アメリカ・グランドサークルにある「ブライスキャニオン国立公園(Bryce Canyon National Park)」。
ユニークな岩が並ぶ風景はとてもユニークで圧倒されます。
今回の記事で以下のことがわかります。
- ブライスキャニオンの各ポイント(見どころ)
- ブライスキャニオン周遊【ラクラク編】
- ブライスキャニオン周遊【アクティブ編】
- 国立公園内の便利情報

ブライスキャニオン国立公園の各ポイント(見どころ)
ブライスキャニオン国立公園(Bryce Canyon National Park)はそれほど大きくなく、コンパクトにまとまっているので、周遊しやすい国立公園。
見どころ(ポイント)は他にもいくつかあるんですが、メインのAmphitheater(円形劇場・盆地)と呼ばれる絶景が見られる4つのポイントを紹介します。
1. サンライズポイント(Sunrise Point)標高2444m
ビジターセンターから一番近くにあるのが、ここサンライズポイント。
写真はサンライズ時ではないけど、朝早い時間帯のサンライズポイント周辺の景色です。
これは夕方に差し掛かってきた時間帯のサンライズポイント周辺の景色。
日の出の時間帯だけでなく、いつでも美しい。
ただ夕方になると少し影が多くなります。
2. サンセットポイント(Sunset Point)標高2438m
サンライズポイントからリムトレイル(Rim Trail)を歩いて行くことも、車で直接近くまで行くこともできるサンセットポイント。
今回紹介する4つのポイント全てに展望台があります。
上の写真はサンセットポイントからスタートするトレイルを歩き始めてすぐ撮ったもの。
サンセット時にはサンライズとの間のトレイルであるリムトレイルにいたので、厳密にサンセットポイントで夕日は見ませんでした。
というか夕焼け前にものすごい夕立が降り、あまり綺麗なサンセットを見ることができなかったんです。
3. インスピレーションポイント(Inspiration Point)標高2469m
円形劇場の真ん中あたりに位置するインスピレーションポイント。
少し標高が高くなるからか、より広範囲の風景を一度に見ることができるポイントです。
4. ブライスポイント(Bryce Point)標高2529m
標高も4つのポイントの中で一番高いので全景が見渡せます。
ただ、インスピレーションポイントとそれほど風景的には変わらないかも?
インスピレーションポイントからこのブライスポイントまで歩けるリムトレイルがありますが、距離的に長いのでここは歩きませんでした。
またブライスポイントからはもっと遠くのレインボーポイントまで歩くトレイルもあるけど、ここは超健脚な人向けのトレイル。
もっと楽に楽しめるトレイルは後ほど紹介します。
ブライスキャニオン周遊【ラクラク編】
一番楽にブライスキャニオンを周遊するなら、自分の車か園内を定期的に周るシャトルバスを利用することです。
ブライスキャニオンはどのポイントへも車で楽にたどり着くことができ、それほど大きくないので各ポイントで時間をかけなければ、短時間で全部見回ることも可能。
体力に自信がない人でも雄大な自然を堪能できる国立公園なのです。
ホーストレイルに参加すると、馬でなければ通ることができない場所に行けます。
そしてかなりの距離を周るので、ブライスキャニオンをより深く味わうことができます。
朝早く到着した時にちょうどホーストレイルをスタートする人たちを目にしました。
まさにカウボーイ&カウガール。
アメリカらしい楽しみ方なのでこの機会にぜひ。
ブライスキャニオン周遊【アクティブ編】
展望台から景色を眺めるだけでもいいですが、せっかくここまで来たならいくつかトレイルを歩いてみましょう。
一番楽なトレイルは前述したサンライズとサンセットポイント間のリムトレイル。
往復しても1.6kmで道もほぼ平坦なので楽勝です。
もしくは上の写真の看板にあるクイーンズガーデントレイル(Queens Garden Trail)。
サンライズポイントからスタートする往復で2.9kmのトレイルです。
距離は少しあるけど、標高差もあまりなく楽なトレイルと位置づけされています。
一番のオススメはサンセットポイントからスタートするナバホループトレイル(Navajo Loop Trail)。
一周2.2kmの高低差のある中級レベルのトレイルですが、ここで見られる風景が素晴らしいんです!
想像できるかと思いますが、尖塔上の岩々(=hoodoos)の下まで降りるので、そこで目にする風景は、、、
この日は天気が良すぎたので、影になる部分がかなり暗く写っていますが、視界が悪いことは全くありません。
他にはウォールストリート(Wall Street)と呼ばれる幾つもの岩が壁のように並ぶ風景も見られます。
ナバホループを歩いている時に見かけたチップマンク(Chipmunk)!
何か食べていた人の前でおねだりしてた様子。
全然相手にされてなくてかわしそうだったけど愛くるしい。
自然の中を歩いているのでこのような野生動物や鳥を見ることができ、トレイルの楽しみのひとつでもあります。
是非どれかひとつトレイルを歩いてみてください。
公園内の知っておくと便利な情報
こちらはサンライズポイントの駐車場横にあるジェネラルストア。
ちょっとしたスナックや飲み物、お土産などが売られています。
また店の横にはシャワー&トイレ、洗濯機が設置されています。
ブライスキャニオン国立公園内にはホテルスタイルのロッジもありますが、キャンプサイトもいくつかあるので、その人たちがシャワーを浴びたり、洗濯をしたりできるような施設がここに揃っています。
トレイルを歩いて汗をかいたたらシャワーを浴びることができます。
入口すぐにあるビジターセンターにトイレはありますが、シャワーや食べ物や飲み物を購入することはできません。
なのでこのジェネラルストアは便利です。
またペット連れでブライスキャニオンを訪れる場合の注意。
ペットを連れて公園内を周ることができるのは舗装された箇所のみです。
写真はインスピレーションポイントの展望台。
駐車場から展望台までは全て舗装されているので問題ありません。
でもトレイルはどこも未舗装なのでペットを連れて歩くことはできないです。
日本からブライスキャニオンへ行かれる方には該当しないでしょうが、念のため。
他にも公式サイトにはあれこれ情報が載っているので参考にしてください。
まとめ:ブライスキャニオン国立公園の周遊【ラクラク編&アクティブ編】
他のどこにもないユニークで圧巻な風景が見られるブライスキャニオン国立公園。
自分の体力に合わせてラクラクでもアクティブにも楽しむことができるブライスキャニオン。
- ラクラク派なら街中を歩くような服を着て車で展望台ごとを周遊
- アクティブ派なら自分の脚力に合わせたトレイルを歩いて周遊
どちらでもブライスキャニオンの絶景を堪能できます。
トレイルを歩くなら歩きやすいスニーカーで。
わたしが愛用しているのはイタリアのスカルパというメーカーの靴です。どれだけ歩いても疲れ知らずなのがいい。
正直価格は高いですが5年以上履きつづけていてもヘタれていません。
