アメリカ「グランドサークル」の旅。
今回の記事では「デッドホースポイント州立公園」を取り上げます。
ここはキャニオンランズ国立公園とセットで訪れるのがベスト。
もし時間がないならこのデッドホースポイントだけでもいい、と言えるぐらい見逃せないスポットです。
デッドホースポイント州立公園の概要
拠点となる最寄り町モアブ(Moab)から約51.5kmのところにあるデッドホースポイント州立公園(Dead Horse Point State Park)。
モアブからだとキャニオンランズ国立公園に行くのと同じ距離。
実際、同じ道を進み、途中で左に曲がるとこのデッドホースポイントに行くことができるので、セットで訪れるといいです。
デッドホースポイントはキャニオンランズとは別の入場料がかかります。
(車1台(8名まで)につき15ドル。3日間有効)
別の入場料がかかっても訪れる価値は十分にあります。
むしろキャニオンランズ国立公園を凌駕する風景を目にすることができます。
(好みの問題なのでどちらがいいとははっきり言えませんが。)
公園内は年中オープンで営業時間は6:00-22:00。
キャンプサイトもあるので公園内でキャンプすることも可能(別料金要)。
入り口ゲートを過ぎてしばらく進むとビジターセンター(営業時間:8:00-18:00、サンクスギビング・クリスマス・元日休)があり、ここにはカフェも併設されています。
舗装された道路の一番奥、デッドホースポイント展望台手前の駐車場の様子。
このデッドホースポイントという少し変わった名前の由来がちょっと悲しい。
昔カウボーイ達は野生の馬をこの辺りに囲い、その中から良さそうな馬をセレクトして売っていた。
当然選ばれなかった馬もいて、はっきりした理由はわからないけど水も食料もない場所に馬を残していってしまったため、残された馬たちは死んでしまった。
そこからデッド・ホース・ポイント(Dead Horse Point)という悲しい名前がつけられた。
デッドホースポイント州立公園サイト:https://stateparks.utah.gov/parks/dead-horse/
グランドキャニオンにも引けを取らない絶景
コロラド川が蛇行しているポイント。
ここはは多くのメディアで使用される人気のイメージ。
グランドキャニオンと錯覚する人も多いとか。
このイメージなんかグランドキャニオンに似てる気がしませんか?
実は2日続けてここを訪れたわたしたち。2日とも夕暮れ時でした。
少し雲があったので圧倒的な夕焼け風景ではありませんでしたが、柔らかい夕日に照らされた赤土の岩は美しかった。
舗装された道路の一番奥にあるデッドホースポイント展望台がコロラド川が蛇行したポイントが見える場所。
その周辺でみんな思い思いに岩に腰掛けたり、瞑想したり、夕日を見ながらワインを飲んでいたり、と楽しい時間を過ごしているように見えました。
実際、座りやすい岩がたくさんあってのんびりこの絶景を眺めるのに適したところ。
わたしも他の人に混じってしばし眺めを楽しんでいました。
もちろんここから落ちたら命はない場所だけど、不思議と恐怖感がわかない展望台でした。
コロラド川が蛇行したポイントから反対側に歩いて行くと、砂漠の真ん中にオアシスのごとく鮮やかなブルーになっている箇所が見えてきます。
説明看板を読むと(理系の話で超文系なわたしにはちょっと難しい、、)、晴天率が高く、乾燥した砂漠気候を活かして、太古の海に堆積した塩から植物の肥料を作っている云々。
何はともあれ、不思議な景色で面白い。
この展望台近辺を歩いていた時、ちょこちょこ動く何かがいるな、と思ってみたらこの可愛いシマリス(Chipmunk)でした!
すばしっこいけど、この時は何かを食べてたのでなんとかカメラに収めることができました。
こちらの人にとってシマリスはありふれた存在のようで、皆さんあまり気に留めてない様子。
愛らしい姿のリスはお気に入り動物のひとつなので、ついつい写真を撮りたくなっちゃいます。
短時間だけど、2日間に渡って訪れたデッドホースポイント州立公園には大満足でした。
近郊の町モアブ(Moab)
モアブで宿泊したチェーンのモーテル「Super 8」。可もなく不可もなく。
モアブ(Moab)の近くには、前述したデッドホースポイント州立公園、キャニオンランズ国立公園、そしてアーチーズ国立公園があることから、町の規模からは考えられないホテルなどの宿泊施設やレストランなどが充実しています。
町はほぼ一本道で、その道沿いにホテル、レストラン、カフェ、スーパー、お土産屋などが並びます。
モアブには2泊したので、ディナーやランチ、アイスクリームを町中で食べたりしましたが、、、。
思いの外、レストランの閉店時間が早く、遅くまでオープンしていて良さそうなレストランが中華料理しかなかった。ww
写真右上:Peace Tree juice Cafeでのランチ。
一見美味しそうに見えるけど、わたしが注文したフムスラップは味がなくあまり美味しくなかった、、、。
写真左・右下:MoYoというフローズンヨーグルトアイスクリームのお店にて。
好きなだけアイスクリームをカップに入れ、トッピングも好みのものをセルフサービスで入れて、重さで値段が決まるという面白い仕組みのアイスクリーム屋さん。
わたしが手にしているカップが一番小さいサイズ。ww
残念ながら味はそれほどでもなかったけど、暑い昼間に店の外のテーブルで食べたからまだ良かった。
店内は凍えるくらいエアコンが効いてて、店内の席でアイスクリームを食べるなんて無理。
アメリカではどこに行っても夏の室内は恐ろしくエアコンが効いてて、冬服を着たくなるぐらい!
なのでレストランなどに行く時は上に羽織るものが必要です。
今回の発見(Discovery)!
州立公園というカテゴリーに関係なく、国立公園並みに素晴らしい絶景がのぞめるデッドホースポイント州立公園でした。
キャニオンランズ国立公園は広いから時間がないな、という場合はこちらのデッドホースポイントだけでも十分満足できます。
雄大な景色が楽しめるデッドホースポイント州立公園お見逃しなく!