2017年4月に訪れた福島の裏磐梯エリア。
早速の結論ですが
4月の裏磐梯は観光には中途半端なシーズンでした。
ただ街並みや寺院をめぐる旅が好きな人なら
「喜多方」を目指してください。
喜多方なら4月でも楽しめるスポットがあります。

裏磐梯の観光シーズンは以下を目安にするといいです。
・5月中旬から6月中旬の新緑の季節
・7月から8月にかけての避暑地として
・10月半ばから11月初めの紅葉シーズン
・1月から2月にかけての雪景色&スキーシーズン
福島県はすごく大きな県
(出典:気象庁の福島地方気象台)
レンタカーで福島県内の主に西部の会津地方をまわっていて感じたのは
「福島ってでかいよね!?」ということ。
調べて見たら福島県の面積は13783㎢。
これだけ聞いてもピンと来ませんが
福島県庁のサイトによると福島県は
北海道、岩手県に続いて3番目に広い都道府県。
テレビで天気予報を見ると
福島県は3つの地域に分けて伝えられてました。
沿岸部から浜通り・中通り・会津。
地域名が「〇〇通り」というのはユニークですね。
今回の旅では東京から新幹線で郡山駅にて下車。
郡山駅前でレンタカーして「会津」へ向かったのでした。
レンタカー予約なら「たびらい」サイトがとにかく便利です!

4月上旬の会津地方はまだ冬でした
会津地方で拠点にしたのは裏磐梯と呼ばれる地域。
住所でいうと「北塩原村」でした。
この辺りは湖水地方と呼んでもいいんじゃないか?
と思えるぐらい湖沼の多いところ。
裏磐梯はスキー場があるからか
ホテルも多いですが
ペンション形態の宿泊施設もたくさんあります。
期待して到着した裏磐梯。
宿泊したペンション最寄りには
「五色沼」と呼ばれる
美しい沼が点在するスポットがありました。
五色沼の中のひとつ毘沙門沼です。
湖畔にはまだ雪が残っていました。
貸しボートは開店休業状態?
ここは確か、秋元湖だったはず。
雪深く寒い裏磐梯にある湖は冬は凍結しちゃうんですね。
雪が残っているのは計算済みでしたが
凍結しちゃうとは調査不足でした、、、。
五色沼のどの湖もこんな感じで
訪れた時期では写真撮影には不向きでした。
それならば!とこの辺りで一番有名な湖である
猪苗代湖にも何度か足を運びました。
最初の写真が猪苗代湖からのぞむ磐梯山の様子です。
最初の日だけ晴れ間があっただけで
それ以外は曇り・雨・小雪といった感じのお天気。
ただ4月だと猪苗代湖畔はあちこち閉鎖されている箇所があり
湖を一周できなかったのが残念すぎました。
こういう情報が訪れる前にわかるといいのですが
どこを調べたらいいんでしょうか?
裏磐梯も猪苗代湖も4月半ばでは中途半端な季節だったので
もう少し足を伸ばしてみました。
終わりかけの雪景色ですが十分に冬の装い。
これで4月半ばとは雪深い会津地方です。
ここはどこかというと、、、
達沢不動滝(たつざわふどうたき)。
紅葉が美しく人気の観光スポット。
初夏の新緑時期も美しい。
でも残雪の時期ではここまでたどり着くだけでも大変。
滝の周りにある木々に葉っぱがある方が美しいので
冬の時期はおすすめできないです。
会津鶴ヶ城は桜がないと寂しい
自然というのは季節や天候に左右されることが多い。
でも名所・旧跡というのは案外いつ行っても楽しめるもの。
そう期待して
裏磐梯からでも会津若松市までもそう遠くはないので
桜の名所でもある鶴ヶ城に行ってみました。
訪れた日は冷たい雨が降っていました。
そして桜は全く咲いておらず、蕾も硬い。
代わりに、
白梅が咲いていました。
専用駐車場に近い入り口には
さくらまつりを謳う大きな看板がありましたが
少し寂しく見えました。
鶴ヶ城自体は立派な造りで素晴らしいですが
やはり桜がないと寂しいな、
というのが率直な感想です。
喜多方市はラーメンだけの街じゃない
ここまでどうにも満足いくスポットが見つけられなかった裏磐梯の旅。
訪れた時期が悪かったのが理由ですが
いつもベストな時期に行けるわけでもない。
せっかく福島までやって来たからにはお気に入りまでいかなくとも
来てよかった!と思えるところに行きたい。
そうして選んだのは、
北塩原村の隣にあるラーメンで有名な喜多方でした。
喜多方観光サイトをチェックして
結構良さそうな神社仏閣がある!
と発見したのが喜多方を訪れるきっかけでした。
喜多方はラーメンの町として有名ですが
「蔵の町」としても有名。
蔵めぐりのツアーもあって
外国人観光客が歩いている姿も目にしました。
この時は時間的に蔵めぐりには難しかったので
町の中心にある寺院
「願成寺(がんじょうじ)」にだけ行ってみました。
これが大正解でした!
ここでの見どころは会津大仏と呼ばれる阿弥陀如来像です。
本堂の裏手にある阿弥陀堂内に鎮座している
木造の阿弥陀如来像(真ん中)と両脇に構える両脇侍坐像。
ガラス越しに外からしか拝めませんが
かなりの迫力です。
阿弥陀如来像の拡大。
背後に無数に並ぶ阿弥陀如来像の
ちっちゃいバージョンが印象的でした。
喜多方ではおしゃれなカフェも発見しましたよ。
卵にこだわったデザートが売りのようで
人気メニューはパンケーキ(写真右下)。
この時こちらでいただいたのは、
コーヒーとシュークリーム。
「卵にこだわりがあるならカスタードクリームでしょ」
とシュークリーム好きなわたしが食べたシュークリームは、、
シューがサクサクでカスタードクリームも濃厚!
カフェの隣にはラーメン屋もあるので
ラーメン後のデザート利用に便利。
喜多方市役所のすぐ横で
わかりやすいロケーションに加え
車も停めやすかったです。
まとめ:4月中旬の裏磐梯エリアで楽しめるスポットは喜多方にある!
冒頭にも書きましたが
4月の裏磐梯は観光にはものすごく中途半端なシーズンです。
ただ街並みや寺院をめぐる旅が好きな人なら
「喜多方」を目指してください。
喜多方なら4月でも楽しめるスポットがあります。
(蔵の街並み&寺院)
喜多方では会津大仏という
金ピカの大仏が拝観できます!
裏磐梯の観光シーズンは以下を目安に!
・5月中旬から6月中旬の新緑の季節
・7月から8月にかけての避暑地として
・10月半ばから11月初めの紅葉シーズン
・1月から2月にかけての雪景色&スキーシーズン
喜多方はラーメンだけの町じゃないと言いながら、ラーメンを食べなかったのが悔やまれます。
喜多方でラーメンを食べた人も食べなかった人も、
今はオンラインで喜多方の醤油ラーメンが気軽に買えるのは嬉しい。
