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妙心寺塔頭「退蔵院」「桂春院」庭園の見どころ【周辺ランチ情報有】

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京都市の西部にある「妙心寺(みょうしんじ)」。

妙心寺の境内は広大でじっくり拝観すると1日はかかってしまうほど。

そんな巨大な禅寺「妙心寺」の見どころを効率よく拝観するには
拝観箇所を厳選するしかありません。

今回の投稿では広大な妙心寺を数時間で拝観するコース

妙心寺大方丈(チラ見)→ 退蔵院桂春院

を紹介します。

秋の紅葉時期、春の桜の時期どちらも楽しめる塔頭です!

投稿の最後には、妙心寺近くにあるヘルシーランチが食べられる店舗も紹介しています。

石庭が美しい!龍安寺の見どころ【京都でまず行きたい】 いい質問です! できるだけ多くの人が行かない寺院を選びたいところですが、拝観したことがないなら必見なのは、、、 龍安...

妙心寺ってどんなお寺?

妙心寺の大方丈(おおほうじょう)

 

京都市の西部、花園にある妙心寺は1337年に開山された臨済宗妙心寺派の大本山。

46もの塔頭寺院がある日本最大の禅寺です。

「塔頭(たっちゅう)」とは、高僧の死後、弟子が高僧の徳を慕って墓のそばに建てた小さい庵が明治以降に寺として独立したもののこと。

妙心寺の塔頭の中で常時公開されている塔頭は、退蔵院・大心院・桂春院、そして枯山水庭園で超有名な龍安寺の4箇所

龍安寺が妙心寺の境外塔頭だとは意外でした。

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妙心寺の中で中まで入って拝観できるのは、大方丈、法堂(はっとう)、庫裏(くり、台所のこと)のみ。

法堂の天井には、狩野探幽によって描かれた雲龍図があります。

大方丈の入口に拝観受付があるので行ってみたら、注意書きがありました。

注意書きには「雲龍図は写真撮影できない」とのこと。(2015年時)

妙心寺の拝観料が700円。(2022年時)

妙心寺の境内は自由に拝観はできます。

ただ中まで入ることができるお堂が限られていることや、雲龍図の撮影ができない。

というわけで、2015年に訪れた時は妙心寺はチラ見だけにして、通常公開されている塔頭の退蔵院と桂春院を拝観することにしました。

妙心寺https://www.myoshinji.or.jp/

美しい庭園のある「退蔵院」

taizoin31404年に建立された妙心寺にある塔頭の中では歴史のある退蔵院。

方丈(本堂)の周りに枯山水庭園をはじめとした庭園が広がり、四季それぞれの華やかさと禅寺ならではの落ち着いた空間を味わうことができるのが魅力。

上の写真は、方丈脇からのぞむ枯山水庭園「元信の庭」にある石の手水鉢。

生け花飾りのようで風情があります。

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もうひとつの枯山水庭園「陰陽の庭」の陽の庭。

陰の庭は色の濃い砂が敷き詰められています。

陽の庭の砂模様の間に計算されたかのように並んだ紅葉の葉が美しい!

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退蔵院を参拝したのは12月の半ば。

2015年の紅葉のピークは平年より遅かったですが、さすがに12月中旬では終わりが近い感じでした。

もみじの木に残っていた葉っぱは少なめだったけど、もみじ絨毯ができていて、これはこれで美しかったです。

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あずまやのある庭園は「余香苑(よこうえん)」と呼ばれる昭和期に完成した庭園。

紅葉時期の余香苑はより華やかさで優雅な雰囲気となります。

余香苑には、紅しだれ桜や藤、サツキ、蓮、金木犀、楓など1年を通じてさまざまな表情を見せてくれる樹々が植えられています。

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退蔵院では「大休庵」というお茶を頂ける間もあります。

茶室横のちょっとしたコーナーも紅葉の赤に染まっていました。

最後に退蔵院ウェブサイトにある退蔵院の名前の由来が記されているので
下記に引用させていただきます。

退蔵院の名前の由来

「退蔵」という言葉には、「価値あるものをしまっておく」という意味があるように、陰徳(人に知られないようにして良い行いをする)を積み重ね、それを前面に打ち出すのではなく、内に秘めながら布教していくということを示しています。

 

妙心寺 退蔵院
拝観時間:9:00-17:00
拝観料:600円
アクセス:JR山陰線「花園駅」下車徒歩約7分 / 市バス「妙心寺前」下車徒歩約3分

奥深い味わいのある「桂春院」

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織田信長の孫(信忠の次男)、津田秀則によって創建した見性院に始まり、秀則の死後、美濃の豪族、石河貞政(いしこさだまさ)が境内を整え、桂春院と改めたのが1598年。

前述した退蔵院とともに通年公開されている塔頭です。

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桂春院の受付前の佇まいが素晴らしい!

入口が魅力的だと中の様子にも期待が膨らみます。

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桂春院にある4つの庭のうちの侘(わび)の庭と呼ばれるところ。

派手さはありませんが、名前のとおり味わい深い美しさがあります。

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方丈前の庭は真如の庭。

桂春院にある4つの庭とは、前述した「侘の庭」「真如の庭」「清浄の庭」「思惟の庭」。

これらすべて、小堀遠州の弟子、玉淵坊によって作庭され、国の名勝・史跡に指定されています。

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静かで居心地がよかったので、桂春院でお茶をいただきました。

お茶をいただけるお茶室もありますが、方丈にも毛せんがひかれていたので、真如の庭を眺めながらいただきました。

12月半ばに上着を脱いで外でお茶をいただけ、とても優雅なひと時を過ごせました。

妙心寺 桂春院
拝観時間:9:00-17:00
拝観料:400円
アクセス:市バス「妙心寺北門前」下車徒歩約5分 / JR嵯峨野線「花園駅」下車 徒歩約15分

妙心寺そばの自然食レストラン「おからはうす」

okara house妙心寺と仁和寺のちょうど真ん中に位置する自然食レストラン「おからはうす」。

嵐電「妙心寺駅」から仁和寺へ向かう道沿いの角にあり、自転車で通りすぎたわたしじゃなく、夫(写真家)が、

「ここレストランじゃない?」と発見。

店の前のメニュー看板を見ると、ヘルシーなメニューが並び魅力的。

okara house lunch
注文したのは五穀米のとろろご飯ランチ。

身体が喜ぶメニューとはこういう食事のこと。

夫が食べたセットの写真はないですが、彼のグルテン不耐性に合わせて醤油や麦を使わないメニューを追加料金なしで特別に用意してくださいました。

2015年時はグルテン不耐性と思っていましたが、現在は検査結果でそうではないことがわかっています。

予約していたわけでもないのに、突然の要求に応えてくださって本当にありがたかったです。

サービスで出されるお茶にも少し麦茶成分が入っているから、と別のお茶を出してくれました。

「今日のメニューはやたらとしょう油を使っちゃってたから。いつもはそうでもないんだけどね。」とオーナーの方。

しょう油の材料には小麦粉が使われているので、グルテン不耐性の人には向きません。

「たまり」なら小麦粉が入っていないので、グルテン不耐性の人でも食べられます。

グルテン不耐性のことを説明しなくても理解があり助かりました。

こういったアレルギー対応してくれるお店はまだまだ多くないので貴重な存在だと思います。

健康的な食事を好む方やアレルギーをお持ちの方に特におすすめな自然食レストラン「おからはうす」です。

まとめ:妙心寺塔頭「退蔵院」「桂春院」庭園の見どころ

日本最大の禅寺「妙心寺」。

妙心寺自体も拝観はできます。

そして46ある塔頭寺院の中で、通年公開されている塔頭は以下の4寺院。

  1. 退蔵院
  2. 桂春院
  3. 大心院
  4. 龍安寺(境外塔頭)

2015年時には1の退蔵院と2の桂春院を拝観しました。

対照的な2つの塔頭寺院ですが、どちらもそれぞれの良さがあり、どちらの寺院もおすすめです。

妙心寺は日本最大の禅寺というだけあって、とても広い境内です。

この時はレンタサイクルをしていたので、広い妙心寺境内を自転車でらくらく移動できて便利でした。

自転車での京都めぐりはとても便利です。

自転車だったから、自然食レストラン「おからはうす」も発見できてラッキーでした。

京都観光では夏と天候の悪い日以外、レンタサイクルして周遊すると、より京都が身近に感じられますよ!

*自転車(自転車利用じゃない小旅行でも)に乗るときは軽量リュックが便利!

小旅行にも使える撥水加工ナイロン製の軽くておしゃれなリュックは普段使いもできてひとつ持っていると使い勝手がいいです。

 

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ひさよ
旅好き(32か国)50代女性のひさよです! スイス国境近くフランス在住13年 / 愛知県出身 フランス・スイスを中心に実際に訪れてよかった国内外の観光情報をおとな女性向けにホンネでお伝えします。国内外レアな旅先が多く登場。またカフェやチョコレート情報もお届け。