2018年6月に訪れた中国・桂林地方。
まず最初に陽朔(ヤンシュオ)で2泊、そして今回の兴平(シンピン)で3泊、最後に上海へ戻るフライトの関係もあり桂林市で2泊しました。
今回紹介する兴平はいいところでした。
でも正直3泊する必要はなかったな、と軽く後悔。
なぜそう感じたのか、などなど話して行きます。
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兴平(シンピン)はとても小さな村
兴平は漓江(リージャン)沿いにある小さな村。
漓江沿いには北から桂林市、中程に兴平、そして南に陽朔があります。
どの町も漓江を楽しむスポットとなる町ではあります。
兴平へのアクセス方法は、桂林および陽朔のどちらからもバスが出ているのでそれが便利。
わたしたちの場合は陽朔からの移動。
陽朔のバスターミナル(=ものすごくわかりにくいのでタクシーで連れて行ってもらうのがベスト)からひとり10元ほどで行けます。
時間は1時間弱でした。
また、高鉄(新幹線)の陽朔駅は兴平の町の方が実は近い。
駅から兴平へダイレクトに行くバスもあります。
バスターミナルに到着してすぐ中心街となります。
と言ってもあっという間に歩けちゃうサイズ。
もし中心部にある宿泊先を予約しているなら荷物があっても問題なく徒歩で行けます。
わたしたちは中心から少し離れた川沿いに近いホテルだったので、ゴルフカートみたいなタクシー(誰もがタクシー、タクシーと声かけてくる)を利用しました。
兴平で見ておきたい風景
兴平で一番有名な風景は何と言ってもこれ!
中国の20元札のデザインとなっている風景が見られるスポット。
少し角度が違うけど、お札のデザインそのものじゃないですか?
このスポットは町の中心から徒歩で楽に行けます。
このスポットをバックに写真撮影をしてくれる有料サービスも何か所かでありますが、自分で十分撮影できるから頼まなくてOK。
もうひとつは、船着場の近くにある老寨山(Laozhai mountain、ラオザイシャン)からの眺め。
これは中腹からの眺めで頂上まで登ればまた違った風景になるんでしょうが、足場が良くなかったのでここまでにしました。
ここからでもなかなかいい眺めでした。
(霧がかかってたらもっと美しかっただろうけど…)
兴平老街(古い街並み)は必見!
兴平で一番楽しめたのは、自然風景じゃなくて中心地にある古い街並みでした。
レストランやカフェ、土産物屋が立ち並ぶ箇所と人が住んでいる箇所が混じり合った魅力的な一角。
この辺りは店舗ばかり。
この辺は店舗と住居が混ざってる感じ。
この界隈はバスターミナルから近い場所。
住居の方が多い感じだけど、少し店舗もあります。
古い街並み好きの血が騒ぎ、写真撮りまくってました。
味わいある通りが何本かありますが、ここもすぐ歩けちゃいます。
食事をするならこの老街が便利です。
兴平でがっかりしたこと
兴平で有名なスポットといえば、夕暮れ時の川沿いでの鵜飼の風景。
もちろんわたしたちもそれが見たくて兴平にやって来ました。
上の写真に見える川の中州の先端で毎晩行なわれています。
そしてそれが観光客向けに用意されたショーであることも事前にわかってました。
ただこの中州へのアクセス方法がよくわからなかったので、他の人の動きを観察してみました。
川岸から中州を見るとすぐそばなのでそのまま歩いて行けそうな錯覚を起こします。
が、やはり水着でも着ない限りは中州には渡れません。
なので写真に見える青い筏に乗せてもらうようお願いする必要があります。
様子を見ていると、筏に乗る時には操縦士(?)の人は何も言わないけど、中州に到着したら料金を請求している感じでした。
結論をいうと、わたしたちは中州には渡らなかったのでこれがいくらになるのかはわかりません。
この様子を見た時点でかなりがっかりモードに。
中州の先端辺りをズームで撮影しました。
写真の左や真ん中に小さく鵜がいるのが見えます。
中州に渡った人たちと鵜匠のおじさんが何か交渉している様子。
どんなやり取りが行なわれているのかはわかりませんが、もしかしてここでもお金払う必要あるのかも?と思えてきたのが最終的に渡るのを断念した理由。
前述したように、最初からこの鵜飼はショーであることは知ってたけど、すべて金か。
という現実を目の前で見せられ、ここでの撮影熱は完全に冷めました。
ここまで行ったのにもったいない、と思う気持ちもありましたが、特に夫(写真家)は気持ちが入らないと撮影ができないアーティスト気質なのでダメだったようです。
兴平でのモダンなゲストハウス
兴平で3泊したのはゲストハウス。
兴平では陽朔(ヤンシュオ)ほど宿泊施設は多くないけど、このゲストハウスがある一帯は何軒か似たような新しいゲストハウスが連なっていました。
予約はいつものように「Booking.com」にて。
バスターミナルからは荷物があると徒歩では厳しいけど、身軽な状態なら町の中心まで難なく歩けます。
部屋の広さはまずまずで結構モダンな雰囲気。
朝食は宿泊代に含まれてましたが、あまり品数はなくそんなにおいしくなかったです。
夕食もいただけるようになっていて、その夕食は激辛料理以外はおいしかった!
兴平では陽朔ほどレストランのチョイスがないので、夕食がとれる宿というのはポイント高しです。
ただ困ったのは、英語が話せるスタッフが1人しかいないこと!
その彼女の英語も堪能とまではいかずで、近隣スポットの質問をしても期待した答えが得られないのがはがゆかった。
とても親切に気遣ってくれたのはありがたかったけど。
この点も含めて、兴平では英語が通じる率が陽朔よりガクッと落ちるので、行きたいスポットへのアクセス方法などの質問ができない。
なので行きたいところへ行けない、という流れに。
ホテルには問題はなく、帰りもバスターミナルまで車を出してくれたりととても親切でした。
でも陽朔での滞在を長くした方がアドバイスも得やすく、もっとあちこち行けたんじゃないかと感じています。
これが兴平で3泊もする必要はなかったな、と感じた理由でした。
まとめ:兴平では3泊も必要ない(日帰りか1泊で充分)
兴平は雰囲気のいい小さな村です。
なので漓江(リージャン)観光をするなら必ず立ち寄った方がいい、と言えるところ。
ただ、陽朔から日帰りで行くだけで充分だと感じました。
より静かな時間を、そして漓江(リージャン)により近い場所で夜を過ごしたい&朝を迎えたい、と考えるなら1泊するのをおすすめしますが、3泊も必要はないです。
もしくは2泊以上するなら資格を持ったコミュニケーションの取れる観光ガイドを雇った方がいいです。
ここがわたしたちの計画ミスでした。
中国語が多少でもできないなら、中国での旅はガイドをつけたり、ツアー参加が必須だということを学びました。
この失敗談があなたの旅の参考になりますように。
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