台北は大都会で昔ながらの街並み(がないわけじゃないけど)を楽しむのは難しい。
ノスタルジックな台湾の雰囲気を楽しみたい!というあなたにぴったりなのが
九份!
台北だけ旅行の場合でも都会の台北とはまったく別の楽しみ方ができる九份。
今回の投稿では九份へ行く方法(バスやツアーも紹介)と九份の街並み&見どころがわかります。
九份ってなんて読むの?どこにあるの?
台北の中心(例として台北駅出発)から東へ車で約40分行くと到着できる九份。
九份の読み方は以下のとおり。
- 日本語読み:キュウフン
- 現地語読み:ジョウフン
- 英語:Jiufen(無理やりカタカナにすると、ジュファン)
「九份老街」の「老街」とは昔ながらの街並みの意味。
ヨーロッパでいう「旧市街(Old Town)」って感じでしょうか。
「九份老街」が九份観光のメインとなるエリアです。
わたしたちはレンタカーをしていたので車で九份へ行きました。
*台湾でのレンタカー方法なら以下の記事をご参照ください。
もし同じように車で九份へ行こうと考えているなら
理由は以下の3点です。
- 九份に近づくと道が細い山道で運転しにくい
- 九份は雨が降ることが多く、街に近づくと混雑していて視界が悪く運転しにくい
- 駐車場探すのに時間がかかり、言葉がわからないと駐車場代をふっかけられることも
という理由から、九份へは公共交通機関を利用していくか、便利なツアーを利用するのがいいです。
九份へは電車でも行けますが、途中でバスに乗り換える必要があり面倒。
それと比べると、バスの方が台北中心部から直通で乗り換えなしで行けるので便利です。
MRT「忠孝復興」駅(板南線・文湖線)の駅出口2を出てすぐのバス停から直通バス(1062番のバス「金瓜石」行き)に乗ると約90分で九份に到着です。
というあなたには便利なツアーがあります。
しかも九份がさらに美しくなる夜に九份を訪れるツアー。
夜の九份を楽しみたいとなると、公共交通機関利用では電車もバスも本数が限られるし、タクシーを頼むとぼったくられる可能性もあります。
というわけで夜に九份へ行きたいならツアー利用がいちばん安心・安全です。
以下、九份へのツアー会社2つ紹介します。
1. 楽天トラベル観光体験のツアー
楽天が運営する観光ツアーです。
楽天ポイントが使えるのが何よりのメリット!
九份観光&饒河街夜市 日本語ガイドツアー
台北を夕方(16:45)出発し、21:30には台北に帰ってくる日本語ガイド付きツアー。
電車、バス、タクシーなどの乗り換えの心配がないバスツアーです。
- 【日本語ガイド付き】現地の言葉がわからなくても安心!
- 【あの世界観を自分の目で】「千と千尋の神隠し」の世界を体感できる!
- 【九份だけじゃない!】夜市の散策も含まれたツアー
夜市は、人気スポット饒河街観光夜市(ナイトマーケット)。
ツアーの詳細は以下のリンクをチェックしてみてください。
*13時発の半日ツアーもあります。
【台北駅前発】九份・十分・深坑を巡る午後発ツアー
- 【日本語ガイド付】日本語が話せるドライバー、ガイドで安心!
- 【13時発の半日ツアー】深坑老街、九份、十分をまとめて楽しめる!
- 【夕暮れの九份】赤ちょうちんが幻想的な夜の九份にたっぷり2時間30分滞在!
- 【天燈上げ体験】願いの込もった天燈が台湾の空に上っていく風景は幻想的!
- 【解散場所が選べる】解散場所は士林夜市か台北駅が当日選べる!
半日ツアーの詳細は以下のリンクをチェックしてみてください。
楽天トラベル観光体験:【台北駅前発】九份・十分・深坑を巡る午後発ツアー
2. ベルトラ(Veltra)のツアー
世界中のオプショナルツアーを取り扱うベルトラ。
ツアーの種類がとにかく豊富でかゆいところに手が届く内容のツアーばかり!
九份周辺だけでなく、台北を含めたツアーもあるので、時間がない人にもぴったり。
日本語ガイド・日本語ドライバー催行ツアーが9割以上なので言葉の問題もありません。
ベルトラのツアーに関しては以下のリンクをチェックしてみてください。
ノスタルジックな九份の街並み
前述したように九份は雨が多い町と言われています。
わたしたちが訪れた日もかなりの雨でした。
九份老街はアーケードもあるけど、隙間が多くあちこちから雨漏りしてます ww
傘をさすにも人が多くて難しい。
九份では傘よりレインコート(雨がっぱ)の方が使い勝手がいいです。
九份に着いてまず目に入ってくるのは、アーケードになっているショッピングストリート。
日本の観光地のお土産屋が並ぶ通りみたいな感じです。
日本っぽい感じもするけど、売られているものを見るとやっぱり違う。
アートを感じる一画も。
ここでは何人もの人が写真撮ってました。
左側の写真はエリンギみたいなキノコをグリルしたもの。
味はスパイシー(下)と、スパイシーじゃないもの(上)を1つずつ注文。
スパイシーはマジでスパイシーww
そうでない方はしょうゆ味で食べやすくおいしかったです。
結構長いアーケード街を進んでいくと、九份らしい風景が目に入ってきます。
赤ちょうちんは「九份」のシンボルみたいですよね。
九份は人気の観光地なのでどこも人がいっぱい!
人は多いけど、歩いているだけで(たとえ雨でも)楽しい九份老街はやっぱり必見の街です。
千と千尋の神隠しファンなら行きたい「阿妹茶樓」
九份老街を歩いていると何軒もお茶屋さんを見かけます。
その中でもいちばん雰囲気がよさそうな気がしたお店に入ってみました。
実は日本人では珍しく、ジブリ映画のことをほとんど知らないわたし。
なので千と千尋の神隠しの舞台になった(あくまで噂らしいですが)と言われているお茶屋さんのことは全然知りませんでした。
そしたら入ったお店が千と千尋の神隠しに出てくる「湯婆婆の屋敷」のモデルとなったと言われる阿妹茶樓(あめおちゃ)というお茶屋さんでした!
阿妹茶樓(あめおちゃ)にやって来るのは日本人観光客が多いからか、お店の人は全員日本語を話します。
お店のお姉さんがメニューにあるいろんな種類の烏龍茶を説明してくれ、その中のオーソドックスそうなのを注文。
ついでにデザートも少しオーダー。
デザートはドライマンゴーと杏仁豆腐。
杏仁豆腐を食べるのが初めてという夫(写真家)はあまりのおいしさに感激してました。
お茶の淹れ方がわからないと言うと、お店のお姉さんが最初だけ、と全部やってくれました。
本格的な烏龍茶を飲んだのはこの時が初めて!
茶葉の香りだけを楽しむ用の小さなカップがあったり、お茶を飲むカップ自体もかなり小ぶりでかわいい。
味は少しクセがあってあんまり好みじゃなかったけど、雰囲気を味わうにはいいお店でした。
なぜここが「湯婆婆の屋敷」のモデルだったとわかったのかというと、お店をできるときにもらったカードを見て、でした。
阿妹茶樓(あめおちゃ)でもらったプレゼントのカード。
千と千尋の神隠し「湯婆婆の屋敷」
ってちゃんと書かれてます。
カードだけじゃなく、阿妹茶樓では店内で使い切れなかった茶葉もかわいい茶筒に入れてお土産として持たせてくれます。
なんだか日本的なサービス。
日本語で全てやり取りできるのも日本人にとっては楽でいい。
九份では行っておきたいお茶屋さんです。
まとめ:台北から日帰り「九份」散策ガイド
台湾らしい古い町並みや雰囲気を味わうなら九份はベスト!
いわゆる観光地だけど、九份でしか味わえないスポットがあちこちにあり必見です。
古い街並みが好きな人なら必ず楽しめます。
わたしたちはレンタカーで行きましたが、駐車場が見つけにくいし、九份に近づくと細い山道になるのでおすすめしません。
バス利用か、ツアー利用が気楽でいいでしょう。
雨の多い九份へ行くときは雨具やレインコートを携帯するのをお忘れなく!