日本三景のひとつである宮島(正確には島の名前は厳島)。
海中鳥居のある厳島神社がいちばんのみどころですが、宮島にはさらなるパワースポットがあります。それは
「弥山(みせん)」
厳島神社だけみて終了じゃもったいない!
今回の投稿では厳島神社を含めた宮島の見どころをお伝えします。
本投稿の内容
- 広島駅から宮島へのアクセス
- 弥山へのアクセス
- 弥山のみどころ
- 厳島神社行く前は潮見表チェック
広島駅から宮島へのアクセス
宮島へ行く場合多くの人が広島駅を起点とするので、3種類のアクセス方法をご紹介します。
王道:JR山陽本線で宮島口まで(約25分、片道420円)。
その後はフェリー(10分、片道180円)で宮島着。
格安:広島電鉄(路面電車)の1日乗車券を購入(宮島フェリー込で900円)。
宮島ロープウェーが割引料金で利用可能!
ただ宮島口まで45分ほどかかります。
楽々:平和公園から宮島へ乗り換えなしで行ける高速船(片道2200円・往復4000円)。
広島駅から原爆ドームへ路面電車で移動する必要あり。
わたしたちは時間とコストを考えて王道コースを選択しました。
時間がある人は格安コースがロープウェー料金も割引になるので断然お得!
また宮島へ行くのが2度目以降なら高速船でクルーズしながら宮島に行く楽々コースはユニークで楽しめそうです。
弥山へのアクセス
宮島フェリーもしくはクルーズで宮島に到着したら弥山へはロープウェーを利用するのが楽です。(徒歩で登山も可能)
ちなみに一般的に宮島と呼ばれているのは住所(廿日市市宮島町)です。
島の名前は厳島(いつくしま)。
弥山は厳島にある標高535mの山です。
宮島フェリーの到着口から宮島ロープウェイの乗り口(紅葉谷駅)までは徒歩で約25分。
あちこちに看板があるので迷うことはないです。
途中はおみやげ屋やカフェなどがたくさん並ぶ商店街となっているので歩くのも楽しくそれほど距離は感じません。
商店街を通り抜けて少し行ったところにロープウェー乗り場行きの無料バスのバス亭もあるので時間が合えば利用するのもあり。
ただ途中には素敵な場所があります。
ロープウェー乗り場に行くには紅葉谷(もみじだに)公園という美しい公園を通り抜けて行きます。
この風景を見逃すのはもったいない。
宮島ロープウェーは最初小型ゴンドラで10分、その後大型ゴンドラに乗り換え5分ほどで到着。
料金は2021年現在で以下のとおりです。
- 大人往復:1840円
- 大人片道:1010円
弥山のみどころ
ロープウェーで到着した地点は実は山頂ではありません。
弥山展望台まではそこから約30分ほど歩きます。
でも頂上付近こそが弥山のみどころが集中しているところ。
日頃運動不足ならぜひ歩きましょう!ww
霊火堂
弥山展望台へ行く前に立ち寄りたいスポット1つ目は「霊火堂」。
堂内には消えずの火と呼ばれる1200年燃え続けている弘法大使がともしたとされる火が燃え続けています。
後述する厳島神社の奥宮である御山(みやま)神社も付近にあります。
くぐり岩
展望台手前にある「くぐり岩」。
特に体を縮める必要なく通り抜けられますが自然が作り上げた巨岩のトンネル。
弥山巨石群周辺の石仏
くぐり岩の後にある弥山巨石群。
巨石以上に付近にある石仏が素敵です。
石仏好きにはたまらない弥山。
弥山頂上付近にあるお堂や石仏などはふもとにある「大聖院」の境内の一部。
大聖院は空海(弘法大師)が806年に開基した歴史ある真言宗御室派の寺院です。
それ以降、信仰の山として参拝者が絶えず訪れるパワースポットともされる弥山・大聖院。
本坊などメインのお堂がある境内はふもとから歩いても行けます。
山の中腹にあるとばかり思い込んでて行かず後悔しています。
拝観料も無料なのでぜひ大聖院の拝観をお忘れなく!
宮島の鹿
宮島には奈良のように鹿が生息しています。
約500頭が島内に生息し、その内街中に約200頭が生息しているとのこと。
(宮島観光協会サイトより)
街中で見かけるとはいえ元々は野生の生き物。
安易にエサをあげたりせず、優しく見守るようにしたいもの。
なんともかわいらしい鹿たちがいつまでも人と平和に共存してほしいものです。
厳島神社に行く前に潮見表チェック
「安芸の宮島」と言えばこの厳島神社の朱塗りの鳥居であるといってもいいぐらい有名な風景。
創建は推古天皇元年の593年とも伝えられ、歴史の授業でもおなじみの平清盛によって現在の海上にたつ社殿になったのが1168年以降。
1996年にはユネスコの世界文化遺産=世界遺産に登録されています。
神社では珍しく、厳島神社では参拝料(300円)がかかります。
宝物館にも入館料(300円)がかかりますが、厳島神社との共通割引で500円となります。
上の写真に見える五重塔横にある厳島神社の末社である千畳閣(豊国神社)の参拝は100円。
海水に浸かる社殿の補修費と考えれば安い方でしょう。
参拝した6月は参拝時間が18時まで。
到着したのが18時近かったのでかけ足での参拝となりちゃんと厳島神社を参拝できなかったのが心残り。
この角度が鳥居を見るベストスポットのひとつとされています。
ただ参拝時は思いっきり干潮時。
鳥居まで歩いて行きたい人なら干潮時に参拝するのがいいですが、海に浮かぶ鳥居が見たいなら満潮時に行かないとダメ。
厳島神社は満潮・干潮の違いで見え方がガラッと変わります。
というわけで厳島神社を参拝する前に潮見表を確認してから行くのがおすすめ。
宮島観光協会サイトに便利な「潮見表」が掲載されているのでぜひ利用してみてください。
まとめ:みどころ満載の弥山に行かなきゃもったいない
宮島観光といえば誰もが厳島神社だけを参拝して宮島を離れてしまう。
それじゃ大変もったいないです。
弥山からの瀬戸内海の眺望、山頂付近のお堂や巨石群、石仏、厳島神社の奥宮などなどみどころ満載です。
登山しなくてもロープウェーでラクラク往復できるので健脚である必要もなし。
ちなみにわたしたちの場合は、わたしは往復ロープウェー、夫は下りは徒歩の片道ロープウェー利用でした。
結構な雨量だったので写真がもやもやしていますが、それが余計に弥山のパワーを感じさせる雰囲気を出してくれています。
夫は弥山からの下山途中で大事なカメラが壊れちゃうというアクシデントもありましたが、大聖院を含め、下山途中の道もとても良かったとのこと。
このように片道だけ歩くというのも天気次第ではいい運動になっていいです。
宮島にはカフェやレストランも多いので休憩できるスポットがたくさんあるので1日かけて楽しめますよ!