みんな大好き「富士山」!
2013年には
「富士山 – 信仰の対象と芸術の源泉」
として世界遺産にも登録されました。
富士山のような形のいい独立峰はどこから見ても美しいですが、湖が前面にあるとより雄大に見えます。
今回の投稿では富士山をより美しく撮影(もしくは見たい)できる「富士五湖」と近郊にある見逃せない滝「白糸の滝」に関してお伝えします。
ところで富士山って何県にあるの?
富士山は日本人なら誰もが知る日本一高い山。
でも何県に位置する山なのかちゃんと答えられる人は多くないようです。
正解は静岡県と山梨県の両県にまたがる山。
ちなみに山頂の住所は静岡県の富士宮市です。
今回メインで紹介する富士五湖はすべて山梨県にある湖。
最後に紹介する白糸の滝は静岡県にあります。(といっても山梨県に近い)
富士五湖はその名のとおり、5つの湖の総称。
西側から順に
- 本栖(もとす)湖
- 精進(しょうじ)湖
- 西(さい)湖
- 河口(かわぐち)湖
- 山中(やまなか)湖
という湖名となっています。
ちなみに夏は富士山がクリアに見えにくい時期。
ちゃんと富士山を見たいなら夏以外の季節に富士五湖周辺へ行った方が富士山を見られる確率が高くなります。
次項から紹介しているそれぞれの湖の地図リンクは、富士山の撮影スポットを表しています。
1000円札の絵柄になっている本栖湖
富士五湖最初は一番西にある本栖湖(もとすこ)。
本栖湖から見える富士山が有名なのは1000円札の裏側に描かれている富士山の図柄だから。
この図柄は本栖湖西岸にある展望公園から見える風景。付近には駐車場もあります。
「千円札富士山」の説明看板もあるので見逃すことはないはず。
ただ本当のビューポイントは展望公園から中ノ倉峠へ行くハイキングコースを登ったところにある展望台です。
でも展望公園からでも1000円札の図柄風景はそれなりに見ることができるので、時間がない方はここだけでもOK。
ほぼ同じ場所からレンタカーとともに撮ってみました。
富士五湖をめぐるなら車は必須です!
レンタカーをしたのが小田原駅近くだったので湘南ナンバーでした。
人気ナンバーの車に乗れるというのもレンタカーの楽しみのひとつ。
下記地域が湘南ナンバーの管轄区域です。
これらの地域でレンタカーすると湘南ナンバーの車に乗れるはず。
平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、小田原市、秦野市、伊勢原市、南足柄市、高座郡(寒川町)、中郡(大磯町、二宮町)、足柄上郡(大井町、開成町、中井町、松田町、山北町)、足柄下郡(箱根町、真鶴町、湯河原町)
ちなみにレンタカーをするなら「たびらい」が日本で最安値!
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富士山がいちばん美しく見えると言われている精進湖
本栖湖の東隣にある精進(しょうじ)湖。
富士五湖の中でいちばん小さく地味な印象。手に入れたパンフによると
「明治時代からここから眺める富士山の美しさに魅せられ、多くの外国人観光客が訪れています。子抱き富士としても有名。」とのこと。
子抱き富士というのは富士山の手前の大室山を富士山が抱いているように見えるから。
この撮影スポット近くには大きな駐車場があるので車を停めやすく撮影もしやすいです。
子抱き富士の風景以外にも、強風が吹きにくい地形のため「逆さ富士」を撮影しやすく、富士山がいちばん美しく見える、というのもある精進湖です。
釣り客に人気の西湖
富士五湖の中で真ん中に位置する西湖(さいこ)。
宿泊施設や観光施設が充実している隣の河口湖に多くの人が集中するからなのか、西湖はとても静か。
2016年に訪れた時は中国人観光客も見かけましたが、彼らは富士山の写真を撮ったらサーッと次へと移動していきました。
西湖で時間をかけるのは、釣り客と写真家ですね ww
アクセスしやすい河口湖
公共交通機関でも車でも都心からアクセスがしやすいのが河口湖。
河口湖周辺には多くの宿泊施設や観光施設が揃い、富士五湖観光の拠点にするにはいちばん便利です。
実際にわたしたちも2016年4月に富士五湖を訪れた時は河口湖周辺のホテルに宿泊しました。
便利なのはいいんですが、人が多いので、静かに写真撮影したい人にはあまり不向きな河口湖。
(河口湖畔でうまく富士山の写真が撮れたことがなく、写真がありません、、、)
朝早くなど、観光客が動く時間帯を避けて撮影するしかない。
富士山写真ではありませんが、夫(写真家)が撮影した河口湖に浮かぶ島の写真。
このように富士山だけじゃない見どころも河口湖にはあります。
河口湖での富士山写真スポットは、ラベンダーが咲く時期に行くとラベンダー+富士山という写真が撮れる大石公園です。
富士山にいちばん近い山中湖
山中湖は富士山からいちばん近い距離にあるので、富士山が大きく見えます。
湖畔を周遊することもでき、自然を楽しむには絶好のスポット。
なんですが、富士山写真はうまく撮れた試しがありません、、、。
よく言われる山中湖の富士山写真スポットは長池親水公園です。
富士五湖へ行ったら立ち寄りたい「北口本宮冨士浅間神社」
山中湖と河口湖の間に「北口本宮冨士浅間神社」という神秘的な雰囲気のある神社があります。
参道の脇にはずらっと石灯籠が並び厳かな様相。
境内にある富士山と書かれた鳥居。
ここは富士山登山道のひとつで吉田口という登山の起点となるところです。
現在地に社殿が造営されたのが788年と伝えられる長い歴史を持つ北口本宮冨士浅間神社。
歴史があるからなのか、森に囲まれているという立地的なものなのか、境内にいるだけで心が落ち着きます。
こちらの神社は世界遺産登録はされていませんが、河口湖と山中湖を移動する中間にあるのでぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
静岡にある美しい白糸の滝
富士五湖へ行ったら、もうひとつ見逃してほしくないスポットがあります。それは
白糸の滝!
少しだけ静岡県に入りますが、いちばん西側にある本栖湖から車で約30分ほどの距離にあり、それほど遠くはありません。
白糸の滝からも富士山は見られます。
白糸の滝は軽井沢や福岡の糸島にも同じ名前の滝がありますが、静岡にある白糸の滝は何本もの絹糸を垂らしたように流れる幅の広い滝。
静岡バージョンはそれほど激しさはなく、柔らかい女性的な美しい滝です。
白糸の滝の幅は約200mもあるので、全体像を撮影するなら広角レンズを使用するか、スマホならパノラマモードでの撮影がマスト。
通常のレンズで撮影すると部分的な写真となります。
上の写真の場合は滝の左手部分だけ。
上の写真の場合は滝の真ん中部分だけです。
写真の撮り方うんぬんは置いておいて、白糸の滝は富士山周辺へ行くなら必見!
実は4月に富士五湖を訪れた理由のひとつが、「富士山と桜」の写真が撮りたかったこと。
いちばん見たかったのは河口湖畔での富士山と桜。
でも富士五湖周辺は東京より涼しく、桜の開花は東京より1週間から10日ほど遅いのが普通とのこと。
開花予想チェックをしてから行きましょう。
幸いなことに、静岡県側に入るとちょっとだけ暖かいからか「富士山と桜」のコンビが少し見られました。
白糸の滝周辺で見られた富士山と桜でした。
まとめ:富士山を撮影するなら富士五湖へ
「富士山と湖」という風景は最強です。
そういう意味で富士五湖は富士山がいちばん美しく見えるスポット。
富士五湖は以下の5つの湖です。(西側から順に)
- 本栖(もとす)湖
- 精進(しょうじ)湖
- 西(さい)湖
- 河口(かわぐち)湖
- 山中(やまなか)湖
この中でも本栖湖、精進湖、西湖が写真撮影としては最適。
それは人が少なめだからです。
ただ「富士山と桜」という限定的な風景なら河口湖がいいでしょう。
他にも見逃せないスポットとして2箇所紹介しました。
- 山中湖と河口湖の間にある「北口本宮冨士浅間神社」
- 静岡富士宮にある「白糸の滝」
紹介した全スポットは富士五湖周辺で1泊すればすべて周遊できます。
日本人の心のふるさとである「富士山」を満喫できる1泊2日を富士五湖周辺でぜひ楽しんでみてください。
箱根の芦ノ湖からも富士山を見ることができます。