きマデイラワインツアーを見てみる

最後に紹介するのは「ポンシャ(Poncha)」。
ラム酒にハチミツとレモン汁を専用の木製の棒で混ぜて作るマデイラ伝統のカクテルです。
レストランやバーによってはポンシャを作る工程が見られることも。
フルーティーで飲みやすいことに加え、かわいい名前でつい飲みすぎそうになるけど、ラム酒ベースなのでアルコール度数は20度以上のかなりキツいお酒。
ポンシャに飲まれないように楽しんでください。(わたしはアルコール度数強すぎて飲めません)
観光としてでなく住みたくなるマデイラ島

2022年9月にマデイラ島を訪れたときがわたしにとって初めてのポルトガル旅でした。
本土ではなくマデイラ島を目的地にしたのはリゾート気分を味わうのがいちばんの目的だったからでした。
そして同時にその頃移住先を考えていて、住みやすそうなイメージのポルトガルはどうだろ?という考えもあって行ってみました。
実際に訪れて感じたマデイラ島は
- 過ごしやすい気候
- 人があたたかい
- 治安がいい
- 英語が通じるところが多い
- 物価が安い(すべてではないけど)
こんないいところなかなかない。これは移住したいぞー!
としばらく物件など真剣に探していましたが、最終的に移住にはいたりませんでした。
やはり離島であることが気になり、ポルトガル本土を移住先として考えることに。
とはいえ多くの国を旅してきたわたしたちにとって、マデイラ島の心地よさは際立ちました。
実際にヨーロッパ本土やアメリカからマデイラ島へ移住する人が増えている事実もあります。
ここに書いたことはあくまでわたしたちが感じたこと。
ただマデイラ島へ行って嫌な気分になることはない、と確信持って言えます。
まとめ:ポルトガルのマデイラ島ってわざわざ行く価値あり?→ある!
日本からポルトガル本土に行くだけでも遠い。
マデイラ島に行くにはさらにそこから飛行機を乗り継ぐ必要があります。
確かにマデイラ島に「気軽」には行けません。
(ヨーロッパ大陸からなら気軽に行けますが)
しかしその移動の疲れを吹き飛ばすほどの絶景、美食、そして穏やかな時間がマデイラ島には待っています。
ファナルの森に行くまでのドライブで感じたこと。
「ヨーロッパより湿気があり、緑が濃くて少し日本に似てるな」と。
そして日本と同じ青いアジサイが咲くマデイラ島。
ヨーロッパでは土の質からピンク色のアジサイばかり。
日本からものすごく遠いのに日本を感じる風景があるマデイラ島。
「欧米各国あちこち訪れてきた。もう少し違う旅先がいいな」
と感じているあなたにこそ、マデイラ島は最高の選択肢になるはずです。
ぜひ次の旅先の候補に入れてみてください!
圧倒的な大自然に恵まれたマデイラ島ではさまざまなアクティビティが楽しめます。
自力でレンタカーして周遊するのもよし。(小型車がおすすめ!)
もしくはツアーに参加して効率よくマデイラ島を楽しみましょう。
▶︎マデイラ島のアクティビティをチェックしてみる
▼マデイラ島を含む「ヨーロッパの穴場リゾート」の記事はこちらをどうぞ
