アメリカ PR

【アメリカ】広大なキャニオンランズ国立公園を効率的に周遊するには

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

アメリカ「グランドサークル(Grand Circle)」の旅。

今回の記事ではその中のキャニオンランズ国立公園(Canyonlands National Park)について効率よく周る方法をまとめました。

アメリカにある国立公園はどこも広大でアメリカという国の大きさを感じられるけど、ここはまたひと際広いんです!

グランドサークルとは?


グランドサークルとは、ユタ州・アリゾナ州・ニューメキシコ州・コロラド州にまたがる半径230kmの円。(正確にいうとネバダ州もかすります。)

その円の中に10箇所の国立公園、多くの国立モニュメントや州立公園、そしてネイティブアメリカンであるナバホ族が所有するモニュメントバレーなどのモニュメントが点在しています。

この円のほぼ中心に位置するのがパウエル湖(Lake Powell)という巨大な人造湖。

何から何まで巨大で広大で人間がちっぽけな存在であると感じるグランドサークル。

駆け足で国立公園だけ周るにしても数週間はかかります。

時間がある人以外は一度にグランドサークルを制覇しよう!とは考えず、旅行期間内で行けそうなスポットだけにしぼった方がいいです。

ちなみに以下がわたしたちが1週間で周遊したグランドサークルのスポットです。

  • キャニオンランズ国立公園
  • デッドホースポイント州立公園
  • アーチーズ国立公園
  • モニュメントバレー
  • アンテロープキャニオン
  • ブライスキャニオン国立公園

 

アメリカに興味がなくても行きたくなる!?グランドサークルを旅する前に知っておきたい情報アメリカに興味がある人ならいつでもアメリカに行ってみたいと思うでしょう。 そのような人は「グランドサークル」と聞いても何のことを指...

メインはアイランド・イン・ザ・スカイ(Island in the Sky)


グランドサークルの中で最初に訪れたキャニオンランズ国立公園(Canyonlands National Park)。

ユタ州にある5つの国立公園の中で一番大きい337,598エーカー(約1,366㎢)という広さ。

コロラド川とグリーン川によって3つのパートに分かれています。

その中でも見どころが詰まっていて見学しやすいのが、アイランド・イン・ザ・スカイ(Island in the Sky)というエリア。

この3つのパートはつながっていないので、全て周ろうとすると一旦公園の外に出て再入場するしか方法がありません。

なので時間に制限がある、もしくは効率的に見て回りたい人はこのアイランド・イン・ザ・スカイだけでも十分満足できます。

多少のトレイルコースを歩いてもここだけなら半日で(数時間でも)見回ることができます。


アイランド・イン・ザ・スカイでは舗装された道路が長く続き、その途中にいくつかのビューポイントがあり、駐車場も完備されています。

なのでぶっちゃけ時々展望ポイントでストップして、「わぁー綺麗!」とほとんど歩くことなく眺めを楽しむことができちゃいます。

上の3枚の写真を見ると、峡谷の間に未舗装の道があるのが見えませんか?

実はそこも車で行けるようになっていますが、四駆車じゃないとダメ。

場所によっては四駆車でも許可を取らないと入れない道もあります。

詳しくは〈こちら〉の許可ページをご参照ください。


途中のビューポイントのひとつであるグリーン川展望台。

アイランド・イン・ザ・スカイはこのグリーン川とコロラド川に囲まれた部分でここからはグリーン川が見渡せるようになっています。


侵食した部分ではなく、写真の右手にちらっと見えるのがグリーン川です。


展望台付近はトレイルコースはないけど、高台の箇所を少し歩けるようになっています。

木々など全くない荒涼とした土地とばかり思い込んでいたけど、結構木が生えています。


ビジターセンターから一番遠いところにあるグランドビューポイント。

ここからは細かい突起状の岩が無数に並ぶ壮観な眺めが楽しめます。


このような絶景が見られます。

ここも展望台のようになっていて、駐車場からほんの少し歩くだけでこの景色を堪能できるんです。

もっと歩かないと絶景を望むことができないのだとばかり思っていたのでちょっと拍子抜け。

でも誰でも気軽に国立公園を楽しめるように作られていることがわかりました。


ここグランドビューポイントにはトレイルコースがあります。

それほどきついコースではないのでぜひ歩いてみてください。

少し歩き始めると、このように頑張って生息している木も見ることができます。


夏のキャニオンランズ国立公園では昼間30度前後まで気温が上がるのはざら。

あまり日陰がないけど、このような岩陰や木陰を見つけたら適度に休憩しながら歩いた方がいいです。そして水は常に携帯してください。


トレイルコースの終わり辺りの風景。

遠くにはモニュメントバレーで見られるようなビュートと呼ばれる侵食した岩山が見えました。


これは、人間がどれだけちっぽけなのかがわかるようにコラージュしてみました。

メサアーチはやっぱり見ておきたい


キャニオンランズ国立公園での一番人気のスポットであるメサアーチ(Mesa Arch)

ここもアイランド・イン・ザ・スカイ区域にあります。

特に日の出の時間帯が写真好きには人気ですが、どの時間に行ってもやはり見ておきたいスポットです。

トップの写真がそのメサアーチ。


上の写真はメサアーチから見える風景。

正直、メサアーチは思っていたよりも小さく、その先に見える風景の方が個人的には気に入りました。

ここへは駐車場から少し歩かないとたどり着けませんが、大した距離じゃないので、すぐメサアーチに到達できます。

夕日スポットではないけど、夕暮れ時もいい感じです。

ニードルズ(The Needles)の様子

アイランド・イン・ザ・スカイ以外のエリアはニードルズ(The Needles)とメイズ(The Maze)。

ただメイズは舗装された道路は全くない四駆車のみ入場可能。

ここまで行こうとするとかなり時間を要するので、キャニオンランズが気に入って且つ時間がある人のみにおすすめ。

ニードルズはキャニオンランズ国立公園を訪れた後、南に下る計画を立てている人なら多少通り道的に立ち寄ることができます。

わたしたちもそんな感じだったので、別の日に立ち寄ってみました。

写真はニードルズの展望台(Needles Overlook)からの眺め。

この日は曇りがちだったこともあり絶景とは言い難い、、、。


ニードルズのビジターセンターから少し先に行ったところの風景。

雨がパラっと降ったりしてたのでこちらもパッとしませんが、岩の作りは面白いかな。

同じ国立公園なのでアイランド・イン・ザ・スカイへ入場したのと同じ入場券で入れます。

でもわざわざ来なくてもよかったかな、と正直思いました。

ただトレイルコースはニードルズにはたくさんあるので歩きたい人にはオススメです。

キャニオンランズへのアクセス・入場料について


アイランド・イン・ザ・スカイのビジターセンター。

キャニオンランズ国立公園への起点となる町はモアブ(Moab)。

ここから北へ向かい313号線を左に曲がり(看板があるのでわかります)、20分ほど進むとアイランド・イン・ザ・スカイのビジターセンターに到着。

距離にして約51.5km(32マイル)。

キャニオンランズは24時間・1年中いつでも入場可能。

もちろん入場料はかかります。車1台(15名以下の乗車)につき25ドルで1週間有効です。

ビジターセンター手前のゲート及びビジターセンターでの支払いとなります。
オンライン支払いもできますが、現地支払いで充分。)

年に何度か無料で入場できる日があるので、〈こちら〉のリンクから確認してください。

キャニオンランズ国立公園内にはトイレもいくつか完備されています。

アイランド・イン・ザ・スカイのビジターセンター横にあるトイレは水洗ではなくコンポストトイレのような感じ。

手洗い場もなく、アルコールジェルで消毒するようになっていました。

他にもビューポイントある駐車場にいくつかトイレがあります。

このトイレのこと、結構心配してたけど潔癖症のわたしでも気にならない、むしろ綺麗な方だと感じたので多くの人は不安なく使用できると思います。

その他情報に関しては下に貼ったキャニオンランズ国立公園サイトをチェックしてください。

キャニオンランズ国立公園サイトhttps://www.nps.gov/cany/index.htm

今回の発見(Discovery)!

初めて訪れたアメリカの国立公園だったキャニオンランズ。

どこも雄大で絶景で息を飲む風景でした。とことん歩かないと景色を楽しめないのだとばかり思い込んでいたけど、誰もがらくらく自然を堪能できるように作られたあまり自然とは言えない国立公園。

でもその先に広がる風景はやはり自然の偉大さを強く感じられます。

トレイルコースを歩いてみるとまた違った風景が見られるので、少しだけでも歩くことをお勧めします。

その際はぜひ歩きやすい靴で!

ABOUT ME
ひさよ
旅好き(32か国)50代女性のひさよです! スイス国境近くフランス在住12年 / 愛知県出身。 フランス・スイスを中心に実際に訪れてよかった国内外の観光情報をおとな女性向けにホンネで語ります。このブログが慌ただしい日々における暮らしの清涼剤になれたらいいなぁと思っています。