【スイス】ジュネーブで見られる珍しい風景「ローヌ川とアルヴ川の合流地点」
スイスのジュネーブといえば、レマン湖や大噴水を思い浮かべる人が多いかと思います。
でもジュネーブには、ちょっと珍しい水辺の風景があります。
それがローヌ川とアルヴ川が合流する地点「ラ・ジョンクシオン(La Jonction)」です。
「川が合流するだけ?それで?」
と思うかもしれません。
ここでは色の違う2つの川が合流したあともしばらく境目を残して流れていく様子が見られるんです。
ここはジュネーブ観光の定番スポットとは少し違う、自然の景色を楽しみたい人におすすめ。
今回はなぜ2つの川の色が違うのか、どの季節でも見られるのか、そしてコルナヴァン駅からの行き方を紹介します。
▼ジュネーブ観光の定番の大噴水はこちらの記事から
ローヌ川とアルヴ川が出会うジョンクシオン(Jonction)

ラ・ジョンクシオン(la jonction)は、フランス語で「合流地点」を意味する名前。
英語でいうジャンクションです。
その名のとおり、ここはジュネーブでローヌ川とアルヴ川が出会う場所。
ローヌ川はレマン湖から流れ出る川。
アルヴ川はフランスのアルプス方面(シャモニー)から流れてきます。
ジュネーブ観光局サイトによると、2つの川は色も流れる速さも異なるとのこと。
合流地点では澄んだ青緑色に見えるローヌ川と、白っぽく濁って見えるアルヴ川が並んで流れます。
「水が混ざらない」と紹介されることが多いですが、正確には2つの川の水が永久に混ざらないわけではありません。
合流してすぐには流れの速さや水の性質の違いから境目が見えやすく、眺望スポットでもある橋の先からは少しずつ混ざっていきます。
そのため川が交わる場所を見下ろすと、まるで色の違う水が隣り合ったまま流れているように見えるのです。
ジュネーブで長年勤務している夫が聞いたところによると、以下の理由も考えられるとのこと。
・ローヌ川はレマン湖で水温が多少温められる
・対してアルヴ川はアルプス山地が水源のため水温が低い
・そのため合流地点では水温の差ですぐには交わらない
さまざまな要因が重なってこのような唯一無二な風景が作られていることは確かですね。
どうして2つの川の色が違うの?

大きな理由は水に含まれる細かな土砂の量の違いです。
アルヴ川はアルプスの山々を流れ下る川。
氷河や雪解け水が岩石を削り、細かな粒子を川に運びます。
こうした粒子が水中に浮かんでいると、光の反射の仕方が変わり、アルヴ川は白っぽく、または灰色がかった色に見えます。
一方ローヌ川はレマン湖から流れ出しています。
湖の中で土砂の一部が沈むためアルヴ川に比べると澄んで見えやすいのです。
もちろん川の色はいつも同じではありません。
雨のあとや水量が多い時、季節の雪解けの状況などによって、濁りや水量、境目の見え方は変わります。
写真で見るようなくっきりした色分けが、訪れるたびに必ず見られるとは限りません。
どの季節に行っても見られる景色?

合流地点そのものは一年を通してあります。
夏だけの観光スポットではありません。
ただし2つの川の色のコントラストがはっきり見えるかは、その日の天候や水量によって変化します。
アルヴ川では雪解けや氷河の融解、降雨などが水量や土砂の量に影響します。
夏は雪解けの影響が出ることがありますが「夏なら必ず濁る」「冬なら必ず境目が鮮明」とは限りません。
つまり季節を問わず訪れることはできますが、写真にあるような色合いを期待しすぎず、その日の川の表情を楽しむのがよさそうです。
ちなみにわたしが合流地点の写真を撮ったのは8月中旬の快晴の日でした。
晴れた日なら川の色の違いがわかりやすく、川沿いの散歩も気持ちいいですよ。
合流地点(jonction)を眺めるスポットは2箇所
ローヌ川とアルヴ川の合流地点が見えるのは2箇所あります。
ひとつは合流地点の上にかかる電車と歩道用の橋(Viaduc de la Jonction)です。
上の動画で最初に見えるのがその橋です。
ここは川の合流を見下ろす場所として知られています。
合流ポイントがいちばんよく見えるのでベストスポット。

もうひとつは川沿いの遊歩道「Sentier des Saules(サンティエ・デ・ソル)」の終点地にある展望台「Pointe de la Jonction」。
ローヌ川沿いのちょっとした遊泳ビーチを通り過ぎ、そのまま川沿いを歩いていくと合流地点に到着します。
わたしが訪れたときはなぜか見つけられませんでしたが、上の写真にあるような展望台があるはずです。
ただここは目線と川の合流地点が近いので、2つの川の色の違いがはっきりとは見えにくいかも。

わたしが行った時も橋から見下ろした方がわかりやすいと感じました。
ただ天気のいい日なら川沿いを歩くのは気持ちいいので、時間が許せばどちらも行ってみるといいでしょう。
jonctionへのコルナヴァン駅からのアクセス
ローヌ川とアルヴ川の合流地点が見える2箇所のスポットへコルナヴァン駅からアクセスする方法は異なるので1つずつお伝えします。
1. 車と歩道用の橋(Viaduc de la Jonction)に向かう場合のアクセス方法
地図アプリで「Viaduc de la Jonction」を目的地にし、ジュネーブのコルナヴァンCornavin駅から
- 徒歩で約35分
- バス9番に乗車し「Jean-Jacques」下車後徒歩約10分
2. 遊歩道終点の展望台に向かう場合のアクセス方法
地図アプリで「Pointe de la Jonction」を目的地にし、ジュネーブのコルナヴァンCornavin駅から
- 徒歩で約30分
- トラム14番で「Jonction」下車後徒歩約12分。
ちなみにジュネーブ市周辺の宿泊施設に泊まった場合、滞在中の公共交通が無料になる「Geneva Transport Card」を受け取れる場合があります。
対象や利用条件は宿泊施設で確認してください。
▼地図アプリなどデータ利用ならairaloのeSIM利用が便利ですよ
おすすめルート
個人的には先に車と歩道用の橋(Viaduc de la Jonction)に向かい、森の中を歩いた後にPointe de la Jonctionにも行ってみるコースがおすすめ。

そしてその後はカフェ休憩。
夏だとPointe de la Jonctionのあたりにスナックカフェが並ぶけど、あまりいい印象を受けなかったので通年営業のカフェに行く方がいいでしょう。
ローヌ川・アルヴ川の合流地点めぐりおすすめルート
Jonction橋で合流地点を見る → 川沿いを散歩 → Pointe de la Jonctionの展望台で見学
→合流地点を見たあとHorace Caféへ。(日曜は休みなので注意 )
Horace Caféはこんな感じのカフェです。





コーヒー豆の焙煎も店内の一角で行なっているカフェなのでコーヒーがおいしい。
食事はしたことありませんが、ちょっとしたパンやサンドウィッチなどいただけます。
1階は混み合うので2階だと結構静かで居心地いいですよ。
朝早くからオープンしていますが、日曜は休みなのでご注意を。
今回のおすすめルートだとHorace Caféがロケーション的にも街中に帰りやすい位置にあって利用しやすいです。

ただ橋から駅の方に帰るパターンならサン・ジャン(St-Jean)エリアにあるUtopia Coffeeもおすすめ。
Utopia Coffeeは別記事でも紹介しています。
まとめ:ジュネーブの珍風景「ローヌ川とアルヴ川の合流地点」
合流地点(jonction)ではレマン湖から流れ出すローヌ川と、アルプス方面から流れてくるアルヴ川が合流します。
水に含まれる細かな土砂や流れ(水温)の違いによって、2つの川は合流直後もしばらく異なる色に見えます。
季節を問わず行けますが、色のコントラストは天候や水量によって変わるもの。
だからこそ訪れた日の川の様子を楽しんでみてください。
雨の日以外に行くのをおすすめします。
ジュネーブの定番観光地をひと通り見た人も、自然の景色を楽しみたい人も、少し足を伸ばしてジョンクシオンへ。
「ジュネーブにこんな場所があったんだ!」
と思える印象に残る風景に出会えるかもしれませんよ。
▼定番のジュネーブ大聖堂もぜひ見てください
