アメリカ・グランドサークルにある「ブライスキャニオン国立公園(Bryce Canyon National Park)」。
渓谷内に無数に広がる侵食された岩が見られる風景は他のどこにもないユニークな景色。
グランドサークルの旅の起点にしやすいラスベガスからもアクセスしやすい人気の国立公園です。
今回の記事では以下のことがわかります。
- ブライスキャニオンへのアクセス
- ブライスキャニオンの気候
- ブライスキャニオンでのおすすめホテル

ブライスキャニオンへのアクセス
ラスベガスからブライスキャニオンまでは車で約4時間。
アメリカ的には近い距離。半日かからずに移動できるというのは楽な方です。
ちなみにブライスキャニオンに行くなら、すぐそばのザイオン国立公園(Zion National Park)も同時に行くのが理想的。
ブライスキャニオンからザイオンへ行くのにかかる時間は1時間半程度。
わたしたちはブライスキャニオンで時間をかけたかったのでザイオンに行く時間はありませんでした。
ちなみにわたしたちのとったルートはアリゾナ州のページ(Page)からブライスキャニオンへの移動でした。
約2時間50分の道のり。これぐらいなら楽勝。
グランドサークルの旅をしていると4時間以内の移動なら楽だと感じるようになります。
ブライスキャニオンの概要
ブライスキャニオン国立公園は毎日24時間オープン。
(ビジターセンターと入場料を支払うブースはサンクスギビングデイ、クリスマス、元旦はクローズ)
入場料は個人の車1台につき、30ドル。7日間有効です。
また国立公園の年間パス(80ドル)も使用可能。
わたしたちがブライスキャニオンを訪れた時は偶然、国立公園制度がスタートした記念の週末で入場料金が無料でした!
この日以外にも何日が無料で入場できる日があるので、こちらの料金に関するページを参照ください。
ブライスキャニオン(Bryce Canyon)国立公園
https://www.nps.gov/brca/index.htm
ブライスキャニオン周辺の気候
ブライスキャニオン内のひとつのスポットであるサンライズ・ポイント。
「Elevation 8015」とあるのは標高をフィートで表しています。
メートル換算で2442m!かなり高い山です。
ブライスキャニオン国立公園は標高が高いので、夏でも朝晩は冷え込みます。
冬は雪が積もることもあり、公園内がクローズされることもあるようです。
冬にブライスキャニオンに行かれる場合は、公式サイトの最新情報のページを確認して中に入ることができるかどうかチェックしてください。
わたしたちが訪れたのは8月25日でしたが、朝早くに訪れた際の格好は、、、
とても夏とは思えない格好。でもこれで快適でした。
この日の朝の気温は5-7度ぐらいという冷え込み。
でも昼間になると、
中のシャツももっと袖が短い方がよかったと思うぐらい普通の夏の暑さに。
ズボンも短い方がよかったと思えるほど。
ランチ時になるとアイスクリームが食べたくなるような暑さでした。
服の調整がちょっと難しいですが、気候や気温に関してはこちらのページを参考にしてください。
ブライスキャニオンでのおすすめホテル
1. Bryce Canyon Lodging
一番のオススメはブライスキャニオン国立公園内にあるロッジホテルです。
ここに泊まると日の出を見に行くのに歩いてすぐ行けるし、いつでも部屋に入ることができるから朝と昼で服を着替えることもできるし、など何かと便利。
ただ特に夏のピーク時は人気で予約が取りにくいので早めに予約した方がいいです。
わたしたちは予約できませんでした、、、。
こちらは年中オープンしていますが、冬の時期は利用可能な部屋数が少なくなるとのこと。
こちらに泊まりたい場合はいつでも早めの予約が良さそうです。
Bryce Canyon Lodging: http://www.brycecanyonforever.com
2. Best Western Ruby’s Inn
Bryce Canyon Lodgingで予約が取れなかった場合の次のチョイスはブライスキャニオンからも程近い「Best Western Ruby’s Inn」です。
写真上2枚が外観。写真中央と左下が入り口ロビー。写真右下はロビーそばにあるギャラリー兼お土産屋です。
ベストウエスタンというチェーンのホテルですが、ウエスタンなインテリアでユニーク。
こちらのホテルにはレストランが完備され、お土産屋の横には食材が買えるちょっとしたスーパーもあります。
道を挟んだ反対側にはガソリンスタンドや店舗がいくつかあり便利。
宿泊施設のタイプも通常のホテルやモーテルタイプ、キャンプサイトもありで、様々なニーズに応えた設備。
わたしたちが泊まった部屋。モーテルタイプの2階の部屋。広めのツインルームでした。
グランドサークル内で利用した宿泊施設でいちばん快適で満足度が高かった部屋でした。
このホテルに宿泊したら、ブライスキャニオン内を走るシャトルバスが冬季以外はここまでやって来るという利点もあります。
シャトルバス利用はブライスキャニオンの入場料に含まれていますが、このホテルまでの乗車も含まれているのかは不明なので、その点はホテルの受付でご確認ください。
予約は直接ルビーズ・インのサイトで行なってもいいですが、Booking.comなら日本語で予約できるので楽です。
3. Kanabの町にあるホテル
Ruby’s Innは大きなホテルなので、予約が取れないということはほぼないと思います。
もしルビーズインも満室なら少し離れたカナーブ(Kanab)という町に泊まるというチョイスもあり。
カナーブの場所を地図で見るとこんな位置にあります。
わたしたちはページ(Page)からの移動の際にこの町を通り過ぎたんですが、なんだか町の規模に反してホテルの数が多い。
どこからも離れているのになぜ?と思ったら、、、
ページに行くこともできるし、ブライスキャニオンもそしてザイオン国立公園はさらに近い。
またグランドキャニオンのノース・リム(North Rim)にも2時間弱で行けるという便利なロケーション。
ホテルをその都度移動するのは案外面倒なので1箇所にとどまって移動したいタイプの人にはこのカナーブで宿泊するのがいいかと思います。
レストランやカフェも結構ありました。
カナーブに興味を持たれた方はいくつかホテルチェックをしてみてください。
ブライスキャニオン手前にあるDixie National Forest
ここからはおまけ情報。
ブライスキャニオンに到着する直前、89号線を走っているとブライスキャニオンのような風景が目に入ります。
ディクシー・ナショナル・フォレスト(Dixie National Forest)という国立森林。
きっと森林内を歩いたら気持ちいいんでしょうが、時間の都合で道路脇からだけにしました。
ここはユタ州を代表する風景なので、道路脇に駐車して記念撮影してみてください。
まとめ:ブライスキャニオン国立公園を訪れる際の注意点
アクセスしやすいこともあり人気のブライスキャニオン国立公園。
注意すべき点は以下の3点です。
- 訪れる季節によってはクローズしてしまう可能性がある
- 夏でも標高が高いため朝晩はかなり冷え込む
- 宿泊施設は早めに予約する
これさえ覚えておけばそれほど大きくないので周遊しやすくて感動する景色が広がる国立公園です。
見どころに関しては以下の記事をご参考に。

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