福岡の中心部って観光するようなところあるの?
福岡は屋台グルメに代表されるグルメ・美食のまちというイメージが強め。
観光となると太宰府や近ごろ人気急上昇の糸島などがメイン。
今回の投稿で紹介しているのは福岡市の玄関口である博多駅からすべて徒歩で訪れることができるスポットばかり。
特に寺社めぐりが好きな人にぴったりな内容です。
クリーンで使いやすい博多駅
新幹線で福岡まで来た場合、福岡観光の拠点となる博多駅。
飛行機で福岡に来たら福岡空港に到着するわけですが、おそらく福岡空港は日本一便利な空港です。
福岡空港から博多駅までは地下鉄でたったの2駅。
ものの5分で博多駅到着できちゃう便利さ!
上の写真は2011年3月に開業したJR博多駅に直結する大型ショッピングセンター「JR博多シティ」。
駅ビル内には東急ハンズや博多阪急デパート、博多駅構内にも博多名物の明太子などが買えるお土産屋やお弁当デリ、レストランなど数え切れないほどの店舗があります。
新幹線利用の人ならお土産購入は博多駅だけで完結!
というわけで旅行で福岡を訪れたなら博多駅周辺のホテルが何かと便利になります。
博多駅から徒歩圏内にある寺社
博多駅から地下鉄で一駅先の祇園駅周辺が御供所(ごくしょ)町と呼ばれる寺町。
御供所町は数多くの寺が建ち並ぶ風情のある界隈です。
博多駅からも徒歩圏内。
歴史好き&寺好きな方にはおすすめです。
福岡は地理的に中国や朝鮮に近いことから、先端の文化をより早く取り入れることができ、文化的に「日本のはじめて」という事項が多いんです。
はじまりどころのあれこれをおすすめ寺院と混ぜながらお伝えします。
東長寺(とうちょうじ)
人気観光スポットでもある「東長寺(とうちょうじ)」。
806年に空海(弘法大師)が唐から帰国して最初に建立した真言宗の寺院。
弘法大師は全国で数多くの寺院を建立しましたが、東長寺が弘法大師による最初の建立寺院であることがここの「はじめて」です。
写真はその東長寺の境内にあったお地蔵さん。
夜の繁華街「中洲」の文字が博多らしい。
境内には五重塔(写真左の背景)もありますが、都心のお寺なのでそれほど大きくはありません。
こちらの目玉は、福岡大仏と呼ばれる木造の釈迦如来坐像。
高さ10.8m、重さ30トンと、木造の坐像としては日本一の大きさです。
大仏様の胎内を巡る「地獄・極楽巡り」という地獄のイメージ画が飾られているのですが出口前の数メートルは本当の真っ暗闇。
ここぞ地獄めぐり、といった感じで光が見えた時は救われる思いがしました。
残念ながら大仏様は撮影禁止。
訪れた際に東長寺境内で無料ボランティアガイドをされている方から「博多本」という冊子をいただきました。
この中にある地図がとても見やすく、解説も分かりやすく大変役に立ちました。
PDF版をダウンロードできるのでご参考に。
<博多本PDF版>
承天寺(じょうてんじ)
臨済宗東福寺派の寺院である承天寺(じょうてんじ)。
最初に訪れた時は山門が閉まっているように見え、一度あきらめて近くのお茶屋さんで話を聞くと、17時までなら入れるはず、と教えてもらい再度トライしてみました。
境内で目にしたこのハスの花の見せ方。
センスが素晴らしすぎます!
入っていいのかまだはっきりせず、山門前をうろうろしていたらちょうどひとりのお坊さんが門をくぐられました。
「こちらの寺院のお庭を見せていただくことはできますか?」と聞くと、
とても気さくな感じで、「いいですよ~。でもね、聞き方を変えるともっといいよ。ついておいで!」と。
喜び勇んでついていくと、寺務所の手前で、
「拝観させてもらえますか?って聞いたら絶対大丈夫だから。」と、こそっと教えてくださいました。
そのとおりに言うと、無事許可がいただけました。
考えてみれば、お寺は「見る」のではなく、「拝む」ところ。
聞き方ひとつで違いがでるものです。
「拝観させてもらえますか」はマジックワード!
境内に入り、最初に御本尊にお参りしてから後ろを振り返ると、、、
「洗濤庭(せんとうてい)」という枯山水庭園が本堂方丈前に広がっていました。
美しいです!見入ってしまう静寂の美。
この他にも中庭も味のある作りでなかなか離れがたかったほど。
博多の寺院はレベルが高いです。
さて承天寺のはじめては「うどん・そば・饅頭の発祥地」であること。
境内にはそのことがわかる碑があります。
聖福寺(しょうふくじ)
日本最初の禅寺(臨済宗妙心寺派)と言われている聖福寺(しょうふくじ)。
日本にお茶を広めたとされる栄西(ようさい)禅師により1195年に創建されました。
栄西禅師は京都にある建仁寺を開山した僧侶としても知られます。
写真は境内にある鐘楼。
境内に立ち入ることはできますが、お堂などの拝観ははひと月前までに申請が必要とのことです。
博多祇園山笠で有名な櫛田神社
御供所町には含まれませんが櫛田神社も博多駅から徒歩圏内にあります。
櫛田神社は博多祇園山笠の舞台として有名で博多のシンボル。
博多っ子にとって大事なこの祭りは毎年7月1日から15日にかけて開催されます。
神社自体はそれほど大きくないです。
しめ縄はかなり立派。
境内に数か国語のおみくじがあったので、夫用にと英語みくじをひいてみました。
結果は「Lucky」で「吉」ってことかな?
博多名物を食べるなら「やまや」
博多駅周辺にあるおすすめレストランをひとつ。
博多名物といえば、もつ鍋に明太子。
どちらも食べられるのがこの「やまや」レストランです。
もつ鍋を食べるような時期(6月)ではなかったけど、、店内は冷房が効いていて問題なく食べられました。
ベルギー人夫にとって初めての明太子体験。
ご飯がなくてそのまま食べたのがたたってしまい、これが最初で最期になってしまい残念。
明太子はやはりご飯のお供じゃないとダメですね。
わたしは久しぶりでおいしくいただけましたけど w
まとめ:博多駅から徒歩で行ける穴場の観光地
博多駅周辺には観光スポットはないと思われがちですが、寺社めぐり好きな人には大変興味深いエリアです。
今回おすすめした場所をまとめます。
- 東長寺
- 承天寺(イチオシ)
- 聖福寺
- 櫛田神社
博多駅の駅ビルもとても魅力的だし、駅周辺には紹介したもつ鍋の「やまや」以外にも数え切れないほどのレストランがあります。
ぜひ博多駅周辺にホテルを予約して満喫してください。