フランスにある「ランス(Reims)」という町はご存知ですか?
わたしがランスに行った理由は夫の実家があるベルギーから帰り際立ち寄るのにちょうどいい距離にある町だったから。
訪れたことのないフランスの町に行ってみたかったからでもあります。
ランスのことを調べたら、大まかに以下のことがわかりました。
- クリスマス時期には結構規模の大きいクリスマスマーケットが開かれる
- 町のシンボルである大聖堂は世界遺産に登録されている
- シャンパン製造で知られるシャンパーニュ地方のメインの町
発見が大好きなわたしにとっては魅力を感じる町に思えてきました。
ランスでは立ち寄りだったので1泊しただけであれこれおすすめできるほど知り尽くすことはできませんでした。
なので今回の投稿はわたしが体験したランスの町1泊2日の旅の滞在旅行記というスタイルで書いていきます。
旅行記スタイルですが、ランスへのアクセスやホテル情報は加えています。
わたしたちがランスを訪れたのは2022年の年末でクリスマスの余韻が残る時期でした。
- シャルル・ド・ゴール空港までのフライトチェック「Booking.com」
- ランスへ行く電車(TGVなど)の予約「ヨーロッパ交通の予約Omio」
- ランスでのホテル予約「Booking.com」
- ランス(エペルネ)発のワイナリー(セラー)ツアー「ゲット・ユア・ガイド」「ベルトラ」
- レンタカーの価格チェック「Booking.com」
- Googleマップなどデータ使用に便利なeSIM「airalo」
ランスといえばノートルダム大聖堂
ランスに来たら見ないわけにはいかないランス・ノートルダム大聖堂。
パリのノートルダム大聖堂と遜色ないほど壮大で圧倒される美しさのある外観。
▼下記の記事にパリのノートルダム大聖堂のことを書いています。
ゴシック建築の傑作とも称され、歴代のフランス国王の戴冠式が行われたとのこと。
ぜひ中にも入ってみてください。(2022年当時入場無料)
奥行きが長く、まさに大聖堂という名にふさわしい荘厳さ。
いくつかあるステンドグラスで作られたバラ窓もお見逃しなく。
ちなみにわたしはシャガール作のステンドグラスは見逃しました! w
(そもそもカトリック建築にあまり興味がなく… それでもランス大聖堂は美しいから誰にとっても必見!)
前述のとおりランス・ノートルダム大聖堂は「ランスのノートル=ダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院及びトー宮殿」として1991年世界遺産に登録されています。
サン=レミ聖堂は(当時存在すら知らず)訪れていませんが、トー宮殿は大聖堂のすぐ裏手(隣)にあるので外観だけ目にしました。
2022年の年末に訪れた時はアート作品なのか?宮殿前の庭にインスタレーションがありました。
ノートルダム大聖堂とトー宮殿の組み合わせ。夜はさらに美しい。
トー宮殿の横、大聖堂の裏手には公園もあります。
正面の2つの塔が並ぶ様だけ見るのではなく、大聖堂周辺を1周回り様々な角度から大聖堂およびトー宮殿を見てみてください。
それぞれの角度から違った美しさを楽しめます。
クリスマス時期のランス
ランスの街並みはとても洗練されていると感じました。
このようなライト(イルミネーション)の飾り付け方もセンスあるし。
わたしたちはベルギーから移動してきてランスに到着したのが夕方近くでした。
ランスでもクリスマスマーケットあるのかな?
きっと大聖堂周辺でクリスマスマーケットがあるんだと(調べもせず)思ってたら
特に大聖堂周辺ではクリスマスマーケットは行われてませんでした。
年末(12月29日)だったからとっくに終了してただけかも?
大聖堂の近くにはお子様向けのクリスマス飾りやちょっとしたアトラクションはありました。
帰ってきてから調べてみると、ランスのクリスマスマーケットはランス駅前にある「Hautes Promenades Jean-Louis Schneiter」で行なわれているとのこと。
車でランスを訪れたので駅前までは行きませんでした…残念。
ランスのクリスマスマーケットはアルザス地方のストラスブール、コルマールに次いでフランスで3番目に規模の大きなもの。
▼ストラスブール・コルマールを含めたアルザス地方のクリスマスマーケットに関するまとめ記事です。
もしクリスマス時期にランスに行く機会があればぜひランスらしいアルザス地方とは違うクリスマスマーケットを楽しんでください。
(*ランスらしくシャンパンが飲める屋台などもあるみたいですよ!)
2024年ランスクリスマスマーケットの日程
日程:11月27日から12月29日まで
場所:les Hautes Promenades Jean-louis Schneiter(ランス駅前)
ランスで買いたいもの
ランスといえばシャンパン(シャンパーニュ)の町。
ランスのあるシャンパーニュ地方は発泡酒シャンパンの生産地として世界的に有名です。
日本でも目にするヴーヴ・クリコ(上の写真)やモエ・エ・シャンドン、ドン・ペリニヨンなどはすべてこの地方に生産拠点を持つメーカーです。
ランス市内ではあちこちでシャンパンが購入できるのでお好きな方はこの機会にぜひ。
せっかくなので日本では手に入らないシャンパーニュをゲットしてください。
ランス発のワイナリーツアーもあるので興味がある方はチェックしてみてください。
シャンパンが有名なランスなので、当然チーズの専門店もあります。
お好きな方はぜひチェックしてみてください。
お酒よりもスイーツ派(わたしのような)ならランス名物「ビスキュイ・ローズ」をどうぞ。
名前のとおりピンク色の軽い食感な焼き菓子。(ローズはフランス語でピンク色の意味)
見た目からしてラブリーなので女性向けのお土産に最適。
ただ崩れやすい(つぶれやすい)のでお土産なら右の写真にあるような箱入りが良さそう。
写真にある「Fossier」というメーカーがいちばん有名です。
実はランス以外でもフランスのスーパーで売っているビスキュイローズ。
こういうこと言っちゃうとランス土産にならなくなりますが、一応ランス発祥のお菓子なのでランスらしいお土産にはなります。
ランスのおすすめカフェ・レストラン
大聖堂周辺の観光の後にカフェ休憩をしたくて周辺を歩いていた時、雰囲気のいい一画を見つけました。
するとこんなシックな店先が目に入り、大勢の人で賑わっていました。
「こんなに人がいるならいい店に違いない。席が空いてるなら入ろう」
お店の人に席があるか聞くと、妙に感じのいいお兄さんが
「今すぐに用意するから待ってて〜。あら〜かわいいワンちゃん」
話し方と仕草ですぐにオネエ系と感じたけど、他のスタッフへの指示出しが的確な様子。
ちなみにわたしはヨーロッパで見かけるオネエ系店員は大好き。
丁寧だし、人当たりがずっといいから。
夕食前のアペロ(食前酒やおつまみ)をしているお客さんもいたけど、カウンターにおいしそうなケーキ類が並んでたので、お茶とケーキ(わたしはワッフル)を注文。
シックでデコラティブな内装にぴったりなティーポット&カップ。
ひっきりなしにお客さんが出入りして他の店員がテンパってる中、オネエ系店員さんは常に笑顔でどのお客さんにも感じよく接してて超仕事デキる人。
お茶もスイーツもおいしかったけど、帰る時もオネエさんの素敵な笑顔に見送られてとてもいい気分に。
今もこの店員さんがいるかはわからないけど、Googleマップのレビューではかなりの高評価。
こちらの店舗「Harold」は大聖堂の近く、ギャルリーラファイエットとオペラ劇場の間にあるので利用しやすいロケーションです。
19時にクローズするのでディナー向けではないけど、お茶、ランチ、アペロの利用にどうぞ。
ランスへのアクセスと滞在
ランスに行くならパリからが大変便利です。
パリ東駅(gare de l’est)からランス駅まで最短で45分。
日帰りも充分可能な距離です。(日帰りじゃもったいないけど)
わたしたちはベルギー(ブリュッセルより南)からの移動で車で3時間弱でした。
ベルギーやルクセンブルクなどの近隣国からもアクセスしやすいランス。
現在住地のレマン湖エリアからだと車で5時間超。そこまで遠くもありません。
日本からランスのあるシャンパーニュ地方へ行くならパリからの電車移動が最も便利です。
TGVやヨーロッパの電車予約なら
日本語でも予約できる「ヨーロッパ交通の予約Omio」の利用が便利です。
ランス市内で宿泊施設が多いのは、駅や大聖堂周辺、もしくは駅からも徒歩可能な距離にあるサッカースタジアム付近です。
わたしたちは車が停められるホテルをチョイスしたらたまたまスタジアムの目の前でした。
利用したホテル(Hôtel Restaurant Campanile Reims Cathédrale)はイマイチだったのでおすすめしません w
(*寝るだけなのでとにかく安ければいい、という場合はいいでしょう)
電車利用なら駅周辺のホテルが便利。
駅から大聖堂までは徒歩で15分程度です。
ちなみにサッカースタジアム前から大聖堂までも徒歩12分なので、サッカー観戦するならその周辺でも市内観光とサッカー両方楽しめますよ。
わたしたちは宿泊施設の予約はいつも「Booking.com」を利用しています。
フランスリーグ(リーグ・アン)に興味がないので知りませんでしたが。
2024年10月現在ランスにあるクラブ「スタッド・ランス」には2人の日本人プレーヤー(伊東純也・中村敬斗)がプレーしていて日本人ファンにも人気だとか。
ホームスタジアムの「スタッド・オーギュスト・ドローヌ」にはオフィシャルグッズショップがあるのでお好きな方はぜひ。
まとめ:クリスマス時期の世界遺産の町ランス滞在記
フランス・シャンパーニュ地方の中心都市ランス(Reims)。
つづりからランスとはとても読めませんが、ランスと発音します。
パリから最短で45分でアクセスできる便利さから日帰りする人も多そうですが、それじゃあもったいない。
世界遺産のランス大聖堂がメインの見どころですが、洗練された街並みやシャンパンをはじめとするグルメなど楽しめる要素たっぷり。
クリスマス時期に訪れたらクリスマスマーケットもお見逃しなく。
今回の投稿を書くにあたってランスのことを調べたら、なんとわたしの地元名古屋市と姉妹都市とのこと!
余計に親しみがわいてきました。
パリ中心にフランス旅行をされる方はぜひランスも計画のひとつに加えてみては?
下記のチェックリストもご活用ください。
- シャルル・ド・ゴール空港までのフライトチェック「Booking.com」
- ランスへ行く電車(TGVなど)の予約「ヨーロッパ交通の予約Omio」
- ランスでのホテル予約「Booking.com」
- ランス(エペルネ)発のワイナリー(セラー)ツアー「ゲット・ユア・ガイド」「ベルトラ」
- レンタカーの価格チェック「Booking.com」
- Googleマップなどデータ使用に便利なeSIM「airalo」