ドイツ観光の目玉とも言えるノイシュヴァンシュタイン城。
ディズニーのシンデレラ城のモデルとなったとも言われる美しいノイシュヴァンシュタイン城。
ディズニー好きでもそうじゃなくても一度は目にしたいスポット。
今回の投稿ではノイシュヴァンシュタイン城へのアクセス、そして5つの撮影(展望)ポイントがわかります。

ノイシュヴァンシュタイン城へのアクセス方法
ノイシュヴァンシュタイン城へ行く日本人観光客が多いことがうかがえる看板。
ドイツの観光街道のひとつであるロマンティック街道の終点に位置するノイシュヴァンシュタイン城(ドイツ語:Schloss Neuschwanstein)は、バイエルン王であるルートヴィヒ2世によって19世紀に建てられたお城です。
あまりにも有名すぎるノイシュヴァンシュタイン城ですが、どこにあるか知らない人も多いのでは?
ノイシュヴァンシュタイン城はドイツの南部、オーストリアとの国境にも近い場所に位置しています。
ノイシュヴァンシュタイン城へはいちばん近くにある大きな町であるミュンヘンからも日帰りで行くことも可能。
城のある町ホーエンシュヴァンガウへのアクセス方法は3種類あります。
1. ツアーに参加する
2. ミュンヘンから電車+バスを利用する
3. 車(レンタカー)を利用する
1のツアーは【VELTRA】のツアー内容をご参照ください。
一番高くつきますが、気楽だし、日本語解説ありだし、食事がついているツアーもあるし、と至れり尽くせりなのがいいですね。
2の電車+バスですが、ドイツ鉄道(DB)が出している【バイエルン州内1日チケット】を利用するとかなりお得です。
例えば、ミュンヘンから最寄りのフュッセン(Füssen)までの鉄道片道チケットだけで20-23ユーロかかります。(時間帯でチケット料金が変わるため)
でもこのバイエルンチケットは1人分23ユーロ。
一度に5人分まで購入でき、1人増えるごとに4ユーロずつ値上がりしますが、1人あたりで割るとかなり安くなります。
バイエルンチケットだとバスも使えるのでバス代(2ユーロ)を余分に払う必要もなし。
1人分だけでも最低21ユーロもお得になります。
3の車(レンタカー)は左ハンドル、右側通行に抵抗がない人なら大丈夫。
レンタカーは「Booking.com」のレンタカーが便利。
これまでに実際なんども利用しトラブル経験はなし。
希望の日程・ピックアップ地を選択すると価格の安い順で、各レンタカー会社のレンタカーを一度に比較することができます。
しかも日本語で全部できちゃうのも安心。
ヨーロッパだとマニュアル車のレンタカーが多いけど、オートマ車(少し値段が上がる)の選択も可能です。
手続き後は選択した車を扱うレンタカー会社の窓口へ行けば通常どおりの手続きをしてくれます。
麓の町ホーエンシュヴァンガウには駐車場(有料)もいくつかあります。
リンク先にある地図に「P4」と書かれた第4駐車場が大きくノイシュヴァンシュタイン城の眺望スポットへ行くバス停やホーエンシュヴァンガウ城にも近いのでおすすめです。
わたしたちは偶然こちらの第4駐車場を利用しました。
こちらがホーエンシュヴァンガウ城。
ノイシュヴァンシュタイン城を建てたルートヴィヒ2世が幼少時期を過ごした城です。
ホーエンシュヴァンガウから城へのアクセス
麓の町ホーエンシュヴァンガウの観光局前に手作り感たっぷりながら分かりやすい地図が貼ってありました。
城へ通じる道は1本しかないし、多くの人が城に向かって歩いているので迷うことはないかと思います。
城の内部に入りたい人は麓にあるチケットセンターでチケットを購入してください。
城の入口でチケットは購入できません。
観光客の多い夏の時期だとチケットセンター前は長蛇の列(わたしたちが訪れた日も多くの人が並んでました)となります。
列に並ぶのを避けたい人は公式サイトでネット予約することもできます。
麓からノイシュヴァンシュタイン城までのアクセス方法は3つの方法があります。
1. 徒歩
2. バス
3. 馬車
1の徒歩は個人の脚力にもよりますが、麓から15分から30分で城に到着できます。
その後、眺望スポットまでは城から徒歩10分から15分かかります。
2のバスは城には行かず、眺望スポットまで直行します。
城まではバス停から徒歩10-15分かかります。
料金は、片道行き(のぼり)が1.80ユーロ。片道帰り(くだり)が1ユーロ。往復だと2.60ユーロです。(2016年当時)
3の馬車は城から少し下ったところまで行けます。
料金は、片道行き(のぼり)6ユーロ。片道帰り(くだり)3ユーロで往復チケットはありません。(2016年当時)
わたしたちは行きは歩き、帰りは面白そうだからと馬車に乗りました。
乗せられるだけ人を乗せるのでかなりキツキツ。
愛犬かなちゃんの料金はとられなかったけど、かなちゃんの場所はわたしの足の上で窮屈でしかなく、歩いた方が快適でした。
行きの登り道もそれほど急な坂でもないので20分ほどで城に到着できました。
(ちなみにわたしたちは歩くのは早い方です。)
ノイシュヴァンシュタイン城の撮影スポット5箇所

ノイシュヴァンシュタイン城の撮影(眺望)ポイントは主に5箇所あります。
- シュヴァンガウにある聖コロマン教会付近からの遠景
- ホーエンシュヴァンガウの観光局付近からの遠景
- 城に向かって歩いて行く途中で見える風景
- マリエン橋からみる近景:定番だけどいちばんオススメ!
- テーゲルベルク山に登るロープウェイから見える遠景
順番に見ていきましょう。
1. 聖コロマン教会(St. Coloman)
車利用の人におすすめなスポットです。
ミュンヘン方面から車で向かうと城へ行くために左折する場所がありますが、その左折後の右手に見えるのがこの聖コロマン教会です。
この教会自体もロケーションがいいので写真撮りたくなる教会です。
そしてこの左手を見ると、、、
丘の上にたつノイシュヴァンシュタイン城!ってかなり遠い!?
望遠レンズが必要にはなりますが、最初に城が見えるポイントで気持ちが上がるスポットです。
2. ホーエンシュヴァンガウの観光局付近
観光局からの眺めはもう少し近くにノイシュヴァンシュタイン城が見えます。
レストランの壁画がきれいだったのでそちらにフォーカスしちゃいましたが、望遠レンズがあればもっと近くに見えます。
城まで歩けないとか時間がないという人は麓からでもちゃんとノイシュヴァンシュタイン城が見えます。
3. ノイシュヴァンシュタイン城への途中の道
ノイシュヴァンシュタイン城に向かって歩いて行く途中で見えるというのはこのような感じです。
麓から登り初めの頃にみえるノイシュヴァンシュタイン城。
マリエン橋に向かう途中(=マリエン橋から城へ向かう途中)に見えるノイシュヴァンシュタイン城。
城へ向かう途中のパノラマはこのような感じです。
ホーエンシュヴァンガウ城が見えます。
左手にある湖はアルプ湖(Alpsee)。
ちなみに湖からもホーエンシュヴァンガウ城とノイシュヴァンシュタイン城の両方をのぞむことができます。
ノイシュヴァンシュタイン城のそばからの撮影だとどうしてもこうなってしまいます。

個人的にはノイシュヴァンシュタイン城は少し離れて全体を見た方がより美しく見えると感じました。
4. マリエン橋からの眺望
マリエン橋(Marienbrücke)から見るノイシュヴァンシュタイン城が定番ですが一番オススメです。
徒歩で城に登るとそこからまた10-15分ほど歩かないといけないですが、ここまで来たなら歩いてください!
元はとれます。ww
これがマリエン橋から見えるノイシュヴァンシュタイン城。
城のサイドが見える角度。
ここは観光客が一番楽にたどり着け、全景が見える一番近いスポットです。
なので、、、
橋の上はこんな感じ!
たまたまツアー客がドッと押し寄せたこともあって大変なことになっていました。
このマリエン橋は城の建設中にルートヴィヒ2世によって鉄製の橋に作り替えられていたとのこと。
5. テーゲルベルク山に登るロープウェイ
テーゲルベルク山(Tegelbergbahn)に登るロープウェイはスキー場へ行くためのもの。
このロープウェイはスキーをしなくても利用可能です。
ただしロープウェイを降りた後、山の上からは城は見えないので、ロープウェイの中から撮影することになります。
(参照:ブログ記事)
ノイシュヴァンシュタイン城のそばにあるお土産屋さんで見たポストカードを見ると、マリエン橋から撮影されたものではなく、赤茶色の部分がある正面をのぞむ角度から撮られているものがほとんど。
この角度から城を見たい人はロープウェイからだと見えるようです。
多くのポストカードは正面から見たノイシュヴァンシュタイン城。
このロープウェイを利用したい場合は、1でお話した聖コロマン教会を過ぎた後左折すると行けます。
まとめ:ノイシュヴァンシュタイン城5つの撮影スポット
ノイシュヴァンシュタイン城へのアクセス方法と5つの撮影スポットをお伝えしました。
もう一度まとめます。
ノイシュヴァンシュタイン城へのアクセス方法は以下の3つ。
- ツアー参加
- ミュンヘンから電車&バス
- 車(レンタカー)利用
ノイシュヴァンシュタイン城の撮影スポットは以下の5箇所。
- シュヴァンガウにある聖コロマン教会付近からの遠景
- ホーエンシュヴァンガウの観光局付近からの遠景
- 城に向かって歩いて行く途中で見える風景
- マリエン橋からみる近景:定番だけどいちばんオススメ!
- テーゲルベルク山に登るロープウェイから見える遠景
ぶっちゃけ4のマリエン橋から見ただけでも充分満足できます。
山や湖に囲まれたロケーションに建つノイシュヴァンシュタイン城。
死ぬまでにみたい景色というようなランキングによくランクインしていますが、実際目にするとその理由がわかります。
ノイシュヴァンシュタイン城、本当に美しい。
ぜひ一度実際に見に行ってください。
この記事がお役に立てれば嬉しいです。
