「まるで絵本のような街並み」と言われるフランス・アルザス地方のエギスハイム(
Eguisheim)。
その美しい街並みは、クリスマスシーズンになるとデコレーションやイルミネーション効果でまるで夢の中にいるような世界へと変貌します。
2023年12月にアルザス地方の村をいくつか訪れた中でわたしがいちばん気に入ったのがエギスハイムでした。
今回はエギスハイムのクリスマスマーケットの魅力をたっぷりお伝えします。
あなたがエギスハイムを訪れるときの思い出づくりのお手伝いとなればうれしい限りです。
- 最寄りのストラスブール空港までのフライトチェック「Booking.com」
- エギスハイムへ行く電車(TGVなど)の予約「ヨーロッパ交通の予約Omio」
- エギスハイム周辺でのホテル予約「Booking.com」
- コルマール発エギスハイムクリスマスマーケットへのツアー「
ゲット・ユア・ガイド」 - レンタカーの価格チェック「Booking.com」
- Googleマップなどデータ使用に便利なeSIM「airalo」
▼アルザス地方には他にも魅力的な村があります!

エギスハイムのクリスマスマーケットの魅力

エギスハイムは、色とりどりの花で飾られた円形の旧市街の街並みが「フランスで最も美しい村」のひとつに選ばれています。
観光シーズンの初夏から初秋の時期に訪れると村はカラフルな花飾りにあふれ、まるで絵本のような街並みを歩くだけで気分が上がります。
そんな街並みはクリスマスシーズンになると、クリスマスの飾り付けとイルミネーションでさらに華やかになります。
円形の旧市街はロンパール通りとアルマン通りの2本の細い道の内側にこれまた狭い路地がはりめぐらされたつくり。
村の中心地を歩き回っても30分から1時間もあれば歩き尽くせる小さなエギスハイムですが、カフェなどでの休憩時間を含めて最低でも2時間は過ごしたいところ。

旧市街にある各家の入口や窓辺はそれぞれ個性的なクリスマスの飾り付けが施され、村全体がアート作品のようになっています。
その各家もかわいらしいデコレーションはどれも写真に撮りたくなるものばかりでそれだけでかなり時間を費やしたのはこのわたしです w
クリスマス時期のエギスハイムでの過ごしかた

旧市街をただ歩きまわるだけでも充分楽しいですが、エギスハイムでのひと時をより素晴らしい思い出にする過ごしかたのヒントをいくつかあげていきます。
写真・動画おすすめスポット
いちばんわかりやすい思い出づくりは写真や動画におさめること。
街中が写真スポットと言っても過言じゃないですが、特に押さえておきたいところを紹介します。
Le Pigeonnier(鳩小屋)

路地が二手に分かれる真ん中に立つ小さなとんがり屋根の建物。
クリスマス時期はかわいく飾り付けがされ、格好の記念写真撮影場所になっているので順番待ちになる場合もありますが、ここは見逃せない(撮り逃せない?)スポットです。

わたしたちが通りかかったときは混んでても割とスムーズに順番がまわってきたので、落ち着いて写真撮影ができました。
Les couleurs d’Eguisheim(ロンパール通り南)


ロンパール通り南側に並ぶカラフルな淡い色合いのお家が並ぶ通り。
まさにエギスハイムの絵本のような街並みそのものです。
ただ今でも人が住んでるので住民のみなさんに迷惑かけない程度に撮影を楽しみましょう。
アルザスらしい食事を楽しむ
アルザス地方はドイツ領だったこともあり、食もドイツの影響を受けています。
いくつかアルザスらしい食事をあげます。
シュークルート
アルザス地方の定番料理。
たっぷりの千切りキャベツをアルザスワインで煮込み、豚バラ肉またはソーセージを加えたもの。
フラメンキッシュ
薄いパン生地にベーコン、玉ねぎ、フロマージュブラン(ヨーグルトのようなチーズ)を乗せて焼いたピザのような料理。
(ピザと呼ぶとアルザス人は怒るらしいですが)
プレッツェル

塩味のよく効いた硬めのパン。
食べ歩きにピッタリで頼めば温めてくれるので寒い時期にちょうどいいですよ。
クグロフ

アルザス地方らしいパン。
お菓子とも言われますが、ブリオッシュに近いパンです。
乾燥しやすいのか焼き上がりから時間が経つとパサついた食感になるので、なるべく焼きたてを食べましょう。
またクグロフの中にレーズンが入ってることが多いので苦手な人(=わたし)は買わない、もしくはよけながら食べましょう。
(わたしはよけながら食べましたw)
クリスマスマーケットで売られている温かい飲み物・食べ物

アルザス地方の冬はかなり冷え込むので温かい飲み物や食べ物は欠かせません。
以下にあるのが定番なので冷えてきたら試してみてください。
- 温かいワイン(ヴァン・ショー)
- ホットチョコレート(ショコラ・ショー)
- ホットアップルジュース
- 焼き栗(マロン・ショー)
エギスハイムでのショッピング

アルザス地方はワイン生産でも有名。
エギスハイムはアルザスワインの発祥の地として知られ、小さな村の中にワイナリーやショップが点在しています。
その中で駐車場近くにある大きなワイナリー兼ショップ「Wolfberger」に入りました。(上の写真)
Wolfbergerは1902年から続く老舗のワイナリーでショップ内はとてもモダン。
店内ではワインの試飲もできます。
お土産用に1本購入した際、ラッピングも美しく仕上げてくれました。
ワイン好きな方はぜひ。
エギスハイムを訪れたらクリスマスマーケットだけでなく、あちこちのショップでクリスマス雑貨を見つけることができます。


中でも村の中心広場近くにある「Esprit Lin」は店舗入口のかわいい飾り付けだけでなく、店内に置かれていた商品のどれもが魅力的。
店名にもあるようにリネン商品がメインのようですが、冬の時期はモコモコしたセーター類から温もりを感じる雑貨類までところ狭しと並んでいました。
白やきなり色系の商品がほとんどでトーンがまとまっていて、オーナーさんのセンスを感じるお店。
こういうタイプの商品がお好みならぜひのぞいてみてくださいね。
エギスハイムへのアクセスと滞在

エギスハイムへは、パリやストラスブール、コルマールから電車やバスでアクセスできます。
パリからはTGV(新幹線のような高速列車)、ストラスブールからはTER(ローカル電車)でコルマールへ、コルマールからはバスを利用。
パリからストラスブールへは最短で約1時間50分(TGV利用)。
ストラスブールからコルマールへは最短で約30分(TER利用)。
コルマールからエギスハイムへはバスで約30分。
またクリスマスマーケット開催時期には「クリスマスシャトル」が運行されます。
2024年はコルマールからエギスハイム間を運行するシャトルは平日でも運行されるので、11月29日から12月22日まで毎日シャトル利用ができます。
詳しくはコルマールエリア運行の「クリスマスシャトル」ページをご参照ください。
TGVやヨーロッパの電車予約なら
日本語でも予約できる「ヨーロッパ交通の予約Omio」の利用が便利です。
エギスハイムでの滞在

エギスハイムはコルマールから車で約15分にあるので、他のクリスマスマーケットも行きたい場合はコルマールを拠点にすると便利です。
ただ人のあまりいない時間帯に街歩きしたり写真撮影したいならエギスハイムに宿泊するといいでしょう。
エギスハイムにも写真にあるようなホテルから小さな宿までいくつか宿泊施設があります。
わたしたちは車でアルザスに来たのでコルマール郊外の小さな村(インゲルスハイム)に滞在して、車でいくつかの村に行きました。
宿泊施設の予約はいつも「Booking.com」を利用しています。
ホテル探しの参考にチェックしてみてください。
まとめ:フランスの最も美しい村「エギスハイム」でのクリスマスマーケット
エギスハイムはこぢんまりとした村で1時間もあれば周遊できますが、絵本のような街並みはまるでテーマパークのよう。
特に女性ならかわいらしい街並みやクリスマスの飾り付けに惹きつけられることでしょう。
クリスマスマーケットや飾り付けにまったく興味のない夫もエギスハイムはとても気に入っていました。
ワイン好きならアルザスワイン発祥地であるエギスハイムでワイナリーやショップめぐりも楽しめます。
わたしたちは時間の都合で昼間に訪れました。
昼間のほうが寒くないので、寒がりさんは昼に行きましょう。
夜のほうがより雰囲気は良くなりますが、アルザス地方の冬はかなり寒いので防寒をしっかりしてくださいね。
以下のような暖かい格好、歩きやすいブーツは必須です。
あなたのエギスハイムでのクリスマスマーケット体験が思い出深いものとなりますように。
その参考になれば嬉しいです。以下のチェックリストもご活用ください。
- 最寄りのストラスブール空港までのフライトチェック「Booking.com」
- エギスハイムへ行く電車(TGVなど)の予約「ヨーロッパ交通の予約Omio」
- エギスハイム周辺でのホテル予約「Booking.com」
- コルマール発エギスハイムクリスマスマーケットへのツアー「
ゲット・ユア・ガイド」 - レンタカーの価格チェック「Booking.com」
- Googleマップなどデータ使用に便利なeSIM「airalo」
▼クリスマスマーケットめぐりの拠点にしたいコルマールについて書いています。
