フランスの南仏プロヴァンス。
外国人だけじゃなく、フランス人にも大人気のバカンス先で、特に夏はどこも賑わいます。
今回は、南仏プロヴァンスで特に人気の「ゴルド(Gordes)」を取り上げます。
記事では以下のことがわかります。
- プロヴァンスってフランスのどこにあるの?
- ゴルドへのアクセス
- ゴルドの風景(街並み・ラベンダー畑)
- アヴィニョンの夜の街並み
南仏プロヴァンスってどこにあるの?
プロヴァンス地方はフランスの南東、地中海に面したイタリアと国境を接するエリアです。
地図にある赤い部分がそれで、この部分にはニースやカンヌなどがあるコート・ダジュール地方も含まれています。
↓ニースに関する記事はこちらをどうぞ↓
プロヴァンス地方は、夏は乾燥した暑さ・冬も温暖な地中海性気候で1年を通して過ごしやすい気候です。
年の3分の1ほど、ミストラルと呼ばれる強風が吹く日があり、風速100km以上になることも!
とは言え、他のフランスの地域より晴れることが多く、自然もたっぷりでフランス人だけじゃなく、世界中の人に人気の旅先です。
ゴルド(Gordes)はプロヴァンスのどこにあるの?
ゴルドはアヴィニョンの東、エクサン・プロバンスの北西にあります。
ゴルドへは車でのみのアクセスです。
旅の計画にもよりますが、パリなど他のフランスの都市にも行く場合は、パリへのフライトが便数も多く便利です。
パリやリヨンから最寄りのアヴィニョンまで、TGVで行けます。
今回紹介する南仏ゴルド周辺のみという場合のアクセス方法は下記のとおりです。
日本からゴルドへのアクセス
ヨーロッパ各地経由で「マルセイユ空港」が最寄り空港
・南仏旅には、マルセイユ空港でレンタカーがいちばん便利!
・「車は不安…」ならマルセイユからアヴィニョンまで電車(TGV有)で約1時間程
*TGVなどの電車予約なら:日本語で予約できる「Omio」が便利です。
ゴルドの風景
ゴルドは丘の上にある村。
小さな村ですが、絵になる風景にあふれています。
記事トップの写真がゴルドの全景。上の写真がその丘の上からの眺め。
オリーブの木やサイプレスの木など地中海地方でよく見かけられる風景です。
開放感たっぷりで気持ちがいい!
村の中の様子はというと、
村の中心の広場の様子。
観光業が主な産業のゴルド。
街にはカフェやレストラン、おみやげ屋などのショップはたくさんあります。
八百屋さんのディスプレイがステキ。
プロヴァンス地方はフルーツの産地なので、特に夏は新鮮なフルーツが並びます。
広場から少し歩くと、
ローリエもめいっぱい日差しを浴びて美しく咲いていました。
写真好きな人、ステキな風景の中で記念撮影したい人は、まちがいなくゴルドのこと気にいるはずです!
また、ゴルドは「フランスの最も美しい村」にも登録されています。
フランスの最も美しい村に認定されている村々はアクセスがしにくいところもありますが、特に女性が気に入るかわいらしい村が多いです。
フランス旅行の計画を立てるときに、目的地周辺にリストに含まれる村があったら、ぜひ足を伸ばしてみてください。
ゴルドでみるラベンダー畑「セナンク修道院」
「プロヴァンス=ラベンダー畑」
と思い浮かべる人も多いのでは?
ゴルドの丘を降りたところにある「セナンク修道院」でラベンダー畑を見られます。
6月末に訪れましたが、ちょうどいい季節だったのか?乾燥しすぎてるのか?
1148年に創設された歴史ある「セナンク修道院」。
観光客が内部を見学できるのは限られた時間のガイドツアーのみ(フランス語のみ)となります。
<セナンク修道院サイトでオンライン予約可能(英語・仏語)>
ラベンダー畑や修道院の周りを歩くのは、無料で自由にできます。
修道院の真ん前のラベンダーは刈り取った後だったのか、ラベンダーは咲いてませんでした。
修道院の壁の手前側にはまだまだ見頃のラベンダーが咲き誇っていました。
セナンク修道院ではラベンダー栽培も収益のひとつだそうです。
ラベンダーの見頃は、その年の気候状況に大きく左右されます。
いちばん安全な時期は、
7月上旬!(7月の第1.2週)
ラベンダーが満開じゃないかもしれないけど、7月上旬なら刈り取られてる可能性は低いです。
旅の拠点「アヴィニョン」の風景
ゴルドでもホテルなどの宿泊施設はあるので、ゴルドで時間をかけたいならゴルドで泊まりましょう。
もう少し大きめの便利な町で滞在する方がいい、という場合は、TGVでアクセスできる「アヴィニョン(Avignon)」を拠点にするのがいいでしょう。
アヴィニョンの街も見どころがいっぱいあります。
この時は、アヴィニョン郊外のホテルに滞在していたので、アヴィニョンへは夜に訪れたのみ。
夜は涼しくて雰囲気もいいので、夜のアヴィニョンおすすめです!
ローヌ川にかかるサン・ベネゼ橋(Pont St. Bénézet)。
「アヴィニョンの橋の上で」という童謡で有名な橋です。
戦争で破壊されたり、ローヌ川の氾濫で崩壊したりして、現在は4つの橋脚が残るのみの状態。
写真がイマイチですが、夜だとよりロマンチックに見えます。
アヴィニョンの城壁内にある旧法王庁。
14世紀はローマ教皇庁が置かれていたところです。
前述のサン・ベネゼ橋やこの教皇宮殿など城壁に囲まれたあたりは「アヴィニョン歴史地区」として世界遺産に登録されています。
旧法王庁広場にはレストランが何軒もあり、夜だとタイムスリップしたかのような雰囲気です。
夏はみんなこぞって外のテラス席で食事をしたがるので、外のテーブルはアヴィニョンのような観光地だと結構遅くまで賑わっています。
アヴィニョンにはTGVの駅が市内南部にあるので、パリやマルセイユなどからもアクセスしやすくて便利。
プロヴァンス旅の拠点にはもってこいの街です。
下記の地図は、アヴィニョンを拠点にして周遊できるおすすめスポットです。
コートダジュールも含まれますが、よかったら参考にしてください。
アヴィニョン観光局サイト(英・仏・独・伊・スペイン語)
まとめ:南仏プロヴァンス観光で訪れたいゴルド
フランス南仏の人気観光地「プロヴァンス」。
今回は、その中でゴルドとアヴィニョンを紹介しました。
【ゴルド・アヴィニョンへのアクセス方法】
- 日本から:ヨーロッパ各地経由でマルセイユ空港へ
- マルセイユ(またはフランス各地)から:TGVなど電車でアヴィニョン駅へ
日本語予約できる「Omio」で電車チケット予約が便利!
「Omio【公式】ヨーロッパ格安乗車券検索」 - ゴルドへのアクセス:マルセイユ空港などでレンタカー または
アヴィニョン観光局でツアーに申し込む
【セナンク修道院(ラベンダー畑)】
ラベンダーの見頃は、その年の気候によりますが、安全なのは7月上旬です。
セナンク修道院周辺のラベンダー畑の見学だけなら無料で可能。
(セナンク修道院内は有料ガイドツアーのみ)
みなさんのステキな南仏旅のお役に立てたらこの上なく嬉しいです。