京都には紅葉の名所がたくさんあります。
今回紹介するのは、紅葉の名所としてはほとんど取り上げられない「京都御苑」。
広大な京都御苑の敷地は散歩にも最適。
京都の街中で自然を楽しめる贅沢な空間です。
今回の投稿では、京都御苑と御苑内にある休憩所、京都御所の参観、そして京都御苑近くにあるカフェ情報をお伝えします。

京都御苑のみどころ
京都御苑は都が東京に移った後に公園となったんだろうとは思ってました。
以下の引用にあるように、環境省のサイトで京都御苑の概要や歴史を知ることができます。
江戸時代には140以上の宮家や公家の邸宅が立ち並ぶ町だった京都御苑。
都が東京に移ってからは、公園として整備され市民へ開放。
戦後は国民公園として位置づけられ、散策や休養等の場として親しまれるように。
現在苑内には樹齢100年を超える樹林が育ち、旧公家屋敷跡や庭園等歴史的遺構が点在する特別な空間となっている。
(環境省サイトより)
京都御苑がなぜ環境省のサイトで紹介されているのか?
の理由は「国民公園」という位置づけだからでしょう。
他の国民公園は以下の3箇所です。
- 皇居外苑
- 新宿御苑
- 千鳥ヶ淵戦没者墓苑


明治時代の整備で植栽が行なわれ、現在では樹齢100年以上の木々もある京都御苑。
春の梅、桃、桜に始まり、秋のモミジと訪れるたびに違う表情がみられ、季節の移り変わりを楽しむことができます。
四季のみどころがわかる、環境省サイトの散策マップが参考になります。
<京都御苑 散策マップPDF>
京都御苑はとにかく広大。面積が約65ヘクタール。
東京ディズニーランドが約51ヘクタール。
65ヘクタールはもっと広い!!
これだけ広い京都御苑なのでウォーキングにもってこいですが、時間がない人のためにここは見逃さないで!ポイントをお伝えします。
それは京都御苑の南端にある「九条邸跡」がある九条池周辺です。
入口にあった看板によると、
「九条家は五摂家のひとつで、平安後期以降多くの人が朝廷の重要職である摂政や関白についていた。」
とのこと。
現在九条池周辺には写真にある茶室「拾翠亭(しゅうすいてい)」とこの右手にある厳島神社のみが残っています。
拾翠亭は以下のとおり、参観することも可能。
参観日:毎週木・金・土曜日(年末年始を除く)葵祭(5月15日)時代祭(10月22日)
開館時間:9:30-15:30
参観料:300円(中学生以下無料、2023年時の料金)
外から観覧するだけなら無料です。
京都御苑はいつでも無料で自由に入ることができるので、気軽にお花見や紅葉狩りができる絶好のスポットです!
また京都御苑の北西部入り口である中立売御門の近くに「中立売休憩所」があり、ここにも無料休憩所が設けられています。(レストランやおみやげ屋も併設)
レストランでランチやお茶することもできるし、お弁当を買って外で食べることもできて便利。
無料休憩所では飲食の持ち込みも可能。
お金をかけずに京都を満喫するのにもってこいな京都御苑。
ここに行かないのはもったいないです!
京都御所の参観方法

京都御所の参観。以前は事前申し込みが必要でした。
現在は申し込みなしで通年公開、参観は無料となっています。
ただし、月曜日や年末年始などは休みとなっているので、公開日の確認は下記のリンクをご参照下さい。
自由参観の他に、日本語・英語・中国語の案内(所要時間50分)も事前申し込みなしの無料で行なわれています。
わたしたちが利用した時は、参観の申し込みが必要で、自由参観もなく、ガイドの案内に従ってのみの参観方法でした。
好みが分かれるでしょうが、個人的には自由参観が縛りがなくていいと感じます。
以下の写真は、京都御所参観で目にした一部です。
桜の間(諸大夫(しょだいぶ)の間ともいう)の襖絵。
御池庭へ通じる門。

2枚とも御池庭の様子。
御池庭(おいけにわ)周辺が写真撮影にいいスポット。
京都御所の参観をした時は、夫(写真家)が外国人のため英語ガイドに参加。
ガイドさんの英語は聞き取りやすくなんの不満もありませんでした。
が、写真撮影が好きなわたしたちなので、話を聞くより撮影に夢中に ww
現在は自由参観でガイドは希望する人のみなので、自由度が高くてより参観を楽しめると思います。
写真撮影は許可されていますが、三脚や業務用の大型カメラの使用は禁止されています。
京都御苑近くの和モダンカフェ「とらや」
最後に京都御苑の近くで立ち寄りたい和モダンなカフェを紹介します。
それはようかんで有名な「とらや」の「虎屋菓寮」です。
カフェの庭には蔵もあり、庭を真正面に見ながらお茶をいただける席もあって目も心も落ち着きます。
和モダンのミニマリズム的な雰囲気がお好みなら気にいる空間ですよ!
まとめ:紅葉時期もおすすめな京都御苑と京都御所
京都御苑は春の桜、秋の紅葉だけでなく四季を通じて散策に最適な都会のオアシス。
訪れたのは秋の紅葉が美しい時期でした。
紅葉の名所には取り上げられない京都御苑ですが、広大な園内では美しい紅葉を楽しむことができます。
広い敷地なので混み合わないのもメリット!
地元の人が犬の散歩などで散策しているのを多く目にしたことから、観光客よりも地元の人が体を動かしたり、自然を楽しんだりするところなのでしょう。
御苑内にある京都御所は事前申し込み不要で通年参観が可能になり、訪れやすくなっているので、行かれたことがない方はぜひ一度参観してみてください。
京都御苑内を歩き疲れたら、無料の休憩所やレストランを利用したり、すぐ近くにある「虎屋菓寮」でお茶する心身ともに落ち着いて、よい1日だったなぁという気持ちになれるはず!
