たまたま訪れた町が結局いちばん印象に残る。
こんなことありませんか?
今回紹介するスイスのフリブールがそんな町でした。
2013年の年初に訪れたフリブール地方。
滞在したのはフリブール郊外でしたが、せっかくなので、と訪れたフリブールの町は中世の街並みが残る美しくて落ち着いた好みの町でした。
みなさんにもぜひフリブールに行ってほしい!と思いを込めてまとめました。
落ち着いた町好きな方は必見ですよー。
- フリブール観光局サイト:https://fribourg.ch/en/fribourg/
- 最寄りのジュネーブorチューリッヒ空港までのフライトチェック「Booking.com」
- フリブールでのホテル予約「Booking.com」
- フリブールへ電車で行くなら「スイストラベルパス」
- フリブール市内周遊に便利な「フリブールシティカード」
- Googleマップなどデータ使用に便利なeSIM「airalo」
▼同じフリブール州にあるグリュイエールも同時に訪れたいところです
フリブールはどこにある?
フリブールはスイスの西部。首都ベルンの南西。
ちょうどベルンとレマン湖畔の町ローザンヌの中間に位置します。
フリブールは日本ではドイツ語読みの「フライブルグ」と呼ばれることもあるようです。
ただどちらかといえば「フリブール」と呼ばれることが多いのでここではフリブールとしていきます。
フライブルグと呼ばれるゆえんはフリブールがバイリンガルな町だから。
フリブールを流れるサリーヌ川に言語境界線があり、ドイツ語とフランス語の2ヶ国語がフリブール州の公用語なのです。
と言ってもフランス語を話す人が多数(60%超)派みたいですが。
バイリンガルな特徴が活かされている例がフリブール大学。
1889年に設立された歴史あるフリブール大学はスイスでここだけの「バイリンガル大学」です。
すべての学部でドイツ語とフランス語のバイリンガルが必須なわけではないようですが、希望すればバイリンガルで学位取得が可能。
地元学生でも大変なバイリンガル学位取得なので、どちらかが母国語ではない留学生にとってそれはそれは大変な学生生活でしょう。
とはいえ卒業後の可能性が広がるし、英語も授業によっては使用されるので就職にも有利には働くはず。
(参照記事:バイリンガルで学位取得 厳しさの先に大きな成果)
ちなみに町の中心にあるフリブール大学校舎から南に徒歩25分(バスで約15分)のところに大学の植物園があります。
ここは年中オープンして入園料はなんと無料!
5000種もの植物があるかなりの規模の植物園なので興味があるかたはぜひ。
フリブールへのアクセス
フリブールへは電車でスイスのあちこちから簡単にアクセスできます。
フリブールはスイス鉄道の以下にあるメインラインにあるので便利。
「チューリッヒ(空港)ー ベルン ー フリブール ー ローザンヌ ー ジュネーブ(空港)」
電車でのアクセスタイムは以下のとおりです。
- チューリッヒから約1時間半
- 首都ベルンからは約20-25分
- ローザンヌからは約45分
- ジュネーブからは約1時間半
スイス旅行なら電車だけじゃなく、バスやボート乗車にも使える「スイストラベルパス」が便利です。
公共交通機関だけじゃなく500箇所以上の美術館の入館料も含まれているので超お得!
使用期間は3、4、8、15日間から選べるので、ご自身の旅行期間に合わせて選べます。
興味ある方は下記リンクをチェックしてみてください。
「フリブール市内だけじゃなく周辺の町や村にも行きたい」
という場合は車がより便利です。
ヨーロッパ在住者は各国からスイスに自家用車で行けますが、日本からならレンタカーが必要ですよね。
ホテル予約で有名な「Booking.com」はカーレンタルも充実してるのでアカウントある人は一度チェックしてみてください。
有名どころのいくつかのレンタカー会社の料金を比較しながら予約が可能です。
フリブールの見どころ
フリブールの遠景。
(冬なので天気が悪いですが…)
首都ベルンの遠景と似てると感じます。
遠景写真に見える橋はツェーリンゲン橋。
フリブールはサリーヌ川沿いに開けた町でいくつも橋がかかっていますが、この橋は有名な橋のひとつです。
ここも見どころのひとつ(かな?)。
フリブールの見どころは以下の5つ。
- サン・ニコラ大聖堂(内部のステンドグラスも)
- ベルン橋
- 旧市街・ケーブルカー
- 町のアートな看板
見どころを順番に見ていきましょう。
1. サン・ニコラ大聖堂
フリブールでのいちばんの見どころはなんと言っても「サン・ニコラ大聖堂(Cathédrale St-Nicolas)」。
約200年の歳月をかけて1490年に完成した町のランドマークであるサン・ニコラ大聖堂。
ゴシック様式の美しい建築物です。
近くで見ると全景が見えません。
大聖堂内のステンドグラスは20世紀前半に造られ、ヨーロッパでも有数のコレクションを誇るとのこと。
確かに内装よりもステンドグラスが印象に残りました。
2. ベルン橋
フリブールでもうひとつ有名な橋のひとつのベルン橋。
屋根がある作りになっています。
13世紀頃に完成した後繰り返し修繕され、現在はフリブールに唯一残る木製の橋とのこと。
別の橋から見たベルン橋。
気候のいい時期には欄干に花が飾られるようですが、冬はこのようにさみしい。
橋の幅はかなり狭く今にも壊れそうなのに車ガンガン通っていたのはびっくりでした。
3. フリブール旧市街・ケーブルカー
1157年につくられた中世都市の趣きが今も残っており、絵になる町フリブール。
フリブール旧市街は特に雰囲気がいいので街歩きが楽しい。
普通に歩きやすい平らな道もあるけど、フリブールには急な坂が多いです。(旧市街にも)
こんな感じの坂道ですね w
「坂道歩きツラいよー」
って場合はこんな乗り物に乗ってみるのもいいかも。
フリブールにはケーブルカー(フニキュラー)があります。
1899年に作られたケーブルカーは街の排水を使って水力で動かすというエコな乗り物。
排水をエネルギーにしたケーブルカーは世界でここだけ!
珍しいケーブルカーなので時間があればぜひ乗ってみてください。
いずれにしてもフリブールは坂道が多いので歩きやすい靴で行くのをおすすめします。
▼街歩きにもハイキングにも使えるこのシューズは便利です。
最後に写真好きな人へのフリブールでの見どころを紹介します。
4. アートな看板
フリブールにはクラシックでアートな看板がたくさんあります。
こういった被写体が好きならフリブールでは上を見ながら歩くとユニークな看板を発見できますよ。
以上、フリブールで見ておきたい4箇所の見どころでした。
フリブール観光に必要な日数は?
徒歩でも主要な見どころを見て回れるフリブール。
フリブール市内観光なら1日あれば充分でしょう。
ちなみにフリブール市内観光を満喫するならフリブールシティカードがあるとお得に観光ができます。
フリブール州には他にもムルテンやグリュイエールなど訪れたい町があるので拠点とするなら2泊、3泊すると時間にせかされることなく楽しめますよ。
わたしたちは冬に訪れたので花のある風景は見れませんでしたが、冬でも大聖堂や美術館など見どころはあります。
春から秋にかけてなら天気も安定するし花かざりが見られて街歩きがより楽しいでしょう。
【フリブールでのホテル探しにお役立てください】
まとめ:フリブール 大聖堂が美しいバイリンガルな街
フリブールに行ってみたくなりましたか?
クラシカルで落ち着いた街並みなフリブールはやっぱり圧巻!
大聖堂も素晴らしいし見逃しちゃダメって感じました。
最後に今回の投稿をまとめます。
<フリブールのロケーション・アクセス>
フリブールはスイス西部、ベルンとレマン湖畔の町ローザンヌの中間にある中世の町。
鉄道でのアクセスが便利。
(チューリッヒ・ジュネーブからは電車で約1時間半の距離)
<フリブールの特徴>
フリブールを流れるサリーヌ川に言語境界線があり、ドイツ語とフランス語のバイリンガルな町。
1157年につくられた中世都市の趣きが今も残る落ち着いた美しい街並み。
<フリブールの見どころ>
- サン・ニコラ大聖堂(内部のステンドグラスも)
- ベルン橋
- 旧市街・ケーブルカー
- 町のアートな看板
<フリブール観光に必要な日数>
フリブール市内観光だけなら1泊で充分。
周辺(ムルテンやグリュイエールなど)も訪れるなら数泊するとより楽しめる。
以下のチェックリストを参考にしてフリブール観光ぜひ満喫してください!
- フリブール観光局サイト:https://fribourg.ch/en/fribourg/
- 最寄りのジュネーブorチューリッヒ空港までのフライトチェック「Booking.com」
- フリブールでのホテル予約「Booking.com」
- フリブールへ電車で行くなら「スイストラベルパス」
- フリブール市内周遊に便利な「フリブールシティカード」
- Googleマップなどデータ使用に便利なeSIM「airalo」