ミネラルウォーターで有名なエビアン(Evian)。
エビアンというのは町の名前で、
フランス領のレマン湖沿いにある華やかな町。
春から夏にかけての人気の観光地です。
今回の投稿では以下の内容がわかります。
- エビアンはどこにある?
- エビアンへのアクセス
- エビアンの見どころ
エビアンはどこにあるの?
地図にあるとおりエビアンはフランスの南東部のレマン湖沿いにあります。
レマン湖の南岸部分の大半がフランス領にあたり、その真ん中辺りに位置します。
レマン湖の対岸の町はスイスのローザンヌ。
エビアンからも(天候によりますが)よく見渡せます。
エビアンの正式名称は「エビアン=レ=バン(Evian-les-Bains)」。
基本的にエビアンと短縮系で呼んでます。
「〜レ=バン」とつく町の名前がこの辺りにはいくつかあり、
鉱泉があるという意味。
ただし日本のような暖かい温泉が涌くわけではなく、
天然水が湧き出る場所と捉えてください。
エビアンにはスパ施設があります。
スパはこの天然水を温めて利用していて
水は最初から暖かいわけではありません。
エビアンへのアクセス
ジュネーブ方面からだと車で行くのが便利。
エビアンの駐車場はかなり安いのがありがたい。
ひとつ上の写真にある観光案内所のすぐ横にあります。
エビアンでは火曜日・金曜日にマルシェが開かれます。
その日と夏場は朝早めに行かないと停めにくいかもしれませんが
基本的車でのアクセスが便利です。
後述するカジノ前の駐車場は高めなので避けた方がいいです。
フランス国内またジュネーブから電車も利用できます。
エビアンにはフランス国鉄SNCFの駅があります。
また対岸の町スイスのローザンヌからなら
船でエビアンに来ることもできます。
ジュネーブから電車でローザンヌまで行き、
そこから船でエビアンへ、というルートになります。
その場合はちょっとしたクルーズ気分を味わえるので
気分よくエビアンに到着できます。
(天候が安定した日に限りますが)
ちなみにこちらのノートルダム・ダソンプシオン教会の周りで
毎週火・金曜日にマルシェが開かれます。
エビアンの見どころ
1. エビアンのケーブルカー
歴史的なモニュメント登録されているだけあってレトロで素敵。
ケーブルカーは夏の間(5月から9月)のみ運行されているのですが
なんと無料!
かなりのんびりなスピードですが、
20世紀前半から運行している歴史あるケーブルカー。
タダなのでぜひお試しください。
(自転車も乗せられます。)
2. カシャの泉
エビアンで一番有名な水源地
「カシャの泉(source de cachat)」。
24時間常に水が湧き出ていて、
こちらもタダでエビアン水が汲めます。
カシャの泉の前にあった説明書きによると
エビアン水は腎臓やぼうこうの疾患に効能があるとのこと。
昔、尿結石持ちの貴族がエビアンに滞在していたとき
毎日エビアン水を飲んでいたら結石がみるみるうちに
消えてしまった、という逸話があるそうです。
この湧き水はペットボトルでよく見る
あのエビアン水と同じお水でおいしい!
うちではいつも1.5Lボトル買ってます。
いくつもボトルを持って
汲んでいる人もいます。
水汲み用の短時間パーキングも
このカシャの泉の前にあるくらい。
エビアンを訪れる際は
ウォーターボトルをお忘れなく。
ちなみにカシャの泉は
現在エビアン水の会社が保有する施設です。
3. エビアンウォーターミュージアム
現在はエビアンウォーターミュージアムとなっています。
2023年9月に訪れたとき、
ミュージアムが工事中で
ひとつ前の写真の扉が全開状態!
中をのぞいた様子が上の写真です。
とてもエレガントで美しい。
9月中旬からはクローズされているので
おそらく2024年5月ごろのオープンには
工事終了してると思われます。
反対側(レマン湖を背にした場合)の通りからみるとこんな感じ。
このアールヌーヴォー式の美しい建造物は
1826年にバスハウス(スパ施設)として建てられました。
その後1905年にエビアン社によって
ドリンクバーなどの社交の場としてリノベーションされました。
中ではこのようなレトロデザインのエビアン水や
エビアンブランド商品が売られています。
展示コーナーは無料。
ミュージアムもケーブルカーと同じで
5月から9月までの期間限定オープン
なのでご注意ください。
ミュージアム内にはおもしろい
フォトマトンがあります。
フォトマトンとは、
日本でいう証明写真を撮るボックス状の機器のこと。
このフォトマトンは、
自分の写真を撮影すると、
内蔵されたコンピュータが
その人の赤ちゃん顔を計算して
プリントアウトしてくれる、
というもの。
わたしたちも試してみました。
(2013年時点)
右が夫。こっちは可愛いー。
左が私。
って、ええー??
ナニ人???ww
アジア人には見えるけど何か違う。
たぶんコンピュータにはアジア人のデータがあまりないのかも。
ネタにはなるので遊んでみてください。
4. エビアン・カジノ
中に入ったことがないので様子はわかりませんが、
外からでも十分高級感がただよっているエビアンのカジノ。
建物は1911年に建てられたもの。
旅先でちょっと違ったことして楽しみたいー、という方。
どうぞお試しを。
5. レマン湖畔
エビアンでいちばん楽しくて気持ちいいのは
レマン湖畔を散策すること。
特に天気がいい日はサイコーです。
春から夏にかけては湖畔に飲み物などの
スタンドがいくつも立つので休憩もしやすい。
長い遊歩道があるのでウォーキングに最適です。
まとめ:エビアンは春夏向けの観光地
もう一度まとめます。
Q: エビアンはどこにある?
A: フランス南東部のレマン湖畔ぞい。
Q: エビアンへのアクセスは?
A: 車がいちばん便利。電車や船のアクセスもできる。
・フランス各地から電車
(Omioサイトから日本語で電車チケット予約できます)
・スイス・ローザンヌから船でのアクセス可能。
Q: エビアンの見どころは?
A: 以下の5箇所のスポット
- エビアンのケーブルカー
- カシャの泉
- エビアンウォーターミュージアム
- エビアン・カジノ
- レマン湖畔
とても小さな街ですが
コンパクトにまとまっていて
散策しやすいエビアン。
レストランやカフェも多数。
ぜひ春から夏にかけて訪れてみてください!
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