「まるで絵本の中に入り込んだみたい!」
そんな表現がぴったりのフランス・アルザス地方。
クリスマスシーズンともなると、町中にあった花飾りがクリスマスのデコレーションに様変わりしさらに華やかになります。
今回は実際にアルザスのクリスマスマーケットを訪れたわたしが、代表的な2つの町、ストラスブール、コルマールに加え、訪れやすい小さくてかわいい村、エギスハイム、カイゼルスベルグ、リボヴィレ、リクヴィルの魅力を徹底比較解説します。
それぞれの町や村でしか味わえない見どころを紹介して行きます。
投稿内ではクリスマスマーケットの歴史からアクセス方法、旅のコツ、体験談を語ります。
- 最寄りのストラスブール空港までのフライトチェック「Booking.com」
- ストラスブール・コルマールへ行く電車(TGVなど)の予約「ヨーロッパ交通の予約Omio」
- コルマール周辺でのホテル予約「Booking.com」
- ストラスブール発クリスマスマーケットへのツアー「ゲット・ユア・ガイド」「ベルトラ」
- レンタカーの価格チェック「Booking.com」
- Googleマップなどデータ使用に便利なeSIM「airalo」
アルザス地方でわたし自身が体験したクリスマスマーケットの記事もご参照ください。
アルザス地方クリスマスマーケットの歴史
アルザス地方はドイツとの国境に位置します。
そんな地理的・歴史的背景から古い街並みが残るエリアはドイツのような木組みの建物が並びます。
ヨーロッパで最古のクリスマスマーケットは1434年、ドイツのドレスデンで開かれました。
その当時のアルザス地方は今のドイツ領でした。
その影響があったのか、フランス最古のクリスマスマーケットは1570年にストラスブールで始まりました。
そのころはアルザス語で「幼子イエスの市場」という意味の『クリシュトキンデルスマリック(Christkindelsmärik)』と呼ばれていたとのこと。
フランス語ではクリスマスマーケットを「マルシェ・ド・ノエル(marche de noël)」と言いますが、投稿内ではわかりやすくクリスマスマーケットで統一します。
現在ではフランス各地でクリスマスマーケットが開催されていますが、アルザス地方のマーケットでは長い歴史が物語るフランスで最もオーセンティックなクリスマスマーケットが楽しめます。
フランスでクリスマスマーケットを訪れるならまずはアルザス地方に行ってみましょう。
アルザス地方のクリスマスの魅力を徹底比較
それではアルザス地方で行くといいよ、とわたしが実際に訪れて魅了された町の魅力をお伝えします。
「わたしはここが好きだな」
「こことあそこと、、あっここも行ってみたい!」
など比較検討にお役立てください。
各地の2024年クリスマスマーケット日程
- ストラスブール:11月27日から12月27日
- コルマール:11月26日から12月29日
- エギスハイム:11月29日から12月30日まで(12月24、25、26日はクローズ)
- カイゼルベルグ:金曜日から日曜日の週末のみ開催(11月29日から12月1日、12月6日から8日、12月13日から15日、12月20日から22日)
- リボヴィレ:12月の第1第2土日のみ(7、8、14、15日)
- リクヴィル:11月29日から12月22日
1. ストラスブール
フランス最古で最大級のクリスマスマーケットが開かれるストラスブール。
アルザス地方最大の都市でEUの議会会議場などがありEUにおける重要都市でもあります。
このような大都市の近代的な一面がありながら、木組みの建物が並ぶ美しい旧市街の街並みも残る多くの人を惹きつけるストラスブール。
ちなみに市内を流れるイル川の中洲周辺一区域が「ストラスブールのグラン・ディルとノイシュタット」として世界遺産に登録されています。
登録されている建造物の中には町のシンボルでもあるストラスブール大聖堂が含まれています。
クリスマスマーケット期間中は大聖堂周辺を含めて市内には300以上の屋台が並びます。
グラン・ディルのエリアがクリスマスマーケットの中心。
高さ30mもあるクリスマスツリーが飾られるクレベール広場もグラン・ディルにあります。
とにかく規模が大きいので最低でも1日は必要。
(わたしは半日しかなかったので一部しか見れませんでした)
とことん見尽くしたいなら2日はみておくといいでしょう。
パリから行くならストラスブールがいちばんアクセスしやすい(TGVで最速2時間弱)。
ストラスブールを拠点にクリスマスマーケットめぐりができるツアーもあります。
滞在期間が短めならツアー利用も考えてみるといいでしょう。
ストラスブール発クリスマスマーケットツアー(日本語予約できる!)
▼少し古い情報ですが、2011年のクリスマス時期にストラスブールを訪れた時の様子がわかる記事です。
2. コルマール
おとぎの国みたいなメルヘンチックな街並み。
女性なら一度は訪れてみたいかわいらしい町コルマール。
コルマールはディズニー映画「美女と野獣」ジブリ映画「ハウルの動く城」の舞台にもなった大人気の観光都市です。
クリスマスの時期は街中がキラキラ輝き、華やかさがアップ。
コルマールのクリスマスマーケットは6箇所に広がっていますが、分かれているとは気付かないぐらいどこも美しい飾り付けがされています。
旧市街を中心に気の向くままに歩きましょう。
特におすすめなエリアは運河沿いのパステル色の木組みの家が立ち並ぶ「プティット・ヴニーズ(Petite Venise)」。
昼と夜とでは町の雰囲気が様変わりするので、できればコルマールに1泊して1日過ごしていただきたい!
またコルマールを拠点にすると周辺にエギスハイム、カイゼルベルグ、リクヴィルなど見逃せない美しい村が点在しているのでクリスマスマーケットめぐりがしやすいメリットも。
個人的には規模の大きすぎるストラスブールよりコルマールの方が気に入りました。
コルマールはストラスブールから電車で約30分でアクセスできます。
滞在期間が限られるならコルマール発のクリスマスマーケットツアー利用もいいでしょう。
▼少し古い情報ですが、2011年のクリスマス時期にコルマールを訪れた時の様子がわかる記事です。
3. エギスハイム
コルマールから車で約15分(バスで約30分)にあるエギスハイム。
「フランスの最も美しい村」にも選ばれているエギスハイムはワイン好きにもおすすめな村。
アルザスワインの発祥の地として知られ、小さな村の中にワイナリーやショップが点在しています。
クリスマスマーケットは小規模ですが、美しい街並みのあちこちに飾り付けがされていて昼間でも充分に楽しめます。
寒いのが苦手な人、人混みが苦手な人は昼間のエギスハイムがおすすめ。
写真好きなら撮りたいスポットだらけで30分もあれば歩き回れる村なのに、2時間ぐらい費やせちゃいます。
2023年12月にいくつかクリスマスマーケットめぐりをした中で個人的にいちばん気に入ったのがエギスハイムでした。
クリスマスマーケット時期(11月29日から12月22日まで毎日)にはコルマールから「クリスマスシャトル」が運行されるので便利です。
▼美しいエギスハイムのクリスマス風景は以下のブログ記事を見てみてください。
4. カイゼルベルグ
コルマールから車で約20分(バスで約33分)にあるカイゼルベルグ。
中世の建物が保存され美しく洗練された街並みのおかげか、2017年にはフランス人が選ぶ好きな町に選出されています。
かわいらしさと洗練された雰囲気がほどよく合わさった雰囲気があり、わたしもとても気に入りました。
カイゼルベルグのクリスマスマーケットは基本的に11月末の金曜から日曜日の週末のみ開催となっていますが、2023年に訪れたときは平日(月曜日)。
その日でも市庁舎前では普通にクリスマスマーケットが開かれてました w
なのでクリスマスの雰囲気を味わいたいなら11月末からクリスマス前までの間ならいつでも大丈夫だと思われます。
ただ月曜日はクローズしている店舗が多いので月曜日だけは避けたほうがよさそうです。
クリスマスマーケット開催時期の週末(金土日)は「クリスマスシャトル」が運行されます。
「コルマール ー カイゼルベルグ ー リクヴィル ー リボヴィレ ー コルマール」
を巡回するシャトルなので公共交通機関利用で週末に行くなら利用しましょう。
▼美しいカイゼルベルグのクリスマス風景は以下のブログ記事を見てみてください。
5. リボヴィレ
コルマールから車で約26分(バスで約40分)にあるリボヴィレ。
コルマール周辺にある美しい村の中でもまだそれほど知られていない穴場的な町です。
周辺にワイン畑が広がっているのが街中からも見え、丘の上には古城もあります。
リボヴィレがあまり知れ渡っていないのは、クリスマスマーケット期間が超限定的だからかもしれません。
リボヴィレのクリスマスマーケットは12月の第1第2土日だけ!
もしこの日程に合わせられるなら、他ではみられないスタイルのクリスマスが楽しめるのがリボヴィレのユニークなところ。
中世の衣装をまとった人たちが屋台の売り子になったり、通りでダンスしたり音楽を奏でたり、とタイムスリップしたかのような体験ができます。
わたしはその機会には恵まれませんでしたが、街並みも美しいので後述するリクヴィルとセットで訪れるのをおすすめします。
クリスマスマーケット開催時期の週末(金土日)は「クリスマスシャトル」が運行されます。
「コルマール ー カイゼルベルグ ー リクヴィル ー リボヴィレ ー コルマール」
を巡回するシャトルなので公共交通機関利用で週末に行くなら利用しましょう。
▼美しいリボヴィレのクリスマス風景は以下のブログ記事を見てみてください。
6. リクヴィル
コルマールから車で約20-25分(バスで約25-30分)にあるリクヴィル。
「フランスの最も美しい村」にも選ばれているリクヴィルは観光客に人気なので他のコルマール周辺の村より人が多めです。
が、人混み嫌いでも行くべきです。絵になる風景があふれてるんです!
写真好きならエギスハイム同様、撮りたくなる被写体にあふれています。
またリクヴィルはアルザスワイン街道の中心に位置し、高級アルザスワインの産地として知られているのでワイン好きなら楽しめるはず。
リクヴィルのクリスマスマーケットは小規模ですが、街中にかわいいショップが多いので街歩きしているだけで充分楽しめます。
クリスマスマーケット開催時期の週末(金土日)は「クリスマスシャトル」が運行されます。
「コルマール ー カイゼルベルグ ー リクヴィル ー リボヴィレ ー コルマール」
を巡回するシャトルなので公共交通機関利用で週末に行くなら利用しましょう。
▼美しいリクヴィルのクリスマス風景は以下のブログ記事を見てみてください。
アルザス地方クリスマスマーケット体験談
わたしにとっての初めてのクリスマスマーケット体験はアルザス地方のコルマールとストラスブールでした。
2011年12月。フランス暮らしを始めた年の年末のこと。
だいぶ前のことなのに、今でもその時の興奮した気持ちを覚えています。
「ここまで町中をとことんクリスマス一色に飾りあげるんだ」
クリスマスに対する意気込みのようなものを感じました。
もちろんフランスでもクリスマスは商業的な意味も多分にあります。
ただやはりクリスマスという歴史に根づいたイベントは日本の商業的な色合いとはどこか違う。
わたしはキリスト教徒ではないし、いくらフランス滞在歴が長くなろうがクリスマスの意味合いをフランス人のように感じることは一生できない。
「でもせっかくフランスにいるんだから、他のクリスマスマーケットも見てみたいな」
そう思い、2023年の年末にコルマール周辺にある小さめの村(エギスハイム、カイゼルベルグ、リボヴィレ、リクヴィル)を訪れました。
到着したその日の夕方にカイゼルベルグに行き、その美しい街並みに目を奪われました。
「写真撮りまくるぞー」
と意気込んでたらiPhoneフリーズ…
一気に意気消沈。
写真撮りたいならこんなことも想定してカメラもやっぱり持っていくべきですね。
(カイゼルベルグ記事にスマホがフリーズした時の対処法を覚え書きとして載せてます)
翌日はエギスハイムへ。
昼間だったこともあり、iPhoneがフリーズすることもなく、素敵な街並みのおかげもあり気分上昇。(単純 w)
クリスマスマーケット以上に街並みの美しさに惹かれ、エギスハイムがこの時いちばんのお気に入りに。
わたしたちは1日のうちにあっちもこっちもと予定を詰めるタイプの旅が好きじゃないので基本1日ひとつの村めぐり。
日程に余裕があるならこのほうがひとつひとつ印象に残りやすいし、せかせかすることなくじっくり楽しめます。
時間がないならツアー利用もいいでしょうけど、自分のペースで気ままに動きたいわたしのようなタイプはフラストレーション溜まるのでツアーはおすすめしません。
そしてその次の日、アルザス地方最終日。
夫が体調を崩し滞在してたアパートで休んでいないと(その翌日からベルギーに行くことになっていたので)いけない状態に。
「ひとりで初めてのところに車で行くのか…」
と不安だったけど、こんな機会はそうそうない。
というわけで自分で運転してリボヴィレとリクヴィルへ行きました。
(この2箇所はすごく近いので1日で行ったほうがいいです)
リボヴィレは駐車場が広々してて町もわかりやすく、予想以上に美しい街並みで行ってよかった。
お手洗いも駐車場(バス停の前)のところに公衆トイレ(そこそこ清潔)があり、カフェ利用しなくてもよかったのも安心できた点でした。
問題はリクヴィル。
人気の観光地。駐車場見つかるかな?
不安だったけど、なんとか駐車スペースが見つかり、ほっ。
リクヴィルがいちばん混み合ってました。
人が多い理由もよくわかるいい町でひとりでも来てよかったと感じました。
ただここでもトイレ問題。
冬って寒いから何度もトイレ行きたくなりませんか?
公衆トイレが見当たらなかったのでカフェに入りました。
トイレ行きたくなったらカフェ利用がフランスでの定番!
日本はおひとりさま文化が発達していて、いろんなところへひとりでも行けますよね。
フランスでもスタバのようなカフェやパリのような都会ならひとりカフェはまったく問題なくなってきてます。
でもアルザス。リクヴィル。
クリスマス時期でひとり旅は超レア。
こんな条件が重なったからか、カフェに入りひとりだ、と伝えると
「ひとり?!」
とびっくりな反応をされ、他のお客さんにも(アジア人だからもあり?)ちらちら見られました。
ひとりでのカフェ利用がダメなわけじゃないけど、フランスではおひとりさま文化はまだまだ浸透していないのでちょっと居心地悪い時と場合があります。
ひとり旅の女性はこの文化の違いを頭の片隅に置いておかれるといいと思います。
こんな経験もあったけど、アルザス地方のクリスマスマーケットは寒いけど多くの人に言ってほしいな、って思います。
50代だろうが、女性はかわいいものが大好き。
ちなみにわたしはかわいいものが好き派じゃないけど、アルザスのクリスマスマーケットだけは別。
ここまで突き詰めたかわいらしさへはリスペクトさえ感じてしまいます。
最後にアルザス地方での食事に関して。
一般的にアルザス地方は内陸なので肉系がメインになることが多いです。
名物と言われる食事(個人的な意見)ですが、正直それほどおいしいものではない w
- シュークルート:たっぷりの千切りキャベツをアルザスワインで煮込み、豚バラ肉またはソーセージを加えたもの
- フラメンキッシュ:薄いパン生地にベーコン、玉ねぎ、フロマージュブラン(ヨーグルトのようなチーズ)を乗せて焼いたピザのような料理
- プレッツェル:塩味のよく効いた硬めのパン(温めるとおいしい)
- クグロフ:レーズン入りのブリオッシュに近いパン(パサついてると特にイマイチ)
もちろん地方料理ばかりじゃないので、ドイツっぽい料理を好まないなら別系統のレストランを探すといいですよ。
わたしたちはこういう理由から2度目の旅ではアパートホテルに滞在して自分たちが好きな食事を用意しました。
アルザス地方旅のアドバイス
2度にわたってアルザス地方のクリスマスマーケットめぐりをしたわたしが学んだことをシェアします。
冬旅になるので持ち物など旅の前に準備しておきたいことを主にお話しします。
またクリスマスマーケットめぐりにかける時間や日にちの目安も付け加えておきます。
アルザス地方へのアクセス
日本からを含めたフライト利用してアルザス地方を訪れる場合。
ストラスブールにも空港がありますが、多くの人はまずパリに到着されるはず。
その場合のアクセス方法は以下のようになります。
- パリからTGV(新幹線のような高速列車)でストラスブール(最短で2時間弱)
- ストラスブールからコルマールへはTER(ローカル電車。最短で30分)
- コルマールから各村へはバス(約20-40分)
- クリスマスシャトル利用(エギスハイムはコルマールから直通、カイゼルベルグ・リクヴィル・リボヴィレはコルマールから巡回)
フランス、ドイツ、スイスなど近隣に在住している場合は車でストラスブールやコルマールなどに行かれる人もいるでしょう(わたしたちは2回とも車でした)。
小さな村はリクヴィル以外は割と駐車場が見つけやすいですが、問題はストラスブールとコルマール。
ストラスブールへ車で行くならP+Rと呼ばれるパーク・アンド・ライドを利用するといいです。
町の中心へ行くトラム&バス停の近くにいくつか駐車場があるので、町の中心で駐車場探しに時間を使う必要がありません。
コルマール周辺にもクリスマスマーケット期間はパーク・アンド・ライドが「Parc des Expositions(地図をみる)」に設置され、土日は駐車場代が無料になります。
宿泊先の見つけかた
初めてアルザス地方のクリスマスマーケットを訪れるならまずはストラスブール&コルマールに行くのがおすすめ。
なのでどちらかの町、もしくは両方に1泊するといいでしょう。
正直ストラスブールは規模が大きすぎて、人混み嫌いのわたしにはあまり響きませんでしたが訪れてよかったと思っています。
クリスマスマーケット以外にも大聖堂の上に登ったりイル川の街並みを見るのは楽しかったですから。
コルマールは混み合うけど街歩きをしている間、ワクワク感が止まりませんでした。
昼間もいいけど、夜がとにかく美しい!
コルマールではぜひ1泊だけでもしていただきたいです。
またコルマールを拠点にすると前述した小規模な村々を周遊しやすいです。
自力でバス利用する勇気がない人でもコルマール発のツアーで周遊もできます。
ストラスブールを拠点にした場合、近くで良さそうなマーケットが開かれるのは「オベルネ(Obernai)」という町ぐらいになってしまいます。
(ストラスブールを見るだけでも充分ですし、ツアー利用する手もあります)
また車でアクセスする場合、ストラスブールかコルマールのどちらかの町を拠点にして、駐車場付きのホテルをチョイスするのがいいでしょう。
もしくはそれぞれの郊外の村か、クリスマスマーケット開催されている小さめの村に宿泊先を見つけるのもいいでしょう。
わたしたちの場合、初回はコルマールの町中のホテル(駐車場有)に1泊。
2度目はコルマール郊外の小さな村(インゲルスハイム)に3泊し、車でいくつかの村を訪れるスタイルでした。
アルザス地方のクリスマスマーケットは世界的に人気なので、宿泊先は早めに予約することをおすすめします。
冬旅の持ち物
アルザス地方の冬はかなり冷え込みます。
クリスマス時期は雪が降ることも。
そうでなくても晴れることは少なく、雨が降らなければラッキー。晴れたらミラクルです。
こちらの人は雨や雪が降っても相当な降りじゃなければ傘はささず、上着のフードを被ることが多いです。
日本人的にはそれだと濡れて不快になるでしょうから雨具を用意したほうがいいでしょう。
外は寒くても室内は暖かいことが多いので、上着の下は重ね着で調節しやすいようにしましょう。
ダウンジャケットのような軽くて暖かいジャケットに帽子やスカーフ(マフラー)、手袋を加えるスタイルがおすすめ。
靴は歩きやすく暖かいショートブーツがおすすめです。
クリスマスマーケットめぐりにかける日にち&時間
これはもちろんそれぞれの好みによります。
ここでは初めてアルザス地方のクリスマスマーケットを公共交通機関利用で訪れる設定にした目安のスケジュール提案をします。
- パリからTGVでストラスブールへ行きストラスブールで1泊する
- 翌日の午後コルマールへ移動し、コルマールで宿泊
- 翌日の曜日が金・土・日曜日ならクリスマスシャトルで
<コルマール→カイゼルベルグ→リクヴィル→リボヴィレ→コルマール>路線を利用し周遊(コルマール泊) - それ以外の曜日ならクリスマスシャトルで<コルマール→エギスハイム>へ行く(コルマール泊)
*クリスマスシャトルを利用しなくても、カイゼルベルグ・リクヴィル・リボヴィレへはバスでアクセスできます。
こんな感じでストラスブールで1泊、コルマールで2泊もしくは3泊できると急かされずにクリスマスマーケットを堪能できるはず。
時間がない人はストラスブールだけ or コルマールだけの滞在にしてそれぞれの町のクリスマスマーケット(もしくは両方)を満喫してください。
個人的にはコルマールと周辺の村の小規模なクリスマスマーケットめぐりが好きでしたけどね。
ストラスブールとコルマールは最低でも半日から1日かけて見回ってほしいです。
小規模な村はお好みによりますが、各村1〜2時間見積もっておくといいでしょう(食事などの休憩時間をのぞいた時間)。
まとめ:おとぎ話の世界広がるアルザスのクリスマスマーケット
わたしが実際に訪れて感動したアルザス地方のクリスマスマーケットを比較しつつ、それぞれの魅力をお伝えしました。
簡潔にそれぞれの町を表現します。
- ストラスブール:クリスマスの首都と称される大規模マーケットと世界遺産の街並み
- コルマール:メルヘンチックな街並みで女性なら誰もが魅了される
- エギスハイム:フランスの最も美しい村に選出された魅力的な街並みとクリスマス飾り
- カイゼルスベルグ:中世の街並みが美しく保存され洗練された雰囲気
- リボヴィレ:クリスマスマーケット以外でも街歩きだけで満足できる
- リクヴィル:多少混み合っても行くべきなフランスの最も美しい村に選出された村
できればストラスブールやコルマール周辺で3泊もしくは4泊できると理想的な日程でクリスマスマーケットめぐりができます。
2泊以下しかできない場合は小規模な村はスキップしてストラスブールだけ、またはコルマールだけでも充分楽しめます!
この投稿がアルザス地方のクリスマスマーケットのイメージづくりや旅の参考になれば嬉しい限りです。
以下のチェックリストもご活用ください。
そして気になる町があれば記事もご参照ください。
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- ストラスブール・コルマールへ行く電車(TGVなど)の予約「ヨーロッパ交通の予約Omio」
- コルマール周辺でのホテル予約「Booking.com」
- ストラスブール発クリスマスマーケットへのツアー「ゲット・ユア・ガイド」「ベルトラ」
- レンタカーの価格チェック「Booking.com」
- Googleマップなどデータ使用に便利なeSIM「airalo」
アルザス地方でわたし自身が体験したクリスマスマーケットの記事もご参照ください。