【フランス】プロヴァンス地方おすすめの村4選
- 2016.08.03
- フランス

プロヴァンス地方は自然豊かな美しい田舎。
その中でもアヴィニョンやアルル、エスク・アン・プロヴァンスは比較的大きい町ですが、大半は小さく魅力的な村が点在してる地域です。
今回は訪れた中でも印象に残った4つのおすすめの村を紹介します。
黄金色の村「ルシヨン(Roussillon)」
ルシヨンは顔料の原料となる黄土(オークル)の採掘場として昔から知られていた村。
村の建物の外壁もこの顔料が使われているので、赤茶色やオレンジ色をしています。
21時ごろに撮った写真なので少し暗いですが、村の全景はこんな感じです。といっても夏のヨーロッパは日が長いので夜の9時でも十分明るいですよね。
ちなみにルシヨンもゴルドと同じく「フランスの最も美しい村」リストに入ってます。
ルシヨンの村はずれに「オークルの道(le Sentier des Ocres)」と名付けられた散歩道があります。
それほど規模の大きなところではないけど、色の鮮やかさに驚かされます。
フランスじゃなくてアメリカ大陸の広大なナショナルパークにやって来たかのような感覚になりました。
赤土(オークル)の道なので、足元もテニスのローランギャロスのコートのような赤土です。なので靴はかなり汚れちゃう。汚したくないおしゃれ靴で行かないように。
le Sentier des Ocres
注意:クリスマス(12/25)と1月はクローズ(各月の開園時間はこちらを参照)
入場料:2.50ユーロ
運河のある可愛らしい村「リル・シュル・ラ・ソルグ(L’lsle-sur-la-Sorgue)」
直訳すると「ソルグ川の島」という意味の村の名前。名前のとおり川と運河に囲まれた村です。
リル・シュル・ラ・ソルグは毎週日曜日のアンティークマーケットで有名らしいのでアンティークに興味がある方はぜひ!日曜日じゃなくても綺麗な街並みなので街歩きも写真撮影も十分に楽しめます。
町中の広場沿いには洒落たカフェやショップが並び、路地裏にもひっそりとレストランやゲストハウスなどがあるあれこれ発見したくなるリル・シュル・ラ・ソルグ。
最初の写真にもありますが、リル・シュル・ラ・ソルグの主役はやっぱり運河。運河沿いにもレストランが立ち並びます。田舎ではあるものの、結構美食の町でもあるリル・シュル・ラ・ソルグ。レストランを調べまくらなくてもその時の感覚でチョイスしても案外外れはなさそう。
リル・シュル・ラ・ソルグ(L’lsle-sur-la-Sorgue)
水辺の小さな村「フォンテーヌ・ドゥ・ヴォークリューズ(Fontaine-de-Vaucluse)」
直訳すると、フォンテーヌの泉という意味のフォンテーヌ・ドゥ・ヴォークリューズ。ここは世界最大の湧水量を誇る水源のある村とのこと。
川沿いを歩いて行くと小さな水車もあります。 結構暑くてフォンテーヌの泉という水源地には行きませんでしたが、村の規模のわりに観光客は多かったです。
川沿いの特等席のようなレストランのテラス席。それにしても水の透明度がハンパないです。すごく綺麗!
プロヴァンス地方はどちらかというと乾燥した土地で水気がない町や村が多いけど、フォンテーヌ・ドゥ・ヴォークリューズはそんなプロヴァンスのオアシスのような村です。
フォンテーヌ・ドゥ・ヴォークリューズ(Fontaine-de-Vaucluse)
岩壁の上の村「レ・ボー・ド・プロヴァンス(Les Baux-de-Provence)」
最後は岩壁の上にたつかつての城塞都市レ・ボー・ド・プロヴァンス(Les Baux-de-Provence)です。村の全体像は撮れなかったんですが、城塞からの眺めもとてもユニークなんです。
ちょっとおどろおどろしい雰囲気もある土地。
かつての城への入口(写真左)から入り、石畳の街並みを歩いて行きます。
現在は観光業がメインの村なので、こんな可愛い雑貨屋も並びます。
それでもここの主役はかつての要塞。その面影が今もあちこちに残ります。この土地の特徴からして、絶好の要塞地であったことが容易に想像できます。そんな歴史に思いを馳せながら、ごつごつした岩肌を眺めたり、石畳の道を歩くのがここレ・ボーの楽しみ方かもしれません。
レ・ボー・ド・プロヴァンス(Les Baux-de-Provence)
プロヴァンス旅行に役立つおすすめムック
少し古いムックですが、プロヴァンス&コートダジュール旅にとっても役立つ情報が美しい写真とともに掲載されています。
今回紹介した4つの村のうちの3箇所(フォンテーヌ・ドゥ・ヴォークリューズ以外の3箇所)も紹介されているし、ゴルド&アヴィニョンも含まれています。お店などの情報は異なることもあるかもしれませんが、プロヴァンス&コートダジュールの雰囲気が存分に味わえ、夢見心地になれること間違いなし!
わたし自身も大いに参考にしました。今でも大事にして時折懐かしい思い出に浸ってます。
今回の発見(Discovery)!
旧ブログ記事では最後のレ・ボーに関して書いてなかったんですが、なんでここを抜かしちゃったのかな?廃墟となってしまった村だけど、現在では美しく復元された街並みで人気の観光地なのに。改めて旅したところを振り返る作業もなかなか楽しいことを発見しました。
- 前の記事
【フランス】プロヴァンスで最も美しく有名な村ゴルド(Gordes)へはアヴィニョン経由で 2016.08.01
- 次の記事
【フランス】ゴッホが魅せられたアルルの町と「夜のカフェテラス」のモデルカフェ 2016.08.04