山形にある山寺をご存知でしょうか?
断崖の上に建つ近寄りがたい雰囲気のあるお寺ですが、山形市からも仙台市からも電車でアクセスしやすい近づきやすい寺院。
とはいえ山寺のロケーションは冬だと豪雪地域。
「そんな雪深いところに冬になんて行きたくない!」
と考えるのが普通。
今回の投稿ではあえて冬の雪深い時期に山寺拝観をしてとてもよかったよ!という話をしていきます。
東京から東北への移動は東北新幹線で
![]()
この時が東北新幹線を利用したのが初めてでした。
東京駅でのキビキビした清掃員の人たちの動きには驚き!
外国人はもとより、日本人でもびっくりする手際の良さはお見逃しなく。
東北新幹線「はやぶさ」に乗車すると約90分後には仙台到着です。
仙台駅周辺から山寺までは
- 車で約1時間超
- 電車で1時間超ー1時間45分ほど
東京駅から山形駅まで新幹線で行くと2時間45分ほどかかります。
山形駅周辺から山寺までは
- 車で約25分
- 電車で約20分
山形県を旅するなら山形駅まで行くのがもちろん便利ですが、仙台駅を起点とすると、松島などにも行きやすい。
どちらの駅を選択するかは、旅の予定次第です。
山寺に時間をかけたいなら山形駅まで行くのがいいでしょう。
山寺の概要&アクセス
正式名は「立石寺(りっしゃくじ)」といい、天台宗の寺院です。
が、山寺という通称が一般的なので、この投稿でも山寺で統一していきます。
山寺へのアクセスは車でもいいですが、JR山寺駅から徒歩5分程度で行けるので、電車でもアクセスできとても便利。
前述したとおり、仙台市および山形市からのアクセスは以下のとおりです。
山形県内の山寺以外も旅するなら山形駅周辺のホテルに宿泊した方が便利。
仙台駅周辺から山寺までは
- 車で約1時間超
- 電車で1時間超ー1時間45分ほど
山形駅周辺から山寺までは
- 車で約25分
- 電車で約20分
山門手前の山寺の様子
雪深い時期の山寺。
階段をのぼってすぐにある根本中堂(お寺の本堂)のまわりはどこを歩いてよいのやら?というぐらいの積雪量。
根本中堂から続く山道ぞいにはとある銅像があります。
こちらははかの有名な松尾芭蕉。
芭蕉が山寺で読んだ句は多くの人が知っている有名な句。
「閑さや 岩にしみいる 蝉の声」
芭蕉は奥の細道紀行の際に山寺にも立ち寄り、1689年にこの句を詠みました。
![]()
本堂や松尾芭蕉の像がある辺りは自由に立ち入ることができ、かわいらしいお地蔵さんを見ることもできます。
この先にある山門から先は拝観料(300円)を支払って参拝することになります。
山門以降の山寺の様子
![]()
山門からは山寺の名のとおり山登りとなります。
階段になっているようだけど、雪が多くて見にくく、滑りやすいので足元注意。
上りはよかったけど、下りで思いっきり尻餅ついちゃいました。
下りの方が要注意!
おしゃれで暖かく雪道にぴったりなスノーブーツで行くのがいいでしょう。
階段の脇には灯籠や石像が並び、その上に雪が積もっている風景は美しいのでお見逃しなく。
![]()
階段をのぼっていくと見えてくるのが仁王門。
秋はこの仁王門のまわりでもみじが紅葉して雰囲気がよさそうですが、雪国ならではの風景も素敵です。
![]()
途中ではこんな鋭いつららがかかった様子も見られます。
![]()
この辺りは山寺らしい風景で、修行の岩場と呼ばれているあたり。
あまりにも険しい岩場なので、多くの修行僧が亡くなったそう。
現在では修行者のみが立ち入ることができる区域となっています。
![]()
山寺を代表する風景!
雪をかぶったこの赤いお堂を見たくて山寺へ行ったようなもの。
赤いお堂は納経堂。
「山寺」でググるとこのイメージがよく出てきます。
一番上にある開山堂からの眺め。
(開山堂の上に五大堂があるけど、冬の時期はたどり着けません。)
納経堂を見られたことが何よりも嬉しかったですが、上の写真の風景も気に入っています。
ベルギー人夫(写真家)いわく、冬に山が黒っぽく見えるのは日本らしいとのこと。
シンプルな日本の美を感じられる眺め。
山寺参拝で納経堂とともに印象的な風景となりました。
冬は他の季節ほど参拝客も多くはなく、静かに落ち着いて拝観できるのがいいところ。
暖かい格好と滑りにくいブーツでぜひ冬の山寺の美を楽しんでください。
山寺(立石寺):https://www.rissyakuji.jp/
まとめ:芭蕉も訪れた山寺は冬に行くのがいちばん
山形市にある通称「山寺」(正式名は立石寺)。
山寺を中心に山形県を旅するなら東京から東北新幹線で山形駅まで行くのが便利。
仙台からも山寺まで、車でも電車でも行くことができます。(わたしたちは仙台から車で行きました。)
雪深い冬の山寺ですが、参拝客が少なく静かに拝観でき、冬の美を楽しむことができるのが冬の山寺拝観のおすすめな点。
暖かい格好と滑りにくいブーツでぜひ冬の山寺の美を楽しんでください。
冬のアウトドアでは首回りの防寒が何より大事!
靴は防寒と滑りにくい点、そしてオシャレで暖かいスノーブーツがおすすめです。










