北海道といえば大自然のイメージが強く
「北海道で寺社めぐりしよう!」
とはなかなか考えにくいもの。
富良野から次の目的地へ行くために北西方面に向かっていた時、右手に雪を被った美しい五重塔が目に入りました。
お寺大好きなわたしたちは時間がないと分かっていても、あまりの美しさにストップオーバー。ww
今回の記事では芦別市で発見したユニークな寺院に関してお伝えします。
芦別で見つけた五重塔
富良野から北西方面へ38号線を進み、芦別市に入った辺りから、38号線は写真にある空知川沿いを通ります。
この日は雪が降り続き、視界はあまり良くなかったんですが、しばらくするとトップの写真にある五重塔が目に入りました。
周辺はあまりにも雪深く、どこに車を停めたらいいのか分からなかったので、少し離れたスキー場に駐車して、近くまで歩いて行き、目にした五重塔。
大きなお堂が手前にあるので、全体像は見られなかったけど、雪が降り続く中、いい具合に雪を被った五重塔は美しかったです。
北海道はお寺のイメージがあまりないので、このような立派な寺院が北海道の真ん中にあるとは!と驚きました。
雪の中で見る塔やお堂は特に素晴らしいです。
五重塔そばにある真言宗寺院「光元院」
車を停めたスキー場のそばに寺院の入り口が見えたので入ってみました。
するとそこには「高野山真言宗」の名が!
真言宗寺院めぐりが好きなわたしたち。
こちらの光元院に立ち寄ったのも何かに導かれたのかな?と勝手に喜んでました。
がしかし、本堂らしき建物の前にあるお寺のお庭と思われるところは一面の雪。
修行大師(弘法大師)像と思われる像もいい感じに雪を被っちゃってました。
庭に入ろうにも進む道がないので、どうしたものかと思案していたら、本堂脇で除雪作業をしていたおじさんが近づいてきて、
「今年はねー、いつになく大雪で、庭園の除雪しようにも雪を置く場所もないんだよー。
と嘆いておられました。
「あっ、あの観音さまはもう見た?」と続けて聞かれたので、
「道路沿いから見ました。」と答えると、
「そうそう、その家の間から見える観音さまが一番いいんだよー。見れたんなら良かったー。」
と素敵な笑顔で話してくれました。
とても感じのいいおじさんにここで出会えたのもいい思い出です。
で、その観音さまとは?
雪の中の北海道大観音
まさにおじさんが言ってた「家の間から見えた」観音さまがこちらの写真。
一面銀世界の日だったので、こちらは遠くからは目立ちませんでしたが、冬じゃなければ五重塔よりもこちらの観音像の方が先に目に入るはず。
この観音さまは天徳院という別の宗教法人が所有する観音像で「北海道大観音」と呼ばれているようです。
五重塔の手前にあるお堂のすぐ横には天徳館という立派な建物もあったので、五重塔は天徳院のものなのかも?
この辺りは通りすぎただけでよくわかりませんが。
ただここで面白かったのはユニークすぎる組み合わせでした。
スキー場(国設芦別スキー場)では結構大音量の音楽が流れていて、その横には静かに佇む観音像、、、。
これって日本中探してもここしかないユニークな組み合わせじゃないですか!?
ちなみに光元院は「北海道八十八ヶ所霊場の第7札所」とのこと。
北海道にもお遍路さんがあるとは知りませんでした。
でもこちらは四国以上に過酷なお遍路さんです。
四国遍路は歩きの場合で全長約1400kmですが、北海道遍路はサイトを見ると、
「心の安らぎを求めて3000km」とありますから!
まとめ:芦別でみた五重塔と大観音像
たまたま通り過ぎただけの北海道芦別市。
ここには意外にも五重塔と北海道大観音があります。
特に雪降る冬の季節はある意味
絶景!
時間をかける必要はないですが、五重塔と大観音像はカメラに収めておくといい記念(ネタ?)になります。