2014年9月。
アイルランドから北アイルランドに行きました。
北アイルランドはイギリス連邦を構成するひとつ。
イギリスの中でもあまり知られていない北アイルランドですが、びっくりするようないいスポットがあるんです。
今回は北アイルランドの北部にあるおすすめスポット3箇所お伝えします。
世界遺産スポットもあります!

北アイルランド北部の見どころ3選

イギリス連邦を構成するひとつである北アイルランド。
イングランド・ウェールズ・スコットランドのあるブリテン島じゃなく、アイルランドの北部にあるので、なかなか行きづらいのが難点。
アイルランドに行った際にぜひ行ってほしい北アイルランド。
特に北部に見どころが集まっています。
それでは早速北アイルランド北部の見どころスポット3つ見ていきましょう!
1. 世界遺産ジャイアンツコーズウェイ
北アイルランド随一の景勝地で唯一の世界自然遺産に登録されているスポットです。
ジャイアンツコーズウェイ(Giant’s Causeway)とは巨人の石道という意味で、伝説の巨人フィン・マックールにちなんだ土地とのこと。
石柱群が連なるところが一番の見どころですが、遊歩道は山の上まで続いています。
全部は歩きませんでしたが、ある程度まで行くと…
大煙突(The Chimney Stacks)と名付けられた石柱。
もっと先まで歩けましたが、やっぱりここで見たいのは玄武岩の石柱群。
石柱群はかなり広範囲に渡るので、全体像をカメラに収めるのは無理。
観光名所なので人も多いから、人なし写真は撮りにくいです。
でもどこでも好きに歩いていい、というのは嬉しいこと。
ジャイアンツコーズウェイでは、手すりや「ご注意ください」看板はまったくありません。
海に落ちる可能性は大ですが、すべて自己責任です。
滑りにくく履きなれたスニーカー系の靴で行ってください!
ハートっぽく見える、おもしろい形をした石柱もあちこちにあります。
自分のお気に入りの石・岩を見つけるのもここの楽しみ方の一つ。
後から知りましたが、このジャイアンツコーズウェイはナショナルトラストによって管理されている自然遺産とのこと。
会員だと入場料は安くなるかも、ですが、詳細はわかりません。
通常のチケット(ネットで事前購入できます)は大人1人10ポンド(家族チケットも有)です。(価格は2014年時)
ただ、最寄り町であるブッシュミルズの町からのパーク&ライドを利用すると、大人1人あたり1.50ポンドディスカウントになるなど、環境に配慮した施設です。
ちなみに入場料に含まれるサービスは以下のとおり。
- ビジターセンターへのアクセス
- ビジターセンターからジャイアンツコーズウェイへのシャトルバス
- オーディオガイド(各国語あり)
- パンフレット
- 駐車場代
詳細はジャイアンツコーズウェイの公式サイトをご参照ください。
2. ダンルース城
ジャイアンツコーズウェイの近くにある「ダンルース城(Dunluce Castle)」。
現在はご覧のとおり廃墟となっていますが、海岸沿いの崖の上にたつ姿はむしろ廃墟状態だからこそ美しいと感じます。
朝のまだ早い時間に行ったこともあって、朝日を受けてさらに美しく見えました。
ダンルース城に限らず、このような廃墟状態で保存されている城がたくさんあります。
財政的な問題でこのままになってしまっているのかもしれないけど、個人的には廃墟の方が好み。
一抹の憂いを感じるし、城が見てきた歴史はどうだったのかな?といろんな思いがめぐるから。
3. ダークヘッジ
ここもジャイアンツコーズウェイからそれほど遠くはないところにあります。
わかりにくい場所にあるけど、ここは必見スポットです。
「ダーク・ヘッジ(The Dark Hedges)」と名付けられた並木道。
名前のとおり道が暗くなるほどブナの木が密集して植えられています。
この写真を撮ったのは夜の8時前ぐらい。
本当はもう少し暗かったです。
怖いような幻想的なようななんとも言えない風景。
ダークヘッジは人気テレビシリーズ「Game of Thrones」のロケに使われてさらに有名になったとのこと。(シーズン2のエピソード1)
ただブナの木のいくつかは傷んでいるようで、何本かは切り倒さなければならなかった、と宿泊先のマダムが教えてくれました。
(ちなみに傷んでいる理由ははっきりしないとのこと。)
それとちょうどここで自転車レースがあって、監視員の人やレース参加者がしょっちゅう通るので、とても撮影どころではなかったです。
ダークヘッジは、日の入り直前を狙って行った方が雰囲気のある写真が撮れると思います。
ちなみにダークヘッジのある通りは歩行者専用道路となっているので、車で通り過ぎないように。
車は最寄りの「The Headges Hotel」に停めることができるので、そこから歩いて2分ほどでダークヘッジに行けます。
ブッシュミルズでのおすすめ宿とレストラン
上記した3スポットを訪れるなら、「ブッシュミルズ(Bushmills)」という町に泊まるのが便利です。
選択肢も結構あります。
わたしたちが利用したのは、普通の一軒家の2階部分が客室となっているB&Bでした。
オーナーのマダムが勢いのある人でとても明るく元気。
ひとつ質問したら10個ぐらい答えが返ってくるほど。
でも彼女の道案内のおかげで上記のダークヘッジに行けたようなもの。
部屋も快適、朝ご飯も美味しくいただけ、楽しく会話もでき、いい宿でした。
現在のB&Bは改装されたようで、もっと見栄えが良くなって快適さも増しているよう。
「Booking.com」でも予約できるのでおすすめです。
ブッシュミルズを訪れた当時(2014年)はあまりレストランの選択肢はなかったけど、利用したホテルレストランでの夕食はなかなかでした。
わたしがいただいたのは写真左下のサーモン。
盛りつけも美しく味もいけました。
ブッシュミルズの中心にあり、よりジャイアンツコーズウェイにも近いのでホテルとして利用するのもいいでしょう。
4つ星ホテルなので多少お高いかもしれませんが、ザ・イギリスな雰囲気満載でイギリス好きにはたまらない場所かも。
まとめ:北アイルランド北部での見どころ3選
北アイルランドを訪れる人はあまり多くないかもしれませんが、見過ごすのはもったいないぐらい見どころがあります。
アイルランドと合わせて行くのがおすすめ。
アイルランドとは地続きだし、国境越えも楽です。
(Brexitの後は国境越えがどうなるのか?という問題も抱えてますが。)
今回お伝えした見どころ3つは以下のとおりです。
- ジャイアンツコーズウェイ
- ダンルース城
- ダークヘッジ
北アイルランドへ行かれたらぜひ行ってみてください!
