毎年11月第4月曜日に開催される
スイスの首都ベルンの一大イベント
「玉ねぎ市（ツィベレメリット Zibelemärit）」。
2016年にベルンを訪れたときが
偶然このお祭りの日でした。
この投稿では実際に目にしたベルンの玉ねぎ市の様子と
玉ねぎ市を楽しむコツをお伝えします。
ベルンを訪れる前のチェックリスト
- 最寄りのチューリッヒ空港までのフライトチェック「スカイスキャナー」
- ベルンでのホテル予約「Booking.com」
- ベルンでのツアー・アクティビティ「ゲット・ユア・ガイド」
- ベルンへ電車で行くなら「スイストラベルパス」
- Googleマップなどデータ使用に便利なeSIM「airalo」
▼ベルン旧市街の街並みやアクセスのご参考に。
ベルンの玉ねぎ市ってなに？
ベルンの玉ねぎ市（Zibelemärit）は
毎年11月の第4月曜日に行なわれる
伝統的な民俗行事です。
「Zibele」が玉ねぎ
「märit」がマーケット・市の意味。
ベルン近郊の農家の人たちが
50トンもの玉ねぎやニンニクを祭り用に
毎年ベルンに持ってくるとのこと。
玉ねぎ市は11月第4月曜日の1日のみ！
この日は早朝から夜遅くまで
ベルンの街が盛り上がります。
玉ねぎ市というからには
「玉ねぎを売る屋台ばかりが町中に並ぶのかな？」
と想像してましたが実際はちょっと違いました。
屋台の多くで見かけたのが玉ねぎを数珠状につなげたもの。
小さい玉ねぎを花輪状にしてドライフラワーで飾り付けしたものを
ネックレスとして着用している人も見かけました。
屋台には他にも玉ねぎを使ったパンやピザなどの食べ物から
グリューワインなどの飲み物や雑貨までさまざま。
わたしたちは玉ねぎ市のことを
まったく知らずに前日にベルン入りしました。
なのでのんびり宿泊したホテル（町はずれのホテル）から
ベルン旧市街に入りその賑わいにびっくり。
静かな雰囲気の玉ねぎ市を楽しみたいなら
早朝からベルン旧市街入りをした方が良さそうです。
ちなみに玉ねぎ市のメイン会場は
スイス連邦議事堂前の広場（Bundesplatz）です。
▼この投稿にスイス連邦議事堂のことを取り上げています。
その他玉ねぎ市で目にしたのは
市庁舎前で見た火縄銃の発射パフォーマンス。
バーンと強烈な銃砲が鳴り響いてびっくり。
この時は犬連れだったので
うちの犬は恐怖のあまりダッシュ！ww
周りにいた人たちに大笑いされちゃいました。
他にも連邦議事堂近くを歩いていた時にパレードに遭遇。
鼓笛隊の演奏よりも巨大なカウベル（写真右）の
ガンガン響く音の方がスイスらしくておもしろかったです。
ここでも愛犬は猛ダッシュで逃げの姿勢だったので
チラ見して終了。
もともと怖がりなうちの犬。
でもこの時実は妊娠後期でした…。
知らなかったとはいえ、申し訳ない思いでいっぱい。ごめんよー！
玉ねぎ市を楽しむために知っておきたい3つのこと
たまたまベルンの玉ねぎ市に居合わせてラッキーだったものの
フルにこのイベントを楽しめなかった後悔があります。
なのでわたしの二の舞いとならないよう
年に1日しかない玉ねぎ市を楽しむために
知っておきたいことを3点お伝えします。
1. できるだけ早くベルンに到着する
ベルンの玉ねぎ市を楽しみたいなら
なるべく早い時間にベルンに到着してください。
公式には玉ねぎ市は朝の6時からスタートとのことですが
玉ねぎ飾りなどの屋台は早朝4時から準備し始めるとのこと。
なので朝の7時にはすでに街中は多くの人で賑わい始めます。
玉ねぎ飾りも当然いいものから売れていくので
それ狙いで行くならなおさら早いほうがいいです。
2. 玉ねぎ市の日は公共交通機関を利用しよう
ベルンの玉ねぎ市は一大イベントなので
この日ばかりは「車でベルンに行こう！」
なんて思わないほうが身のためです。
ベルンの鉄道駅から旧市街へは
徒歩で10分もあればアクセスできます。
その後市内は徒歩だけで充分楽しめます。
どうしても車でベルンへ行く必要がある場合は
わたしたちが利用したような
町はずれにあるホテルに前泊するといいです。
ノボテル・ベルン・エクスポを見てみる
わたしたちは車でノボテルへ行き、
車はホテルの駐車場に停めて街まで歩いたので
問題ありませんでした。
もちろん街中までは30分ほど歩く必要がありますが
途中バラ園を経由できるし
ベルンの絶景も見れるし
それほど長くは感じませんでした。
街中に近くなればなるほど予約が取りにくいし
宿泊費も高くなります。
町から少し離れたホテルに泊まることを
考えてみてもいいと思います。
3. 玉ねぎものを食べよう！
お伝えしたとおり
玉ねぎ市の屋台では玉ねぎ関連の食が並びます。
玉ねぎパン、玉ねぎピザ、玉ねぎスープ、
玉ねぎケーキ、玉ねぎ和えソーセージ etc.
あちこちで玉ねぎの甘い香りが漂うベルンの1日。
あれこれ食べてみたかったんですが
この時のわたしは犬連れでひとり歩き。
屋台で選んで注文して歩きながら食べる。
ひとりなら楽勝でできることが
この日ばかりは犬連れてたので無理でした。
日本からベルンへやって来る人には当てはまらないでしょうけど
スイスなどヨーロッパ在住者だと愛犬連れの旅をする人
結構いるんじゃないでしょうか？
愛犬を連れての旅は楽しいけど
イベント時の混雑する中で歩かせるのはかわいそう。
それに飼い主側も参加できないことが増えます。
カフェやレストラン、店舗に犬連れで入るのは
ほぼ問題ないスイスなので犬連れ旅はしやすいです。
でもイベント参加するならペットホテル利用するなど
お留守番させるのがいいでしょう。
まとめ：ベルンの一大イベント「玉ねぎ市」
ベルンで毎年11月の第4月曜日に行なわれる
伝統行事「玉ねぎ市」についてお伝えしました。
たまたま遭遇した玉ねぎ市では
それなりに祭りの雰囲気を味わえましたが
年に一度しかないイベントはフルに楽しみたいもの。
日本からわざわざスイスの首都に来るとなれば
一生に一度の経験となる可能性も高いですからね。
玉ねぎ市を楽しむには以下の3点を心がけましょう。
- できるだけ早くベルンに到着する
- 当日は公共交通機関を利用しよう
- 玉ねぎものを食べよう
また屋台ではクレジットカードが使えないことが多いので
現金の用意をお忘れなく！
みなさんの玉ねぎ市での経験が楽しいものとなりますように。
ベルンを訪れる前のチェックリスト
- 最寄りのチューリッヒ空港までのフライトチェック「スカイスキャナー」
- ベルンでのホテル予約「Booking.com」
- ベルンでのツアー・アクティビティ「ゲット・ユア・ガイド」
- ベルンへ電車で行くなら「スイストラベルパス」
- Googleマップなどデータ使用に便利なeSIM「airalo」
