2013年12月に旅したフィンランド。
フィンランドは首都ヘルシンキがある南部に人口が集中しています。
が、中部にも魅力的な町はあります。
それがサンタクロース村のあるロバニエミと今回紹介するオウル。
今回の記事ではフィンランドにある「Oulu(オウル)」という有名じゃないけど穴場的な観光地を紹介します。

オウル(Oulu)ってどこにあるの?
フィンランド中西部の海岸線に位置する町です。
オウルってどこ?何があるの?
という質問が想定されるほどあまり日本人には知られてない町。
わたしたちも特にこの町に行きたかったわけではなく、
ロバニエミから南に行くと少し大きそうな町だったから、
と特に期待せず立ち寄った、というのが実際のところ。
オウルの市街地にも当然ホテルはいくつもあります。
が、レンタカーで周遊していたので少し郊外のハウキプダス(Haukipudas)で宿泊しました。

上の写真がハウキプダスで宿泊したホテルに近い海岸線から見た風景です。
ポツンと見えるのは灯台。
この辺りまで海は完全に凍っていてユニークな風景が見られました。

オウルの情報はあまり多くないので詳しいことは語れませんが、人口20万人を超えるフィンランド第6の都市。(Wikipedia情報)
工業都市でもあるのか上の写真にあるような風景も見られました。
凍りついた川(湾)を挟んで見える工場の様子は普段わたしが生活するエリアでは見られない風景なのである意味おもしろかったです。
ちなみにオウルへのアクセスは以下のとおりです。
オウルへのアクセス
ヘルシンキから
- 電車で約5時間20分から9時間弱
- 飛行機で約1時間
- 車で約7時間から8時間
ロバニエミから
- 電車で約2時間20分から3時間
- 車で約2時間40分から3時間
川沿いのシャレたオウルの街並み

オウルの町は一応海岸沿い(ボスニア湾沿い)にありますが、町の中心はボスニア湾に流れるオウル川沿いにある港町です。
上の写真はその川沿いの通りにあるお店。

昔は漁師小屋だったのかなと思われる建物群ですが、現在はシャレた一画となっています。

川沿いから上の写真にある市立図書館と劇場を通りすぎ、橋を渡った対岸にあるのが「Pikisaari」という小さな島。

写真は橋を渡ってすぐのところにあるレストランです。
オウルのパンフレットによると、この島付近は以前は工業地帯だったとのこと。
前述した工場はその名残なんでしょう。
現在はアーティストや職人が多く住む地域となっています。

島を歩いて一周できる遊歩道を半分ほど歩きましたが、シャレた住宅や雑貨屋など見かけました。
足元が凍っていておぼつかなかったけどいいお散歩になりました。
オウルの美しい市庁舎と街の中心の様子

こちらが美しいオウル市庁舎の建物です。
Wikipediaによるとオウルはロシアの支配下に置かれた時代もあったからか、視聴者もロシア風ですね。

市庁舎前にあるずらっと並んだブロンズ像は1600年代から現在に至るオウルの歴史を人々で表したアート作品とのこと。

市庁舎近くにはオウル大聖堂もあります。
歩いて十分周れるそれほど大きくはない町の中心部ですが結構見どころがあります。

フィンランドの冬は日がとっても短い時期。
なので夕方でもすでに暗くなっていてショッピングストリートはライトアップされていました。
暗い時期だからこそイルミネーションで華やかにするんでしょうね。
オウルで見つけたいい雰囲気のカフェ

オウルの中心部にあり何気なく入ったカフェでしたが、コーヒーもスイーツもおいしく、店内もとてもいい雰囲気。
寒くて凝り固まった体を少し温めるのに最適な休憩タイムになりました。
ただひとつ困ったのが、地下にあるお手洗いに入ろうとした時。
それまではどこでもイラストで男女がわかるように表示されていたのにここはフィン語の単語だけ。
さて困った・・・。
少し後にトイレに入ろうと階段を下りてきた女性をつかまえて
「どっちが女性用ですか?」
と確認してから入りました。
【覚えておくといいフィン語?】
“Naiset”が女性用
“Miehet”が男性用
念のため ww

ショッピング街の交差点にある木造建築が目立つこちらのカフェ。
オウルにはレストラン・カフェはいろいろありましたが、こちらのカフェは営業時間も長く使いやすそう。
利用した時も店内は結構込み合っていました。
日曜日は休みのようですが、それ以外は毎日営業してます。
オウルで行なわれるユニークなイベント

オウルという町の名前を知らない人でも、世界エアギター選手権という大会のこと聞いたことありませんか?
日本人の芸人さんも優勝したことがある、ギターを実際に持っているかのように弾いているフリをする芸を競う大会。
毎年夏このオウルで開かれています。
映画「かもめ食堂」でもマサコさんがこの大会のこと話してましたね。
他にも様々なイベントがとり行なわれているようで、
冬には「トナカイスプリント(短距離走)」が町中で行なわれています。
笑えるのが「干し草刈り世界選手権」!?
(英語で”World championship in hay mowing” )
男・女、60歳以下・以上、子供で部門が分かれ、タイムや刈り上がりの美しさなどで順位を決めるとのこと。
ユニークすぎるオウルのまち!
まとめ:フィンランドのオウル(Oule)は穴場の観光地
たまたま立ち寄ったオウルという町はコンパクトですが街並みも美しく、レストランやカフェも豊富で楽しめる町でした。
ユニークなイベントのある町は通り過ぎちゃうのはもったいないほど魅力的。
ぜひオウルや周辺の町に1泊して周遊してみてください。
