2018年6月中国の旅で最後に訪れたのは桂林(Guilin、グイリン)市でした。
桂林空港から上海へのフライトのためと、最後にここならではの漓江(リージャン)を楽しもう、と2泊しました。結果的には桂林では漓江くだりではなく街歩きが楽しい、ということが判明。
というわけで、桂林の町の楽しみ方と市内から空港へのアクセスに関してお伝えします。
桂林観光に便利なホテル
桂林南駅を正面から見た様子。電車で桂林に到着したらこちらがより町の中心部に近い駅となります。
わたしたちの場合、兴平(シンピン)からバス移動だったので、駅から中山南路(Zhonshan South Road)を少し北に行ったところにあるバスターミナルに到着しました。
事前に地図で確認したら、予約したホテルにはバスターミナルから荷物があっても歩いて行けそうだったので歩きました。
そのまま中山南路を北に向かって「杉湖(Shan hu、シャーンフー)」に浮かぶ2つの塔(後述します)が見えたら右折。
曲がるとすぐに「桂林漓江大瀑布飯店(Guilin Lijiang Waterfall Hotel)」は目に入ります。
肝心の部屋の写真を撮るのを忘れちゃいましたが、オールドファッションなインテリアだけど5つ星ホテルらしい品格のある充分な広さのある部屋で快適でした。
写真はホテルの中程の吹き抜けになった部分。
規模の大きなホテルなのがわかると思います。
こちらのホテル、とにかくロケーションが抜群にいい。
駅やバスターミナルから歩けるのもポイント高いですが、主要な観光スポットにも概ね徒歩でいけちゃいます。
そしてホテル一番の見どころはというと、、、
杉湖と反対側の「中心広場」側の外壁で毎晩行われます。
ホテルの外なので宿泊客にかかわらず誰でも見ることはできるのでいつもホテルの前は混み合っています。
そしてホテルに近付きすぎると水被っちゃうのでご注意を。
5つ星ホテルというほどの素晴らしさは感じなかったけど、フロントでは英語が通じるし、それほど値段も高くないので合格点なホテルです。
ホテルの目の前にある日月双塔
トップと上の写真にある「日月双塔(Sun and Moon Pagodas)」と呼ばれる桂林のシンボルのお隣であることが上記ホテルのロケーションの良さを物語っています。
ホントに真ん前にあるので、訪れる時間帯を選びません。
明るい時間帯にも見ましたが、日月双塔を見るならやはり夜がいいです。
ライトアップの色を見る限り、オレンジが日でシルバーが月なんでしょう。
日月双塔が浮かぶ杉湖は大きくなく、歩いて一周できる遊歩道も設けられているのでいいお散歩になります。
また杉湖はすぐそばにある漓江へのクルーズ(象山公園など通過する)の発着地点ともなっているので、いつもたくさんの人で賑わっています。
いかにも観光地で多くの観光客がいるスポットは基本的に好きじゃないわたしたちですが、ここの夜の雰囲気は(ちょっとうるさいけど)結構好きでした。
桂林に行ったらまずは行っておきたい場所です。
奥に見える山は七星公園だと思われます。
このように桂林まで来ちゃうと、それまで陽朔(ヤンシュオ)や兴平(シンピン)で見てきた漓江とは違って、町中を流れる普通の川と化します。
なのでわたしたちはクルーズはしませんでした。
そして、桂林市内の観光スポットである、象山公園や七星公園もお金を支払ってまで入りたいとは思えなかったので、どちらも入口までは行ったけどUターン。
個人的には桂林は街歩きだけで充分楽しめる町だと感じました。
ホテル横から続く歩行者専用ストリート
上記ホテルのいいところはホテルの横から続く歩行者専用ストリートがある点です。
お土産や、各店舗、レストラン&カフェ。もう何でもありな通りです。
夜になるとこのように華やかになります。(この辺りは歩行者専用ではないですが)
中国の町はどこでもですが、夜がとにかく賑やかで楽しいです。
適当に歩き回っていたら、このような古い街並みを再現したような一画に迷い込みました。
ここにもレストランやカフェが点在しています。
そのひとつのお店で、、、
可愛らしい女の子が作ってくれたこの甘味は、周りが温かいカステラみたいなスポンジで中にアイスクリームが入った呼び方不明なもの。
でもとても美味しかったです。
桂林で美味しかったもの
すでに美味しかったデザート系はお話ししましたが、他にも美味しいもの食べましたよー。
特に桂林米粉(桂林名物の米粉でできた麺料理)とは明記されてなかったけど、こちらは少しだけピリ辛な冷麺。
中国人みたいに朝ごはんとしていただきました。
中国の水道水は直接飲めないので、水道水を使って冷やすと思われる冷麺はどうかな、と気になるところですが、この旅の間で2度目の冷麺。
2回とも問題なく美味しくいただけました。
暑い時期はやっぱり冷麺がサイコーです。
確か「西城歩行街」にあった屋台で食べました。
こちらはカフェの名前は不明ですが、中心広場のすぐ北側、中山中路沿いに建つビルの2階にあります。
外からでもこの洒落た雰囲気が見えたので入ってみました。
店の雰囲気に合わない台湾料理プレート(写真左下)以外は、カフェらしいかな、と。
写真右下のフルーツティーが夏らしく程よい酸味があって美味しかったです。
最後はインディアンカレー。中国ではなかなか見かけないインド料理のお店が桂林にあることを「TripAdvisor」で発見。中華料理に飽きてたわたしたちの心に響いたので行ってみました。
インド人が経営するインド料理店、という雰囲気で、客に中国人はなし。(中国人ってインド料理嫌い??)英語OKで外国人ばかりの客層というのがどこか気楽でした。
もちろん味は見たまま美味しい。ただこのあと、わたしの胃はどうもびっくりしたようであまり調子は良くなかったけど、、、。
ものすごく入り組んだレストラン街の一画にあるので見つけにくいのが難ですが、TripAdvisorに載っている地図を頼りに行ってみてください。
(TripAdvisorは中国でも使えます。)
Kali Mirch (black pepper) Indian Cuisine
No.15 bin jiang streetzhengyang pedestrian street, Guilin 541001, China
Tel: +86 (0)137 3739 6451
桂林市内から空港へのアクセス方法
写真はエアポートバスのチケット売り場(写真左)とバスの時刻表(写真右:2018年6月現在)。
漓江(リージャン)観光でまず桂林市を拠点としやすいのは、上海などの都市から空路で入りやすいというのが理由かと思います。
その桂林空港へのアクセスですがエアポートバスがあるのでそれを利用するのが一番。
バス乗り場は桂林南駅からもほど近い上海路沿いにある民航大厦(Aviation Hotel)の真横。
旅行者にはわかりにくい場所です。
わたしたちはホテルからタクシーを利用してここへ行きました。
料金は1人20元で30分に1本の頻度でバスはやって来ます。
空港へはこのバスで約1時間。バスにさえ乗車できれば無事空港へ行くことができます。
上海浦東空港では同日にヨーロッパへ向けて飛び立つフライトを予約しましたが、国内線が多少遅れてもいいように時間には余裕を持ちました。
桂林からのフライトは遅れることもなく無事に上海に到着しましたが、中国では何が起こるかわからないので、フライトや電車などは常にスケジュールに余裕を持たせると心理的に安心です。
今回の発見(Discovery)!
2018年6月の中国旅。梅雨がちょうど終わった頃で毎日蒸し暑く結構大変な旅となりました。
「中国へ夏に行かない方がいい2つの理由」という記事にも書きましたが、漓江(リージャン)観光も夏以外をお勧めします。