富山・高岡の観光スポットとして取り上げられることの多い「瑞龍寺(ずいりゅうじ)」。

しかし観光客向けの寺院と勘違いしてはいけません。

ここにあるのは観光地の賑わいではなく、背筋がピンと伸びる凛とした佇まい。

あわただしい日常から少し離れ、静寂と重厚感のある美しさを感じられる瑞龍寺。

2017年4月と2026年1月の2度拝観しましたが、2回とも心地のよい緊張感とエネルギーに満ちあふれた寺院内の空気を満喫しました。

友人やパートナーと訪れてもここはひとり時間を味わってほしい場所。

今回はそんな瑞龍寺の魅力を見どころ、アクセス方法などを交えてお伝えします。

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加賀藩前田利長公の菩提寺「瑞龍寺」

瑞龍寺は曹洞宗(禅宗)の寺院。

加賀藩二代目前田利長公の菩提寺として三代目前田利常によって建立されました。

寺院の建設には1663年に完成するまでに約20年の歳月を費やしたとのこと。

最初の総門から山門、仏殿、そして法堂が一直線に並び、山門から法堂にかけては周りに回廊が配置された整然とした作り。

山門と仏殿、法堂は国宝指定されています。

シンメトリーな作りだからかバランスが保たれ、境内にいると落ち着きます。

総門をくぐった後に見える立派な国宝の山門。

左右にコワモテの赤い金剛力士像が並びます。

仏殿側から見た山門。(山門の裏側)

これだけ威厳のある門のある寺院はそうそうありません。

仏殿の内部には本尊である釈迦如来像が真ん中に配置され、右手に文殊菩薩像、左手に普賢菩薩像が並びます。

本尊を写真撮影できるのがありがたい。

いちばん奥に建つ法堂(はっとう)。

2度目に拝観した時は1月で雪が少し残っていました。

法堂内では靴を脱いで堂内に上がり、お参りすることができます。

東司の守護神(トイレの神様)として知られる烏瑟沙摩明王(うすさまみょうおう)像も法堂に安置されていますが、こちらは撮影禁止。

境内には烏瑟沙摩明王像のレプリカもあってこちらは撮影可能です。

レプリカは高岡特産の銅器製ですが、本物の方が見ごたえあるのでお見逃しなく。

明王像横にあった説明文だけ撮影しました

また法堂の左手の一画では冬期以外の土日祝日は抹茶がいただけます。

1度目の拝観時にいただいた抹茶と和菓子。

お菓子はお土産としても販売されていました。(法堂内に売店があります)

左手にあるくるみ餅が気に入ったので帰りにお買い上げしました。

お茶席の障子を開けると前田利長(2代目)、利家(1代目)、織田信長などの分骨石廟が見えます。

石廟は外に出て見ることもできます。

回廊の美しさが際立つ瑞龍寺

瑞龍寺の魅力は豪華さよりも威厳のある佇まいや、お堂や伽藍の整然とした配置にあると感じました。

伽藍の襖から垣間見えるお堂も美しい。

厳かで美しい回廊。

チキンと清掃もされていて本当に気持ちがいいです。

そして床に注目!等間隔に線が引かれているように見えませんか?

たまたま僧侶の方が水撒きをしているのを見ました。

見事な等間隔!!修行の賜物です。

回廊の話からは少し離れますが、こちらは最初の門の総門。

おそらく回廊の水撒きをしていた同じ僧侶の方だったと思うのですが、拝観料を支払って総門をくぐる前に、総門前の砂利をならしているのも見かけました。(1度目の拝観時)

おそらく心を無にして行なう日々のお務め。

この僧侶の方を拝観前に目にしたことが瑞龍寺の好印象に繋がったと感じます。

回廊は単なる廊下だけでなく重要な建物も隣接しています。

山門から見て右手にあるのが大庫裏(おおぐり)と呼ばれる台所。キッチンですね。

しっくいを塗った真っ白な壁や天井が印象的。

大庫裏内には韋駄天(いだてん)像が祀られています。

韋駄天は空を飛び、食材を集めてくれることから台所の守護神とも言われるとのこと。

何気にイケメンな仏像です。

また右手回廊の奥、法堂横にある大茶堂前には、なでぼとけと呼ばれるびんづる像があります。

びんづる像は多くの寺院に置かれているのでご存知の方も多いでしょう。

痛いところ、悪いところをなでると治してくれる仏様ですね。

わたしは頭痛持ちなのでどこで見かけても頭や首の辺りをさすってお願いしてます。

左手回廊にある美しい禅堂

山門から見て左側の回廊には禅堂があります。

この魚板が目印になります。

入口にあるのれんのような布の手前に「坐禅」とあるので、座禅や瞑想を行なう部屋なのでしょう。

気になって中をのぞいてみると…

静寂の中にたたずむ美しい仏像です。

スポットライトが当たったように見えるのは文殊菩薩像。

眺めるだけで背筋がピンとしました。

まさに座禅にぴったり。 

ここは国の重要文化財指定を受けている禅堂とのこと。

重要文化財に指定されている禅堂は京都にある東福寺と宇治にある萬福寺とここ瑞龍寺だけ。

この禅堂はお見逃しなく!

この禅堂では毎週日曜の早朝(5:15から6:10)に無料の坐禅会が行なわれています。

機会があれば参加してみたいものです。

瑞龍寺へのアクセス

瑞龍寺はアクセスのしやすい寺院。

ちょうど高岡駅と新高岡駅の間にあります。どちらからも徒歩でアクセス可能。

高岡駅からだと約11分。新高岡駅からだと約16分。

車だと総門前や右手に駐車場があります。(無料)

ここが満車なら瑞龍寺前から東に平行に並ぶ八丁道沿いに無料の「瑞龍寺・八丁道第一観光駐車場」があります。(地図で場所を見てみる)

瑞龍寺
拝観時間:9:00-16:30(12/10-1/31:は9:00-16:00)
拝観料:500円(2026年時)

まとめ:高岡を訪れたら必見!国宝「瑞龍寺」

瑞龍寺へは2度拝観しました。

どちらの季節(4月上旬と1月中旬)もどちらかといえば閑散期で静かに拝観できたので静寂感を感じられました。
 
季節によっては回廊に囲まれた部分の芝生がもっと青々としていて違った印象を受けるはず。

最初に書いたとおり、瑞龍寺では連れがいてもひとり行動がおすすめ。

禅堂で座禅をしなくてもひとり時間を瑞龍寺で過ごすことで、日々の雑念から解放されるひと時が過ごせるからです。

瑞龍寺での拝観は1時間あれば充分かと思いますが、わたしたちは2回とも2時間近く滞在しました。

清掃が行き届いていて大変心地よく感じたからです。

高岡に来てそれほど時間が取れない場合、唯一訪れるならここ瑞龍寺です。

高岡駅、新高岡駅からも徒歩圏内でアクセスも楽々。

ぜひ瑞龍寺でポジティブなエネルギーを充電してみてください。

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ひさよ
旅好き(32か国)50代女性のひさよです! スイス国境近くフランス在住13年。愛知県出身。 フランス・スイスを中心に実際に訪れて体験した国内外の観光や生活情報をおとな女性向けにホンネで語っています。国内外レアな旅先が多く登場。またお気に入りのカフェやチョコレート情報もお届けします。