映画「アバター」がインスパイアされたことで
注目を浴びるようになった張家界(ジャンジャジエ)。
張家界自然保護区は自然美と絶景が堪能できるスポット。
保護区の広大さも手伝って
現地では中国人観光客もガイド付きで
周遊している人が多いです。
それは中国語を理解してても周遊方法が難しいから。
今回の投稿ではこのややこしい張家界自然保護区を
個人で周遊する方法をお伝えします。
本投稿では
「張家界自然保護区を個人で周遊する方法」
をお伝えしますが、正直いうと
「初日はガイドさんがいたらよかったな」
と感じました。
初日だけでもガイドに説明を受けたら
2日目以降は個人でも動きやすいです。
当時はガイドを探すことができませんでした…。
張家界自然保護区のガイドを提供しているのは
以下2つのツアー会社です。
- ベルトラ(Veltra)
- ゲット・ユア・ガイド(Get Your Guide)
ちなみに各ツアー料金に含まれるサービスは
以下のとおりです。
- ベルトラ提供ツアー:日本語ガイドのみ
- ゲット・ユア・ガイド提供ツアー:英語ガイド、入場料、ランチ、ケーブルカー
気になるかたは各サイトをチェックしてみてください。
張家界観光日本語ガイド派遣サービス(ベルトラ提供)
張家界自然保護区プライベートツアー(ゲット・ユア・ガイド提供)
▼張家界自然保護区へのアクセス方法に関しては下記の投稿をご参考に。

張家界自然保護区へは武陵源入口からが便利

張家界自然保護区全体の地図写真です。
ちなみに日本語読みで「ちょうかかい」と現地で言っても全く通じません。
なので本来の読み方の「ジャンジャジエ」と覚えておくとと何かと便利です。
これは自然保護区全ての地図で、
実際に観光客が周遊できるのは地図の4分の1ほどの範囲です。
(それでも充分広いけど、)
張家界への入口は全部で5つありますが、
観光客が利用しやすいのは武陵源(ウーリンユアン)の入口です。
何重にもなった塔が離れたところからも見えて分かりやすいです。
武陵源の入口周辺には結構ホテルがあり、
街中にもホテルがたくさんあるので
張家界自然保護区めぐりの拠点にしやすい町です。
わたしたちが宿泊したホテルの周りはホテル街で、
これからもっとホテルが増えそうな感じでした。
ホテルからこちらの入口まで徒歩15-20分。
蒸し暑い時期だったので、
朝から歩くのは億劫でしたが、
問題なく歩ける距離です。
▼宿泊したホテルはクラウンプラザホテルでした。

何重にもなった塔の1階部分がチケット売場
そして保護区内への入口となっています。
ちょっと見にくいですが、
左下の写真にチケット価格が示されています。
チケット価格は以下のとおりです。(2018年時)
- 3月から11月:大人1人245元(約4000円)子供(6-17歳)1人123元(連続4日間有効)
- 12月から2月:大人1人136元(約2200円)子供(6-17歳)1人68元(連続4日間有効)
- 身長130cm以下は無料
1日券というのがないので、
1日しか時間が取れなくても4日間チケットを購入するしかありません。
また4日連続して入場しないとダメ。
わたしたちは3日通った後2日空けて
その次の日に入場しようとしたら入れませんでした、、、。
写真右下がチケットカウンター。
すごい人がいるのにここが空いている理由は、
ガイドさんがツアー参加者分全て一度に購入しているから。
実は中国ではガイド用の安いチケット料金というのがあって、
浮いた分は全てガイドの収入になる、
という仕組みを知ったのはこの2度目の中国旅でした、、、。
ガイドというのが中国で人気の職種だというのが分かる逸話です。
写真上がチケットをチェックするところ。
一番左以外ならどこでもOKな感じ。
ここを通過して右手に進むとバス乗り場があります。
保護区内を走るバスは各ポイント間を走るもので、
バスの乗車料金は入場券に含まれてます。
バスは途中で乗車・降車することも可能。
初日でもっとも難しかったのはこのバスの乗り方でした。
バスに乗らないと広すぎて歩ききれないから利用しないわけにはいきません。
最初の武陵源入り口乗り場でもどのバスが何処行きのバスなのか不明。
バス自体にも行き先が表示されてません。
なので最初にどのポイントに行くのかを決めておいて、
係員(大概やる気なしなお兄ちゃんたち)にそのポイント名を告げて、
どのバスか教えてもらうしかありません。
というわけでここで必要なのが、保護区内の地図!
わたしたちは宿泊先のホテルでとても見やすい大きな地図をもらいました。
武陵源にあるホテルならきっと張家界の地図は用意していると思うので、
必ず初日行く前までにもらっておいてください。
(中国でGoogleマップは使い物にならないし…)
まずわたしたちが向かったのは、
天子山(Tianzi Mountain、ティアンツィシャン)
へ登るケーブルカーでした。
入場券に含まれない乗り物で出費が加算される
武陵源からバスに乗り、
もう1本バスを乗り継いで到着したケーブルカーのチケット売場(上の写真)。
バスを乗り継いだポイントからの遊歩道はなく、
天子山に行くにはどうしてもケーブルカーを利用するしかありません。
このケーブルカーは別料金。
片道1人72元(約1170円)かかります。(2018年時)
帰りもケーブルカーで楽々降りたい場合は同じ金額を支払う必要があります。
初日にケーブルカーを利用した時は霧が立ち込めていて、
このようなドラマチックな風景が見られました。
超感動でした!
天子山から下る山道には見どころも多いので、
なかなか大変な道だけど、
休み休みして降りていくといい風景があちこちで見られます。

初日の昼過ぎぐらいまでは山全体に靄がかかっていて、
理想的な条件で美しい張家界の風景を楽しむことができました。
張家界を紹介する写真やポスターも
このような霧にかすむ風景を取り上げていることが多いので、
多くの人はこの風景を見に張家界に来てるのかと思ってたら、
どうも違うようでした。
ホテルの人によると、
このようなくっきり晴れた張家界を求めて来る人の方が多いとのこと。
もちろんこれもいいけど、特別感がないような気が、、。
初日以外はずっとこのような天候。
梅雨の時期を狙って6月に行ったのに残念でなりませんでした。
張家界の中には岩肌に沿って建設された
世界最大の屋外エレベーターがあります。
百龙天梯(Bailong Elevator、バイロンエレベーター)という名前で、
こちらの1階部分へは武陵源からバスで行くことができます。
こちらのエレベーターに乗るにも別料金がかかります。
片道1人72元(約1170円)。(2018年時)
エレベーターを下るのにも同じ料金。
ケーブルカーと違ってエレベーターはあっという間なので、
ぼったくられ感が強い、、。
ただこのエレベーターを利用しないと見られない風景があるので
利用せざるを得ません。
こちらがアバター・ハレルヤ山と名付けられた岩山です。
映画「アバター」に出てくる風景がここにインスパイアされたとされる場所。
実はそれは確実ではないようですが、
張家界市が半ば強引に名付けちゃったようで。
言ったもん勝ちってこと?ww
まあでも映画を観た人なら頷ける風景ではあります。
写真撮ってたのはほとんど子供だったけど、
記念に撮っちゃいました。
いい思い出です ww
個人的に気に入ったのは保護区内に数え切れないほどあるゴミ箱。
傘を被ったゴミ箱で、
リサイクル用とその他に別れてるけど、
区別は全く徹底されてませんでした。
でも味のあるデザインです。
話は戻りますが、
バイロンエレベーターを登り、
ハレルヤ山を見た後は
「天下第一橋」というバス停に到着します。
ここからはさらに北西に行った「烏龍村」へ行くバスに乗れますが、
再び武陵源に戻ることを考えると、
やはりバイロンエレベーターを降りる選択しかないんです。
徒歩で山下りをしても違う入口に通じる遊歩道なので。
なので張家界では入場券以外の別料金が
かなり発生することを覚えておいた方がいいです。
張家界自然保護区での食事
保護区内では各バス停付近に
必ず何かしら食事ができるところがあります。
トウモロコシや夏だったのでキュウリを丸かじりしてる人をよく見かけました。
ただキュウリは生物なので、
普通の水道水で洗ってることを考えると
お腹の弱い人は避けた方が無難。
(中国の水道水は飲めません。)

天子山の山頂付近にはマクドナルドもあるぐらいですが、
いちばんおいしかったのは、、、
「天子閣」という三重塔のような立派な建物の横で
いろんな種類の麺類などを提供しているちょっとしたレストランがあったので
ランチ利用しました。
写真があったので、
おばちゃんに「これ!」と注文すると、
「ほにゃららラーメン」と言ったような。
これがすごくおいしかった。
麺類は激辛でない限り、
中国ではいちばん好きなメニューです。
お腹の弱い人はフルーツなどの生物は避けて、
ちゃんと調理されたもの(火の通ったもの)を食べていれば
トイレに駆け込むようなことにはならないでしょう。
トイレは山道の途中にはないけど、
バス停付近には必ずあるので、
そちらで済ませておくといいです。
まとめ:張家界自然保護区の個人での周遊方法
張家界自然保護区はの入場料は4日分と考えればそれほど高くはないけど、
中に入ってもケーブルカーなど結構別料金がかかります。
保護区内の食事は高くないけど、
別料金があれこれかかることは事前に知っておくといいです。
また、保護区内のバスは外国人にはわかりにくい。
乗る前に必ず行き先を誰かに聞いて確認してください。
一度乗り間違えて逆方向に行ってしまったこともありましたが、
おかげで道の雰囲気を覚えることができたので、
その次からは間違えることはありませんでした。
初日は個人だと大変ですが、
2日目からは個人でも周遊しやすくなりますので
安心して張家界自然保護区の旅をお楽しみください。
正直いうと
「初日はガイドさんがいたらよかったな」
と感じました。
初日だけでもガイドに説明を受けたら
2日目以降は個人でも動きやすいです。
当時はガイドを探すことができませんでした…。
張家界自然保護区のガイドを提供しているのは
以下2つのツアー会社です。
- ベルトラ(Veltra)
- ゲット・ユア・ガイド(Get Your Guide)
ちなみに各ツアー料金に含まれるサービスは
以下のとおりです。
- ベルトラ提供ツアー:日本語ガイドのみ
- ゲット・ユア・ガイド提供ツアー:英語ガイド、入場料、ランチ、ケーブルカー
気になるかたは各サイトをチェックしてみてください。
張家界観光日本語ガイド派遣サービス(ベルトラ提供)
張家界自然保護区プライベートツアー(ゲット・ユア・ガイド提供)
