京都北部にある今宮神社の横に「あぶり餅」の店が2軒並んで営業しています。
あぶり餅とは、きな粉をまぶした親指大の餅を炭火で炙り、甘い白みそをぬった餅菓子。
2軒ならぶ「一和」と「かざりや」のどちらも老舗と呼べる店舗。
今回の投稿では両店舗のあぶり餅を食べくらべてみた感想を正直にお話しします。
今宮神社への参拝も忘れずに!
ついでに参拝した感じで失礼ですが、今宮神社はとても立派な神社。
あぶり餅を食べる前には忘れずに参拝しましょう!
994年に創設され、氏子も多く、祭礼の規模も比較的大きい由緒ある今宮神社。
今宮神社の参道にはイチョウの木が並び、ちょうど色づいていました。
紅葉の名所と聞いたことはないですが、境内には紅葉が結構ありちょうど見頃でした。
参門や本殿もかなり立派で堂々とした佇まい。
狛犬もオレンジの紅葉に囲まれて嬉しそうに見えなくもない。
今宮神社は別名「玉の輿神社」とも言われているそうです。
諸説あるようですが、ゆえんは以下の話から。
徳川五代将軍綱吉の生母桂昌院(お玉)は西陣の八百屋に生まれたものの、三代将軍家光に見初められ側室となり、綱吉を生み、その後、将軍の生母として大奥で権勢をふるったとのこと。
そして今宮神社の再興のために寄進したそう。
お玉によって今宮神社は復興できたということから「玉の輿神社」と呼ばれるようになった。
境内では「玉の輿お守」も販売されているので、開運・強運または玉の輿を願う人はお守りゲットしましょう!
今宮神社
拝観料:無料
アクセス:京都市バス「今宮神社前」下車すぐ、または「船岡山」下車徒歩約7分
1000年以上続く「一和」のあぶり餅
まずは「一和(いちわ)」から。
今宮神社の東門を出てすぐの左側(北側)にあります。
「一和」こと一文字屋和輔さん、なんと開業は長保2年(1000年)。
今宮神社の始まりが994年なのでほぼ同時期です。
1000年以上続く日本最古の和菓子屋!
なんです。ビックリ!!
建物内から松の木が飛び出してる?
あぶり餅を炭火で炙っている様子を写真に撮らせていただきました。
店内のお座敷でいただいたあぶり餅は一皿たしか12、3本で500円(お茶付き)。
炭火で炙られた一口サイズのあぶり餅は香ばしく、白みその甘さもちょうどいい。
女性でも一皿ぺろっといけちゃいます。
ちなみに夫は一皿追加しました ww(男性なら一皿じゃものたりないかも?)
あぶり餅 一和(一文字屋和輔)
営業時間:10:00-17:00
定休日:水曜日
創業400年の老舗「かざりや」
もうひとつのあぶり餅店舗「かざりや」。
今宮神社の東門を出てすぐの右側(南側)にあります。
かざりやも創業400年の老舗。
かざりやでも炙っているとこを撮らせていただきました。
店内のお座敷のインテリアや庭の感じはかざりやの方が好み。
あぶり餅はかざりやの方が形が不揃いで少し丸めかな?
かざりやも一皿12、3本で500円(お茶付き)と一和と全く同じ。
夫はこちらでもまた一皿追加しました ww
かざりや
営業時間:10:00-17:30
定休日:水曜日
両店舗とも定休日が水曜日なので、水曜日には行かないように!
(調べもせずに適当に行ったんですが、2回とも水曜日に当たらずラッキーでした。)
一和とかざりやのどちらがおすすめ?
この質問に答えるのは難しい。
しいて言えば、以下のとおり。
味:かざりやの方が少し甘めの白みそだれ。
食感:一和の方が香ばしい。
ひと皿の量は女性でも軽く食べられる量。
なので、最初の店舗で気に入ったら、もうひとつの店舗へ行ってみるのもあり。
男性なら2皿でも足りない人もいるでしょうし。
確実に言えるのは、京都へ行ったらあぶり餅はマストな甘味だということ。
中心からは少し離れていますが、足を伸ばす価値は絶対にあります!
まとめ:2軒の「あぶり餅」を食べくらべてみた感想
「一和」と「かざりや」の2軒のあぶり餅を食べくらべてみた感想は
香ばしさを好むなら「いち和」
甘めを好むなら「かざりや」
ぐらいで大差はありません。
店内サービスはどちらもいいです。
京都ではゼッタイに食べたい甘味のあぶり餅。
注意点は、両店舗とも定休日が水曜日なので、水曜日には行かないように。
となりの今宮神社の参拝後はぜひあぶり餅食べてみてくださいね!