大きな大きな北海道。
北海道にはたくさんの湖があります。
今回の投稿では北海道で見ておきたい湖を厳選して6箇所、北から順番に紹介します。
そして知る人ぞ知る幻の橋「タウシュベツ橋梁」の見学方法にも触れています。
北海道の美しい冬の湖風景6選
北海道の地図を眺めているとたくさんの湖があることがわかります。
冬の北海道の湖は氷結しているところがほとんどですが、不凍湖もあります。
わたしたちが実際に見てまわり厳選した6箇所の湖を北から南下するかたちで紹介します。
1. 浜頓別町にあるクッチャロ湖
浜頓別(はまとんべつ)町にあるクッチャロ湖。
日本最北のラムサール条約(=水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する国際条約)指定地でもあります。
ご覧のとおり渡り鳥たちがたくさんいました。
湖岸に近いあたりだけ溶けてはいたけど大部分は氷結。
水鳥と凍った湖面に積もった雪という一面白の世界は心も真っ白にしてくれる絶景です。
2. 網走にある網走湖
湖だと言われなければ丘の上を撮影したものにも見えなくない風景。
こちらは網走市にある網走湖。
水平線のあたりが光り輝いていて幻想的だったのが印象的。(最初の写真も網走湖)
実はこの写真に写っていない場所ではかなりの人がワカサギ釣りをしてました。
ワカサギ釣りは冬の間限定でできるアクティビティー。
しかし寒い中じーっと釣りができる人ってスゴイ。っていうか好きだからですよね。
ちなみに網走湖の北側にサロマ湖、能取(のとろ)湖がありますが、どちらも氷結してました。
3. 弟子屈町にある屈斜路湖
網走から内陸に入った弟子屈(てしかが)町にある屈斜路(くっしゃろ)湖。
前述のクッチャロ湖と名前が似てます。それはアイヌ語の語源が同じだからだそう。
アイヌ由来の地名が多い北海道はユニークな名前が多いですね。
ちなみにこちらは湖畔でも山の上から見た屈斜路湖。
湖の中にある島が見えますが、こちらも氷結してました。
屈斜路湖の南側にちょこんと飛び出している和琴半島に行くとこのように溶けている部分があります。
ここはなんと温泉!和琴温泉の露天風呂なんです。
脱衣所もあったけど裸で入る勇気がある人はどうぞ!ww
ちょうど地元のおじさんがお湯を汲みに来てました。
おじさん曰く「このお湯は肝臓によかったり、お通じがよくなったりするよ。」とのこと
肝臓もお通じも問題はないけどせっかくだからと少し口に含んでみました。
不味い!ww
おじさんは「続けて飲まないと効果はないよ。」ともおっしゃってましたが。
また屈斜路湖の東側の砂湯というところでは、砂浜を掘れば温泉が出てきて露天風呂が出来上がります。
ここは大型車も停まれる駐車場もあるので見つけやすいポイントです。
ちなみに屈斜路湖の東にある「霧の摩周湖」として有名な摩周湖は湖畔に行く道が冬期封鎖されていて近づくこともできませんでした。
冬に摩周湖畔に行きたいという場合は以下の問い合わせ先まで電話してみてください。
4. 千歳市にある支笏湖
新千歳空港から近く、また札幌からも1時間ほど行けてしまう支笏湖。
こちらは日本最北にある不凍湖ということで冬でも透明度の高い美しい湖を目にすることができます。
訪れた日のように晴れていると空と湖の美しいブルーの世界となります。
ここが不凍湖だと分かったのは湖畔でランチを食べに入ったお店のおばさんに教えてもらったから。
おばさんの記憶だと過去2度ほど凍ったことがあるそうです。
氷結しているかどうか気になる方は、「支笏湖ビジターセンター Tel: 0123-25-2404」までお問い合わせしてみてください。
5. 壮瞥町と洞爺湖町にある洞爺湖
支笏湖の西側に位置する洞爺湖。
こちらも支笏湖と同じく不凍湖です。
写真の背景に見えるのは羊蹄山。通称「蝦夷富士」。
確かに富士山っぽく見えなくもない。
洞爺湖のいいところは湖畔ギリギリに車が通れる道があるのでラクラク一周できるところ。
こういった湖ってなかなかないので洞爺湖は希少価値な湖です。
展望ポイントは2008年に開催された洞爺湖サミット会場となったウィンザーホテル洞爺付近です。
6. 七飯町にある大沼&小沼
函館の北にある大沼国定公園。
ここに3つの湖(大沼・小沼・じゅんさい沼)があります。
地図でみると大沼と小沼はつながっているのに小沼(上の写真)はほとんど凍っておらず。
でも大沼は完全に氷結してました。
大沼には大小126もの島があり、その中のいくつかには橋が架けられて遊歩道にもなっているけど、冬は一面の氷。
ただ冬ならではのアクティビティーとして、ワカサギ釣りや氷上スノーモービルなどが楽しめます。
また北海道新幹線が開業してからは「新函館北斗駅」から「大沼」方面への路線バスも運行されるようになりアクセスが便利になりました。
大沼国定公園:http://www.onuma-guide.com
糠平湖にあるタウシュベツ橋梁
タウシュベツ橋梁という旧国鉄士幌線のアーチ橋梁をご存知でしょうか?
北海道の中部、富良野の東側に上士幌(かみしほろ)町という町があります。
そこにある糠平(ぬかびら)湖に残っている廃線アーチ橋で「幻の橋」とも呼ばれています。
この辺りには他にも廃線となったアーチ橋がいくつかありますが、一番人気がこのタウシュベツ橋梁。
ひとつ問題なのが、いつでもこの橋が見られるわけではないということです。
というのは季節によってこのタウシュベツ橋梁が水の中に沈んで見えなくなってしまうんです。
だいたいの目安として以下のとおりとなります。
(Wikipediaより。年によって差があり。)
3-5月頃:水位ゼロなので全体が見える
5-6月頃:雪解け水が流入するため橋の下の部分が水に隠れる。
6-9月頃:水位が上昇し、橋の上の線路部分しか見えない。
9-12月頃:大雨などが降ると完全に水没。見えない時期と考えた方がいい。
12-3月頃:発電用に水抜きをするので水位が下がり、橋が見える。
わたしたちが訪れた3月下旬は通常なら橋が見られる時期でした。
このタウシュベツ橋梁を見る方法としては下にある3つの方法があります。
1. 対岸にある「タウシュベツ展望台」から眺める。(上の写真がそれ)
2. NPOひがし大雪自然ガイドセンターが主催するツアーに参加する。
3. 国道273号線からタウシュベツ橋梁までの林道4kmを歩く。
わたしたちの場合ですが、ツアーに参加したかったけど3月下旬はツアーを行なっていない、とのことで無謀にも歩いてみました。
林道はヒグマが出るという看板だらけでマジで怖かった!
それなのにようやく橋が目に入った時にはその先に大量の雪があってどうにも先に進めず。
結局間近でタウシュベツ橋梁を見ることは叶いませんでした。
間近で見たい人はツアーが開催されている時期に行くか、「クマ出没危険!」道を歩くかのどちらかです。
まとめ:湖の冬の絶景6選と幻の橋タウシュベツ橋梁見学方法
湖の多い北海道で訪れた湖の絶景を6箇所まとめてみました。
- クッチャロ湖
- 網走湖
- 屈斜路個
- 支笏湖
- 洞爺湖
- 大沼&小沼
幻の橋と言われているタウシュベツ橋梁は間近で見られず本当に残念。
無難にツアー参加していつか間近で見てみたいです。
絶景写真集の中にはタウシュベツ橋梁も含まれています。
日本にも絶景はたーくさんあるものですねー。