スイスのフリブール州と聞いてスイスのどこにあって、どんな町があるか。
と聞かれてわかる人!
分かったあなたはスイス通です。
知らなくてもまったく困ることはありませんが、スイスが好き、スイスの知られざる地方にも行ってみたいならフリブール州は結構おすすめです。
今回の記事ではスイスのフリブール州でここは見ておきたい5つの町(村)を紹介します。
スイス旅行の参考に、もしくは有名じゃないスイスを見てみたいあなたにお届けしたい内容です。
どうぞ続きをお楽しみに。
- フリブール観光局サイト:https://fribourg.ch/en/fribourg/
- 最寄りのジュネーブorチューリッヒ空港までのフライトチェック「Booking.com」
- フリブール州でのホテル予約「Booking.com」
- フリブール州へ電車で行くなら「スイストラベルパス」
- Googleマップなどデータ使用に便利なeSIM「airalo」
フリブール州ってどんなところ?
フリブール州はスイスの西部にあるカントン(州)で州都はフリブールです。
わたしが在住するレマン湖エリアからもそれほど遠くない位置。
レマン湖とヌーシャテル湖の間にある静かで平和な地方です。
スイスはこのようないわゆる田舎エリアでも電車網が発達しているので車がなくてもアクセスしやすいのが観光客には嬉しいポイント。
州都のフリブールを拠点にすれば数泊の旅でもあちこち行くことができます。
フリブール地方だけの旅ならその都度電車チケットを買うのもいいでしょう。
もしスイスのあちこちを旅するなら「スイストラベルパス」が超便利です。
スイス旅行なら電車だけじゃなく、バスやボート乗車にも使える
「スイストラベルパス」
が便利です。
公共交通機関だけじゃなく500箇所以上の美術館の入館料も含まれているので超お得!
使用期間は3、4、8、15日間から選べるので、あなたの旅行期間に合わせて選べます。
興味ある方は下記リンクをチェックしてみてください。
それではフリブール州内でここは行っておきたい5つの町は以下の5つの町です。
- フリブール
- ムルテン
- グリュイエール
- ロモン
- ルー(リュ)
それでは順番に見ていきましょう。(目次から希望の町にすぐ飛べます)
1. フリブール
フリブール州の州都「フリブール」。
「近くに滞在してるからせっかくだから立ち寄ってみるか」
とたまたま訪れてみたら思いのほか落ち着いたいい町でとても気に入りました。
フリブールの町を流れるサリーヌ川に言語境界線があり、フランス語とドイツ語が公用語というバイリンガルな町。
とはいえどちらかと言えばフランス語が優位な印象でした。
市内の見どころは以下の4つ。
- サン・ニコラ大聖堂(内部のステンドグラスも)
- ベルン橋
- 旧市街・ケーブルカー
- 町のアートな看板
「フリブールシティカード」を利用するとお得にフリブール市内観光が楽しめます。
スイス国内を横断する鉄道のメインラインに駅があるので、公共交通機関利用ならフリブールを拠点にするとフリブール州の旅がしやすいです。
(スイス国内鉄道利用ならスイストラベルパスが断然お得です)
よりフリブールのことチェックしたいな、という場合は以下の記事を見てみてください!
2. ムルテン
上記のフリブールから電車で約30分で行ける日本人には今のところ知られざるかわいらしい町「ムルテン」。
フリブールからはもちろん、首都ベルンからでも日帰りできる距離にあるムルテンはムルテン湖畔にあり、自然と旧市街のかわいい街並みの両方が楽しめる小さな町です。
ムルテンもフリブールと同様、フランス語とドイツ語のバイリンガルな町。
ただムルテンは町の人と接してみてドイツ語の方が優位な印象でした。フランス語だと少し言葉を選ぶ感じ。
どちらの言語もダメなら英語で充分コミュニケーション取れます。
プティベルンとも呼ばれるベルンに似た街並みのムルテン。
ゆっくりしたいならムルテンで宿泊。チラッとみるだけでいいなら半日あれば充分楽しめます。
よりムルテンのこと知りたいなら以下の記事を見てみてください。
3. グリュイエール
チーズで有名なグリュイエール。
フリブール州の南にある小さな村ですが、城あり、チーズあり、近くには有名なチョコレート工場あり、で大人気の観光地です。
ジュネーブやローザンヌのあるレマン湖エリアからも遠くないので、時間がない人はジュネーブ発のツアーに参加するのもいいでしょう。
フリブールからのアクセスならベルンから出ている「チョコレートエクスプレス」という電車を利用すると便利。
ベルン、フリブール、後述するロモンなどに停車し、日本でも人気のカイエチョコレートを製造する「メゾン・カイエ」まで運行される電車です。
メゾン・カイエの最寄駅からグリュイエールまでは電車で約15分でアクセスできます。
グリュイエールに関しての詳細は以下の記事を見てみてください。
4. ロモン
ロモン(Romont)と聞いてすぐにどこにあるのかわかる人はかなりのスイス好きなはず。
ロモンはレマン湖畔のローザンヌとフリブールの間にある丘の上の町。
ロモンの歴史は古く町の起源は10世紀にさかのぼります。
時のブルゴーニュ候がこの町を要塞都市として築いたのが始まり。
その後も要塞の強化を繰り返し、現在も城や城壁などにその名残があります。
ロモンは丘の上にあるため離れたところからもよく見え、風景が絵のように美しいと言われています。
当初はロモンを訪れる予定はなかったけど、遠目に見て美しかったので立ち寄ったわたしたち。
これが大正解!
町には結構な数の店舗もカフェもあり、上の写真に見られるようなアートな看板もあり。
街歩きが楽しいロモンでした。
なんの予備知識もなしに訪れたロモンでしたが「ステンドグラス美術館(Vitromusée)」というユニークな美術館のある町なんです。
ロモンはフランス語で”Pays du Vitrail”(日本語でステンドグラスの町)と呼ばれる中世から現代までの様々なステンドグラスを目にすることができる町とのこと。
残念ながら到着したのが朝早くてまだ美術館がオープンしてませんでした。
次の予定がなければロモンにあるカフェで待つこともできたけどそれもできず…
(わたしステンドグラス好きなんです。どうでも情報ですが w)
かなり充実したステンドグラスのコレクションを擁している美術館なのでステンドグラス好きは要チェックですよ。
ちなみにこちらの門をくぐった城内にステンドグラス美術館はあります。
城からの眺めです。
城は丘の上(標高780m)にあるのでどこまでも見渡せます。
朝早くにロモンを訪れたおかげで日の出の遅い冬の朝焼けが見られました。
5. ルー(リュ)
先にお話ししたロモンの観光局で
「すぐ近くに小さいけどチャーミングな町があるわよ」
と教えてもらったのが「ルー(Rue)」という町でした。
「ロモンも小さいけどさらに小さくてチャーミングってどんなトコだろ?」
何かに導かれるように訪れた町ルーはものすごく小さくそして魅力的な町でした。
Googleマップでは日本語表記が「リュ」となってます。
が、発音的にはルー(Rue)なのでここではルーで統一します。
写真にあるのがルーのシンボル「ルー城」。
岩の上にある天然の要塞のような堅牢な城です。
ルーの町は12世紀には存在していたとのことで中世には要所だったのかもしれません。
ルーはパンフレットでは「ヨーロッパでいちばん小さな町」と紹介されています。
町のサイズなのか人口の少なさなのか何をもってヨーロッパ一小さい町なのかは不明。
実際訪れてみると確かにひと気のない静かな町です。
ただこんな小さな町にもレストランはありました。
スイスだけどフランス·ブルターニュ地方名物のガレット・クレープ店です。
訪れたとき(2013年)とは店名が変わってますが、2024年現在も提供しているのは同じガレット&クレープのようです。
(現在の店名は「la Bretonne」となっています。)
ルーへのアクセス(フリブール州内の交通参照)
車が便利だがバスも有
ロモンからバスで約15分
まとめ:フリブール地方で行っておきたい観光スポット厳選5箇所
フリブール州にある魅力的な町を厳選して5箇所を紹介しました。
- フリブール
- ムルテン
- グリュイエール
- ロモン
- ルー(リュ)
個人的にはフリブール、ムルテン、ロモンが特に気に入ってます。
日本人にはあまり知られていないエリアなフリブール州。
春から秋の始めにかけてがベストシーズンですが、冬枯れの風景でもなかなか魅力的なエリア。
冬は特にフォンデュがおいしいと感じる季節。
なのチーズのおいしいフリブール州は冬でも楽しめますよ。
今回の記事が参考になれば嬉しいです。
以下のチェックリストも参考にしてみてくださいね。
- フリブール観光局サイト:https://fribourg.ch/en/fribourg/
- 最寄りのジュネーブorチューリッヒ空港までのフライトチェック「Booking.com」
- フリブール州でのホテル予約「Booking.com」
- フリブール州へ電車で行くなら「スイストラベルパス」
- Googleマップなどデータ使用に便利なeSIM「airalo」