夏の陽気が残る2016年9月。
ドイツ南部ミュンヘン南西部にあるアマー湖(ドイツ語:Ammersee、アンマー湖とも呼ばれる)へ行きました。
日本ではほぼ知られていないアマー湖はドイツ人のためのリゾート地。
とはいえ外国人のわたしたちも充分楽しめるところ。
今回の投稿ではアマー湖の魅力をお伝えします。
アマー湖はどこにある?
ドイツ語でアマーゼー(Ammersee)と呼ばれるアマー湖。
どこにあるのかGoogleマップで見てみましょう。
アマー湖はミュンヘンから車または電車で約1時間の距離。
ミュンヘンに住む人たちが週末を過ごす人気のリゾートです。
湖畔にこのような小さな城があったりもしますが、特に有名なスポットがあるわけじゃありません。
夏は湖畔のビーチで泳ぐこともできますが、基本は湖畔をのんびり歩いてリラックスするところ。
晴れると湖を眺めるだけでも気持ちいい。
アマー湖畔には遊歩道もあって湖畔ウォークが楽しめます。
活動的な昼間の雰囲気とはうって変わって夕暮れ時はロマンティックな雰囲気に。
湖畔沿いのレストランで食事をする人、ひたすら散歩する人、湖畔に座って夕日を眺める人。
それぞれの楽しみ方で夕日を楽しんでいる様子でした。
滞在した湖畔の町ヘルシングはアマー湖の東岸の町なので夕日を見るのに最適な場所でもありました。
これが朝となるととても静か。
写真は風景写真家である夫によるもの(by iPhone)。
アマー湖は時間帯によって表情が違っておもしろいです。
夏はドイツ人観光客で賑わうドイツ人のためのリゾート?
アマー湖畔のカフェ。朝だったのでまだ静かでした。
この辺りはバイエルン州のリゾート地ですが、旅の準備段階からインターナショナルな旅行地ではないんだなと感じていました。
というのも、いつも利用する「Booking.com」でアマー湖畔のホテルが見つけられなかったこと。
最近は「TripAdvisor (トリップアドバイザー)」でもホテルを探すことができるようになりましたが、そのリンク先が今まで聞いたことがない旅行代理店だったことからです。
現在では「Booking.com」でも、例えばわたしたちが滞在した町「ヘルシング・アム・アンマーゼー」で検索したら何軒かのホテルが出てくるので、ホテルが探しやすくなっています。
またアマー湖のどこへ行っても英語表記がほとんどゼロなこと。
看板などほぼドイツ語表記だし、レストランのメニューもドイツ語のみ。
ドイツ語を全く解さないわたしたちにはかなりチャレンジングでしたが、助かったのはレストランやホテル、道行く人もかなりの確率で英語を話すことでした。
肌感覚では90%の人が英語を話す印象。
おかげでレストランで注文するのにも困りませんでした。
アマー湖畔ヘルシングにあるホテルレストラン。
ここのテラス席でここならではのドリンクをいただきました。
ミュンヘンというよりドイツビールで一番有名かもしれないホーフブロイハウスのビール(=わたし用)とイタリアで人気の食前酒スプリッツ(=夫用)。
スプリッツは元々オーストリア発祥のようでドイツで見かけても不思議ではない食前酒。
同じ湖畔リゾートということで、イタリア好きのドイツ人がこのスプリッツを提供するのもごく自然なことのような気がします。
アマー湖のようなリゾート地ならスプリッツも似合ってました。
アマー湖畔の町でのローカル体験
滞在したアマー湖畔の町ヘルシングのパン屋さんのウィンドーディスプレイ。
ヘルシングでは2泊しました。
2日目の夜に入ったモダンな感じのレストランでの体験が楽しかったのでシェアします。
そのレストランは外から見るとモダンなレストランで、外にはテラス席もありました。
夜はさすがに外で食事するのは肌寒かったので中での食事を希望。
中に入ってみるとレストランというよりスポーツバーの趣き。
とはいえ静かに食事をしている人も多かったので、犬連れで普通に入店しました。(この時は愛犬を連れての旅でした)
注文したのは、、、
写真左:ドイツに来たならとシュニッツェル(=わたし用)
写真右:ドイツに来たなら、ということはなく、ボリューム満点ステーキ(=夫用)
シュニッツェル(仔牛のカツレツ)は美味しかったけど、とても食べられる量ではなく肉だけは完食してポテトの大半は残しちゃいました。
食事をしていた時お店の人が大画面テレビのスイッチを入れ始めどうやら何かスポーツが始まる模様。
そしてその時間帯になると続々とお客さんが入ってきました。
ドイツ人が好きなスポーツといえばやはり、
サッカー!
しかもここはバイエルン。ミュンヘンにも近い。
ってことはドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンの試合があるの?金曜日だけど??
(入店した日は金曜日でした。サッカーの試合が行なわれる印象はあまりない。)
と予想どおり、「シャルケ VS バイエルンミュンヘン」の試合が始まりました。
シャルケには日本代表でもある内田選手(通称:ウッチー)も所属していたので知っている人も多いかと。
わたしはサッカー好きですが、ドイツのブンデスリーガに関しては詳しくなく興味もなく。
ただバイエルンミュンヘンは各国の代表選手が集まる強豪クラブなので知っている選手も多く、試合が始まるに連れてだんだん面白くなってきました。
試合が進むと観戦しているレストランのお客さんも加熱してくるのかな?と思いきや、
あれ?おとなしい、、、。
ドイツ人サポーターはおとなしいの?
それともこの地域の人はおとなしいのかな?と本当のところはよくわからなかったです。
たまたま隣に居合わせたドイツ人の人が英語が堪能で、ブンデスリーガのことを分かっていないわたしにあれこれ教えてくれて助かりました。
こういうこの場でしかできない体験、大好きです。
犬連れで落ち着かなかったので前半戦が終了したところで店を後にしましたがとても楽しい夜を過ごせました。
Pier48
Seestraße 48, 82211 Herrsching am Ammersee
今回の発見(Discovery)!
ミュンヘン近郊のアマー湖はほぼドイツ人で占められるドイツ人によるドイツ人のためのリゾート地。
でも英語を話す人が大半だったこともあり、難なく過ごすことができました。
ドイツのリゾートはイタリアのような華やかさはないけど、清潔感があります。
日本人にとってはきっちりした印象のドイツのリゾート地は相性がいいです。
ミュンヘンに行ったらぜひアマー湖までも足を伸ばしてみてください。