【台湾】レンタカーで台湾を旅する時の注意点
- 2016.06.29
- 台湾
- travel tips

2016年4月の台湾旅ではレンタカーをして台北から南下しました。
台湾でのレンタカーは他の諸外国と少し異なる点があるので、その注意点などなどまとめてみました。
台湾新幹線のことにもちょっぴり触れています。
運転免許証について
日本人が台湾で運転するには日本の免許証を中国語翻訳してもらい、この2つをレンタカーオフィスに提示する必要があります。中国語への翻訳は国内にあるJAFの各支店にて作成してもらえます。詳細はリンク先のJAFのサイトでご確認ください。
ちなみにわたしたちの場合は夫(写真家)だけが運転することにしたので、フランスから国際免許証を作成してそれで車を借りることができました。
どこの国の免許を持っているかによって国際免許証なのか翻訳なのかが異なるのでチェックが必要です。
どこでレンタカーできるか
このような景色に出会えるのもレンタカー移動ならでは。
旅行前にあれこれ調べたところ、台湾は微妙な立ち位置の国なのでよく海外で見かけるレンタカー会社は2016年4月現在ではAVISのみ。台湾で一番メジャーそうなレンタカー会社は以下の2社のようです。
オリックスオートリース台湾は短期レンタカーサービスは終了し、個人や法人向けのカーリース業のみとなりました。
2016年当時のやり取りの内容は下記に残しておきますが、今後レンタカー利用はできませんのでご注意ください。
・和運租車:https://www.easyrent.com.tw/
・オリックスオートリース台湾:https://www.orixauto.com.tw/jp/
まずはいつも日本でもお世話になっているから、という理由でオリックスに問い合わせしたところ、日本語で丁寧な対応をしてくれて好印象。でもサイト上での予約ができず、予約時に前払いをするシステムとのこと。しかもメールでクレジットカードの詳細を送るように指示されたのでやめました。セキュリティに不安ありすぎ。
その後、和運租車に問い合わせをしてみましたが全く連絡ナシ。トヨタ車オンリーのレンタカー会社でナビが無料、乗り捨て料金も無料、支店も多いと条件はよかったけど、連絡が来なきゃ話になりません。
台湾でレンタカーを借りて旅をしている日本人の方のブログなどを見ると、和運租車で問題なく予約できてレンタカーの旅を楽しまれているようなので、わたしたちのケースは縁がなかっただけなのかも?
2016年当時は台湾でレンタカーできるのがAvis台湾オンリーだったんですが、2019年現在ではAvis台湾の台北オフィスはなくなった模様です。2016年当時は下記にあるRentalcars.comでもAvisオンリーの選択肢でしたが、現在は上記の「和運租車」を含め、他のレンタカー会社も含まれています。選択肢が多くなるのはいいですね。
こんな時に役立つのが世界中のレンタカー会社を一度に検索できるRentalcars.comというプラットフォームサイト。こちらなら日本語での利用も可能!しかもひとつひとつのレンタカー会社のサイトを調べる必要がなく、ここだけで主要なレンタカー会社の価格比較ができて大変便利です。下にあるバナーから検索してみてください。
AVISのレンタカーオフィスにて
【2019-07-26追記更新】
こちらは2016年4月当時の様子です。2019年現在ではAvis台湾の台北オフィスは閉鎖されています。ただレンタカーオフィスでの手続きは概ね似たような感じかと思うので、内容は残しておきます。
コンパクトカーを選択したらフォルクスワーゲンの赤いポロでした。
最初の予約手続きはRentalcars.comですが、実際にレンタカーするのはこの場合ではAVIS台湾のオフィスになります。
予約時に出発店舗(台北)と返却店舗(台南)、ナビの追加などは指定しておいたので台北のオフィスではスムーズに事が進みました。対応してくれたお兄さんはネイティブ並みの英語力でうますぎてついていけなかったぐらい、、、。
日本でレンタカーする時と同様、車体のキズチェックをしたり、ナビの使い方を教えてもらったりして出発です。
ナビですが、ヨーロッパでよく見かけるタイプの取り外しができるナビで英語対応はしているんですが、慣れるまでにかなり時間を要しました。レンタカー会社によって違いますが、AVIS台湾でのナビレンタルは有料。もし自身の取り外し可能なナビをお持ちなら持ち込んだ方が使い慣れてるし、その分の支払いも不要なので持ち込んじゃいましょう!(もしくはiPhoneのGoogleマップを使うという手もあります。)
運転時の注意点
台湾での走行車線は右側。慣れるのに人によっては時間がかかるかもしれません。
速度表示は日本と同じくキロメートル。
その他注意したい点として、
新北市(Hsinchu)の市場を間違えて通り抜けてしまった時。車内から撮影。
上の写真だとあまり多くはないけど、台湾ではバイクが多い!運良くとんでもない運転をするスクーターには遭遇しなかったけど、かなり大量のバイクが車の周りにいると圧倒されます。多くの道はバイクレーンがあって車と別れていたのでよかったけど、慣れるまで何日かかかった、と夫談。もうこれは慣れるしかないです。
レンタカーのいいところ
やはり時間に左右されないところと好きなスポットで好きな時にストップできるところ。
台湾北東部を走っていた時に目にした船。真っ二つに割れちゃってます。どうもオイルタンカー船だったようで、海岸は真っ黒。作業員の人が除染作業をしていました。
見なくてもよかったスポットだけど、こんな発見ができるのもレンタカーの面白いところです。
あと、台湾にはセブンイレブンやサークルKなどのコンビニが全国にあるので、トイレ休憩など自分たちのペースで停まることができるところかな。
レンタカーの悪いところ
右も左もわからない外国だとどこを走っているのかも分からなくなるところ。
標識には英語表記もあるけど、ないところもあって結局行きたいスポットにたどり着けなかったりするところ。
事故など問題が起こった場合の対応の仕方が(言葉の問題もあって)難しいところ。
こんなところでしょうか。
心配性な人、特に初めての台湾旅行の場合はレンタカーじゃなく電車やバスを利用した方がいいかと思います。また訪れるのが台北だけなら台湾メトロで移動できるのでレンタカーは不要です。
駐車場は大人気の観光地以外なら割と無料のところも多く、ホテルにも無料駐車場付きのところが多かったのはよかったです。
帰りは台湾新幹線で台北へ
レンタカーの出発を台北、返却を台南(高雄にも行きました)の新幹線駅のオフィスにして、台北に戻る際は台湾新幹線を利用しました。
AVIS台湾の台南新幹線駅オフィスは駅の構内(カウンター)にあって、車を駅前に停めておいて係の人を呼ぶしかないですが、とても親切でできる担当者であっという間に返却手続き完了。彼も英語は堪能で助かりました。台湾は日本語を話す人も多いけど、英語を話す人も案外多い印象。少なくとも日本よりは英語話者が多いと感じました。
左上:台南高鉄駅のプラットフォーム
左下:プラットフォームから見えた台南駅周辺の風景。(町の中心からはかなり離れてます。)
右上:新幹線内の様子。(日本とほぼ一緒!)
右下:スーツケース置き場が車両内に!
新幹線の車両は色が違うだけで日本のと同じデザイン。時刻も正確でした。
新幹線のチケットはこんな感じ。予約も何もしなかったけど、当日券すんなり買えました。
テーブルの飲み物受けが日本のより深かったです。
今回の発見(Discovery)!
何もかも初めてだったので全てが発見でした。バイクの洪水を恐れていましたが、運良く問題は何もありませんでした。
わたしたちの旅程のようにまた台北に戻るという場合はレンタカーの乗り捨て追加料金があったとしても、帰りは新幹線というのがとても楽です。気分的にも。
台湾でのレンタカー旅のお役に立てれば嬉しいです
台湾の旅で役立つもの
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なにかと便利。
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台湾への旅が2度目以降の
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