スイスの美しい山々が見られることで日本人にも人気のスイス・ベルナーオーバーラント地方。
その中でちょっと地味めだけど魅力的な湖畔の町「トゥーン(Thun)」。
夏から初秋にかけてがベストシーズンなベルナーオーバーラント地方。
ですが雪のある静かな風景も美しい。
今回はどのシーズンも魅力的なベルナーオーバーラント地方の地味な町トゥーンに関してお話しします。
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トゥーンはどこにある?どんな町?
首都ベルンから距離にして約25km。電車で20分弱でアクセスできるトゥーン。
12世紀に築かれたトゥーン城周辺に旧市街が残る美しい町。
トゥーン湖(Thunersee)の西端にある湖畔の町でトゥーン湖から流れるアーレ川の中洲部分とその北東側が町の中心で見どころの多いエリアです。
またトゥーンはベルナーオーバーラント地方の山々(ユングフラウヨッホなど)を訪れる拠点としても便利なロケーション。
宿泊先をトゥーンにして周辺の観光地めぐりをするのもいいでしょう。

トゥーンの見どころのひとつが市庁舎広場。
写真の建物も市庁舎広場にあるもの。
トゥーンはベルン州に属する町なので、ベルンのシンボルのクマとベルン州のクマ模様の旗を多く見かけました。
というわけでトゥーンはドイツ語圏の町。
とはいえスイスのドイツ語圏の人の多くはフランス語を話します。
観光地(トゥーンも)では英語が通じることも多いのでドイツ語ができなくても観光だけなら困りません。
町のシンボル「トゥーン城」

トップの写真にもあるトゥーン城。
前述したように12世紀にツェーリンゲン公によって高台に築かれた城。
トゥーン城を中心として町がつくられ中世都市として発展しました。
日本風にいうならトゥーンは城下町ですね。
現在トゥーン城は歴史博物館となっています。(入場料情報はこちらから)
スイス国内を電車で旅する時に便利な「スイストラベルパス」保持者ならトゥーン城の入場料はトラベルパスを表示するだけで無料になります。
トゥーン以外にもスイス国内旅行するなら、公共交通機関だけじゃなく500箇所以上の美術館の入館料も含まれているので「スイストラベルパス」は超お得です。

トゥーンには立ち寄ってランチしただけで時間がなく城見学もしませんでした。
トゥーン城の展示品に興味なくても高台にあるので、眺めを楽しむために入場するだけでも価値がありそうです。
周辺の山々やトゥーン湖、市内や旧市街を城から眺めるだけでもとても気持ちいいはず。
時間がなかったのが残念でなりません。
トゥーンは街歩きだけでも楽しい

トゥーンの特に旧市街エリアは中世の街並みが残っていて街歩きするだけで楽しい町です。
短時間滞在だったので見逃してしまったけど、トゥーン旧市街の通りは上下2段になっていてとてもユニーク。
以下のイメージ写真はスイス政府観光局サイトからの出典です。

こちらがトゥーンの市庁舎。
市庁舎前の広場は町の中心で旅の起点になる場所。
様々なイベントが開かれる場所でもあり、冬には大きなクリスマスツリーが飾られます。

わたしたちが訪れた時はフードなどのマーケットが開かれていました。
これは毎週土曜日に開かれる町のマーケットとのこと。

市庁舎広場を囲むように建物が並んでおり、レストランもいくつかあります。
ちなみに左手に見える旗はトゥーンの紋章が入った旗です。

市庁舎広場にある建物には近づいて見てみたくなるディテールが施されているものもあります。
牛はスイスのシンボル的存在だからここにあるのかな?
牛の頭に乗っかってるのは何だろ?

市庁舎広場から歩いてすぐのところにあるアーレ川。
川沿いにはレストランやカフェ、ショップが並んでいます。
左手に見えるのは「Stadtkirche」というトゥーンのプロテスタント教会です。
まとめ:ベルナーオーバーラント地方の魅力的な町トゥーン
ほんの少し街歩きするだけでも見どころの多い町だと感じたトゥーン。
実はトゥーンを訪れた理由は「通り道だから立ち寄ってみた」でした。
でも本来の目的地よりもトゥーンはずっと良かった!
トゥーンのあるベルナーオーバーラント地方は近隣の村(グリンデルヴァルトやラウターブルンネンなど)が日本人にも人気のエリア。
その拠点になるインターラーケンに滞在するツアーが多いです。
個人的にはトゥーンの方が人が少なめで古い街並みの感じもよく、拠点にもしやすくていいんじゃないかと感じました。
わたしのような古い街並みのなる街歩きが好きな人ならきっと気に入るトゥーン。
スキップせず訪れていただきたいです。
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