島根県にはたくさんの見どころがあります。
今回紹介するスポットはかなりレアなところばかり。
- 松江北部にある島根半島の海岸線の自然美
- 島根県浜田市にある真言宗寺院「多陀寺(ただじ)」
どちらも静かで心休めるのに最適です。
自然美!島根半島の海岸線
松江市の中心部からちょうど真北のあたりから東の美保関にかけての海岸線は、隠れた自然美の宝庫。
*鳥取の海岸線も素敵です!
島根半島は、日本海の荒波によって浸食された海食洞などがある自然美豊かな海岸線です。
地元の人以外には知られていない発見しがいのあるスポット。
半日ほどかけて巡った島根半島の海岸線の様子をご覧ください。
こちらが島根半島の説明看板にある洗濯岩。
昔の洗濯板のような線状の岩となっています。
この穴の空いた岩のあるスポットに行く道には泣かされました。
恐ろしいほどの細い道の脇には刈られていない草木がバンバン車道にはみ出していたのでレンタカーに傷がつかないかヒヤヒヤしました。
島根半島には漁港もいくつかあるので、イカ釣り船も目にしました。
撮り方によっては面白い写真になりそうな被写体です。
島根半島は、出雲市の日御碕(ひのみさき)から松江市の美保関までの東西65kmにもおよぶ長い半島。
出雲大社、一畑薬師もこの島根半島に位置します。
地味なようで結構見どころの凝縮した島根半島。
時間がありましたら神社仏閣だけでなく、海岸線をのんびり巡ってみるのもいいですよ!
中国観音霊場22番札所「多陀寺」
島根県西部の浜田市にある高野山真言宗寺院の多陀寺(ただじ)。
鳥取から島根への移動は楽でしたが、島根県は東西に長い県で行けども行けども山口県にたどり着けない印象でした。
島根県西部にある人気の観光地「津和野」は山口県から訪れた方がいいということがよくわかりました。
多陀寺の本堂。
真言宗寺院巡りをライフワークのひとつとしているわたしたち。
多陀寺へはあらかじめ調べて拝観しました。
到着して仁王門近くの説明を見ると珍しい木造の仏像群があるとのこと。
境内中探しても見つからず、本堂脇で作業されていた女性に尋ねたら、本堂の中にいるのでどうぞ、とのこと。
お言葉に甘えて本堂内に入らせてもらいました。
案内していただいた女性(おそらくご住職の奥様)によると、59体ある仏像は平安時代に作られたものとのこと。
多陀寺自体も歴史が長く、680年代に創建された古刹。
木造の仏像の一部は寺の裏手の海岸で見つけられたものもあるようで、その昔多陀寺まで運ばれてきたそうです。
「本当はガラスケースの中に入れて保存した方がいいみたいだけどね〜。京都のお寺みたいにお金ないから。」
とつぶやかれた女性。
いえいえ、こうして写真OKで拝観料もとらない寺院の方がよっぽどありがたい限りです。
確かに保存を考えたら無造作に並べておくのはどうかと思うけど、これはこれで味があっていいと思いました。
それほど広くはない境内にはこのような可愛らしいお地蔵さんや信楽焼のタヌキ(トップの写真)もいます。
そして修行大師(=弘法大師)像も。
多陀寺は中国観音霊場の第22番札所になっています。
中国観音霊場は鳥取、島根、山口、広島、岡山県の中国地方5県にある計37箇所の霊場を巡る観音霊場のこと。
四国遍路のように全て同じ宗派の寺院ではなく、霊験あらたかな観音菩薩の縁起をとどめた37寺院を巡る霊場巡礼です。
霊場めぐりがお好きな方はぜひ「中国観音霊場」もリストに加えてみてください。
まとめ:島根半島の海岸線美と中国観音霊場の古刹「多陀寺」
今回の投稿では、島根県にあるレアなスポットを2箇所紹介しました。
- 松江北部にある島根半島の海岸線の自然美
- 島根県浜田市にある真言宗寺院「多陀寺(ただじ)」
島根半島の海岸線は発見しがいのあるスポット。
途中運転するのが怖いぐらいな道もあったけど、その先には必ずいいスポットがありました。
多陀寺は、アクセスしづらいロケーションではありますが、真言宗寺院が好き・珍しい仏像を見たい、という方はぜひ!