平安神宮、八坂神社、北野天満宮、上賀茂神社、下鴨神社…
たくさんの有名な神社がある京都。
それなら、木々に囲まれ、街中なのに自然を感じながらポジティブなエネルギーが感じられる
「下鴨神社」
がおすすめです!
神社のすぐ近くに元祖みたらしだんごのお店もありますよ!
今回の投稿では以下のことがわかります。
- 下鴨神社ってどんな神社?
- 下鴨神社の見どころ
- 下鴨神社へのアクセス
- 元祖みたらしだんごの店「加茂みたらし茶屋」

下鴨神社ってどんな神社?
下鴨神社の歴史は相当長いです。
崇神天皇の7年(BC90)に神社の瑞垣の修造がおこなわれたという記録があり、2000年の歴史があります。
神社 の正式名は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」。
ではなぜ下鴨神社と呼ばれているか?
それは、鴨川の下流にまつられているお社という理由。
というわけで「下鴨(しもがも)さん」「下鴨神社(しもがもじんじゃ)」と親しくよばれています。

Googleマップを航空写真バージョンで見ると、下鴨神社の敷地には木々が生い茂っているのがわかります。
それがポジティブなエネルギーを感じながらも、どこか柔らかい印象で守られている感覚がえられて心地がいいことにつながっているのかも。
下鴨神社のご祭神のおひとりである玉依媛命(たまよりひめのみこと)がお子をお産みになった神話から、古くから
縁結(えんむすび)、安産・子育ての神さま
として信仰されています。
また「古都京都の文化財」のひとつとして、世界遺産にも登録されています。
下鴨神社の見どころ5選
かなり広い下鴨神社ですが、森を散歩する感覚で気ままに歩いて約30分から1時間ほどあれば参拝できます。
個人的におすすめする見どころを5箇所紹介します。
鳥居
鳥居って ww
神社なら鳥居があるのは当たり前ですが、下鴨神社に建っている鳥居は風情があってフォトジェニックなんです。
おすすめは2つあります。
まずは上の写真にある南口鳥居。糺の森を通り抜けて最初に目にする鳥居です。
写真は糺の森を背景にしていますが、個人的にはこの角度から撮影する方が好み。

もうひとつは西参道から参拝しに来た時に目にする鳥居。
紅葉が鳥居にかかった様子がなんとも趣深い。
紅葉時期には人気の撮影スポット(のはず)。
後述する加茂みたらしだんごの店舗へ行く際に通り抜ける鳥居なので、素通りせずぜひ一度立ち止まって見てみてください。
河合神社
境内のいちばん南にある摂社である河合神社。
下鴨神社の東本殿に祭られているご祭神と同じ「玉依媛命(たまよりひめのみこと)」を祀り、女性を守る美麗の神様として特に女性に人気のある神社です。
河合神社を参拝する女性に人気なのが「鏡絵馬」。
- 鏡絵馬(お化粧前)
- 絵馬に化粧を施す部屋
- 鏡絵馬の奉納所
手鏡の形をした鏡絵馬。
(写真をクリックすると拡大バージョンが見られます)
こちらを自分の顔に見立てて普段使っているメイク道具でお化粧をし、その裏側に願い事書いて奉納することによって、外見だけでなく内面も磨いて美しくなる、ご利益があると言われています。
河合神社が女子旅のベストなスポット!
ひとり旅の女性にもいいでしょう。
干支のお社(言社)

中門を越えた本殿の手前に7つのお社があります。
7つの社(言社 ことしゃ)にはえと(十二支)を守る守護神が祀られています。
なのでお参りするのは自分自身の干支を祀る社です。(わたしの場合は亥年)
言社は他の神社ではなかなか見られないユニークなお社なので、ぜひ参拝してください。
御手洗社

本殿の東にある御手洗(みたらし)社。
御手洗社は通称で、井戸の上に建つ井上社が正式名称です。
災難厄除けの神様が祀られており、
土用の丑の日にこの池の清水に足をつけると疫病や脚気にかからないとされ、
無病息災を祈ってお祓いをうける足つけ神事「御手洗祭」
で土用の丑の前後4日間は賑わいます。

毎年5月に開催される葵祭では、
ヒロイン斎王代(さいおうだい)が池に手を浸し清める「斎王代禊の儀」
が行なわれる場所でもあります。
ここがみたらしだんごの発祥地であることが記されています。
みたらし川は、土用になると池の周辺や川の底から清水が湧きでるところから
鴨の七不思議にかぞえられ、湧きあがる水泡の姿を団子にかたどり、みたらし団子の発祥とした。(下鴨神社ウェブサイトより)
みたらしだんごのおいしい店舗に関しては後述します。
糺の森

下鴨神社の南に広がる下鴨神社の鎮守の森である「糺の森(ただすのもり)」。
糺の森の面積は約124,000㎡。(東京ドームの約3個分)
小川が流れ原野の森の姿が残り、歩いているだけで森林浴が楽しめる気持ちのいい場所です。
夏は避暑の場となり、8月中旬には古本まつりも開催されます。
糺の森の南入口。
糺の森は下鴨神社の参道でもあります。
通り抜ける道は、メインの表参道の他に、流鏑馬神事(やぶさめしんじ)の行なわれる馬場と古馬場の3本です。
また糺の森は紅葉スポットでもあります。
紅葉する時期がユニークで、だいたい毎年12月中旬。
他の紅葉が終わった後でも楽しめる隠れ紅葉スポットなのです。
見逃した方はぜひ糺の森へ行ってみてください。
▼京都で混まない紅葉スポットにも入ってる糺の森!

下鴨神社へのアクセスは?
下鴨神社には駐車場があるので(西駐車場)、車での参拝も可能です。
が、公共交通機関利用の方が何かと便利。
ここでは京都駅からのアクセス方法を紹介します。
【市バスの場合】市バス4番・205番:京都駅ー下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)
【電車の場合】京都駅からの乗り継ぎ→JR奈良線:京都駅ー東福寺駅(ここで京阪に乗り換え)
京阪:出町柳駅行き→京阪東福寺駅ー出町柳駅→徒歩12分で下鴨神社
元祖みたらしだんごの店「加茂みたらし茶屋」

下鴨神社の西側にみたらしだんご発祥の店「加茂みたらし茶屋」があります。
1922年(大正11年)創業の老舗甘味処!
下鴨神社参拝の際にぜひ訪れていただきたいお店です。
お店にはみたらし団子だけでなく、
- わらび餅(左上)
- 抹茶と季節のお菓子(右上)
などもあります。
加茂みたらし茶屋のみたらしは他では見られない特徴があります。
一番先の団子と他の4つの団子の間にギャップがあるのが見えますか?
これは人間の体(頭と四肢)を表しているとのこと。
黒糖ベースの甘みの効いたタレが惜しみなくかけられてますが、
甘すぎることはなく絶妙なほどよい甘みでぺろっと食べられます。
タレも楽しめるようにスプーンが添えられているのが嬉しいですね。
時間がない人は持ち帰り用のみたらしだんごもあります。
ただ賞味期限は当日。
つまり買ったその日のうちに食べないといけないのでおみやげにはしにくいです。
【加茂みたらし茶屋の営業時間】(2022年時点)
月ー金曜:9:30-17:30
土日:9:30-18:00
定休日:水曜日
まとめ:下鴨神社の見どころとみたらしだんごとの関係
木々に囲まれ、自然のパワーを感じながら参拝できる下鴨神社。
アクセスもしやすく人混みに巻き込まれることも少ないので、落ち着いた時間が過ごせます。
女性なら、心身ともに美しくなれる「河合神社」は必見の摂社です。
下鴨神社の参拝の際には、すぐ隣にある「加茂みたらし茶屋」で名物のみたらしだんごを味わってみてください。
