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静かな京都が楽しめる貴重な草庵「落柿舎」の魅力

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京都の嵐山や嵯峨野ってどこも混んでて疲れる。
どこか静かに過ごせるスポットってないの?

京都は日本人だけじゃなく世界中から観光客が訪れる超人気の観光地。

嵐山も人気エリアでいつも多くの人で賑わっています。

そんな嵐山エリアでも探せば静かに過ごせるスポットはあります。

今回はその中のひとつ「落柿舎(らくししゃ)」を取り上げます。

松尾芭蕉も訪れた渋い魅力のある落柿舎の見どころをみていきましょう。

落柿舎ってどんなとこ?

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落柿舎は俳人松尾芭蕉の弟子であった向井去来の草庵でした。

向井去来の別荘として使われていた建物を一般公開しているもので寺院ではありません。

一風変わった名前には由来があります。

かつて庭には40本の柿の木があり、その柿を売る約束をした直後に台風でほとんど落ちてしまったとのこと。

このエピソードを去来自身が「落柿舎の去来」と称したことから
庵が落柿舎と呼ばれるようになったとのこと。

2015年12月に訪れた時にも落柿舎の庭には何本かも柿の木がありました。

中にはまだ実をつけた木もあり、柿の木を撮影したいと願っていた夫(写真家)も目にとまったことが落柿舎を訪れた理由でした。

ちなみに向井去来の師匠であった松尾芭蕉も落柿舎を3度訪れたことがあるとのこと。

1691年には半月ほど落柿舎に滞在し「嵯峨日記」という句集を記しています。

落柿舎の見どころは

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落柿舎は茅葺き屋根のぽてっとした小さなおうち。

嵐山から嵯峨野の二尊院へ向かうエアポケットのような静かな空間にぽつんと建つ草庵は
質素でありながら風流で温かみを感じる空間と庭、周辺の自然との調和が感じられます。

残念ながら庵の中には入れませんが、縁側に腰掛けることはできます。

落柿舎の玄関先にかけられている蓑(みの)と笠(かさ)。

本来は蓑と笠がかけられていたら家主は在宅中という意味。

そしてそれがなければ不在であるというしるしだったとのこと。

現在では落柿舎のシンボルとして常にかけてあります。

写真好きな人なら格好の被写体ですね。

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特に閉館間際に訪れたこともありとても静かで
ここが嵐山エリアであることを忘れるようなひと時が過ごせたのが最高でした。

これぞ「和」の空間が広がっているので、心を落ち着け、内省する時間を持つこともできます。

日常生活の忙しさからしばし離れ、自分自身と向き合う時間がほしい!

という人なら落柿舎で癒しを感じリフレッシュできるでしょう。

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また俳句がお好きな方なら入場の際に投句用の短冊(用紙)がもらえるので
落柿舎の縁側でひとひねりするのもいいでしょう。

書き終えたら投句用の箱があるのでエントリーしてみては?

落柿舎を訪れた思い出の一句。

わたしには書けそうにありませんが ww

落柿舎へのアクセス

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嵐山・嵯峨野エリアにある落柿舎へのアクセスは電車・バスが便利です。

落柿舎は混まなくても周辺の道は混み合うので車ではアクセスしない方がいいです。

【電車の場合】

  • JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」徒歩約15分
  • 京福電鉄 嵐山線「嵐山駅」徒歩約12分
  • 阪急電車 嵐山線「嵐山駅」徒歩約23分

【バスの場合】

市バス:11・28・93番「嵯峨小学校前」下車後徒歩約7分

落柿舎
京都市右京区嵯峨小倉山緋明神町20
Tel: 075-881-1953
入園時間:9:00-17:00(1、2月は10:00-16:00)
入園料:300円
休園日:12月31日、1月1日

また落柿舎のある嵐山・嵯峨野エリアは周辺に多くの見どころがあるので
ゆっくりしたいなら付近の宿泊施設に泊まるのもいいでしょう。

嵐山嵯峨野エリアのホテルをチェックしてみる!

まとめ:静かな京都が楽しめる貴重な草庵「落柿舎」の魅力

落柿舎は、京都嵐山の隠れ家的な存在です。

派手さはなく、渋くてむしろ地味なぐらいですが、そのおかげか多くの人が押し寄せるようなスポットでないのが魅力です。

落柿舎の静寂の中で過ごすひと時は日ごろの忙しい生活からしばし離れて
「今ここ」を意識できるマインドフルな時間も得られます。

もちろん俳句好きな人には投句する楽しみも!

閉館間際に訪れたので時間をかけられなかったのが心残りですが
訪れて大満足でした。

落柿舎は人混み嫌いなあなたにおすすめな観光スポットです。

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ABOUT ME
ひさよ
旅好き(32か国)50代女性のひさよです! スイス国境近くフランス在住13年。愛知県出身。 フランス・スイスを中心に実際に訪れて体験した国内外の観光や生活情報をおとな女性向けにホンネで語っています。国内外レアな旅先が多く登場。またお気に入りのカフェやチョコレート情報もお届けします。