イタリア

ミラノにある「世界一美しいスタバ」リザーブロースタリー

イタリアといえばコーヒーカルチャーが根づいた国。

「バール」と呼ばれるカフェ(お酒も飲める)で朝はカプチーノ、夜はエスプレッソ、など。

コーヒーはイタリア人の生活の一部とも言えるほど重要です。

新しいコーヒーカルチャーである「スターバックス」は長らくイタリアには出店しませんでした。

そんなイタリア・ミラノにはじめてオープンしたスタバは、普通のスタバじゃなく、「リザーブロースタリー」というスタバの高級バージョン。

「世界一美しいスタバ」とも称されるゴージャスな店舗です。

今回は、ヨーロッパにある唯一(2019年時)のスターバックスリザーブロースタリー in ミラノがどんなところか、そして行ってみたくなるお話をしていきます。

ミラノ街歩き滞在記と写真展(ホテル情報も) 2019年6月に2泊3日で訪れたイタリア・ミラノ。 この時のミラノ行きの目的は夫(写真家)のグループ写真展を見に行くことでした。...

元郵便局をリノベしたミラノ・リザーブロースタリー


ミラノにある高級バージョンスタバ「リザーブロースタリー」の外観。

建物の正面に「Poste」の文字が残されています。(入口の上)

元郵便局の建物をリノベーションしてさらに高級感アップさせる作戦、というところでしょうか。

外にもおしゃれなテラス席があります。

なんども訪れるなら外の席もありでしょうが、リザーブは内部に見どころが満載なので、はじめてならぜひ中でコーヒーを楽しんでください。

それでは中の様子を見ていきましょう。

リザーブロースタリー店内は工場&カフェ


店内はかなり広く、地下・1階・2階の3フロアに分かれています。

1階がメインで、そこにはコーヒーの焙煎機があったり(写真上)、


コーヒー豆を袋詰めする機械があります。

機械が色々動いていて、作業する店員さんがいて、映画「チャーリーとチョコレート工場」みたいな感じ。

子どもの頃に行った工場の社会見学のようなワクワク感が得られます。

2階部分から店内を見下ろすと全体像が見られておもしろいので、2階にあるバーを利用しなくても行ってみてください。

コーヒー好きならコーヒーになるまでの行程が見られて工場見学のようなテーマパークのような楽しい気分になること間違いなしです。

リザーブロースタリーでの飲食


ここがコーヒーを注文するところ、そしてカウンター席です。

天井にパイプみたいなのがグルグルしてるのが見えますか?

パイプの中をコーヒー豆が移動してました。

眺めるだけで楽しくなります。


入口から入ってすぐ左手にあるのが、魅力的なパンやピザ、スイーツが並ぶコーナー。

これはミラノ発の人気ベーカリー「Princi(プリンチ)」の商品。

ミラノにいくつも店舗があり、今では東京でも味わえるプリンチのパンやデザート。

ミラノのリザーブロースタリーでは、店内でプリンチのパンやデザートがいただけます。


こちらは2階にあるバー。

普通のスタバと違い、リザーブロースタリーではお酒が飲めます。

日曜日(22:00までオープン)以外は23:00までオープンしているので、夜遅くまで楽しめます。

リザーブロースタリーではパフォーマンスも楽しめる


コーヒーや食事をいただけるテーブルはこのカウンター以外にもありますが、初めて行くなら、ここのカウンター席がとてもおすすめです。

カウンター席が空いていれば、そのまま席につくと店員さんが注文をとりに来てくれます。(来てくれなかったら頼めばOK)


こちらではいろんな抽出方法でコーヒーをいただくことができます。

選択肢は以下のとおり

ドリップ式
Coffee Press:プレスコーヒー
Siphon:サイフォン式
Stovetop:イタリアンエスプレッソ式
Cold Brew:アイスコーヒー

わたしたち2人は、サイフォン式のコーヒーを飲んだことがなかったので、サイフォン式を注文しました。

目の前で店員さんがパフォーマンス&説明を入れながら、サイフォン式コーヒーを入れてくれました。

日本のレトロな喫茶店に行くとこのサイフォン式、まだ結構あると思うんです。

どのように抽出されるのか知らなかったので、化学の実験を見てるようでおもしろかったです。


2人分のコーヒーをポットに入れて、上の写真のようにサーブしてくれます。

注文する時にコーヒー豆を選ぶんですが、デカフェだとこのコスタリカの1種類だけでした。

少し酸味がありますが、飲みやすいマイルドな味。

写真にあるコーヒーマグが欲しかったけど、店内用とのこと。

店内にあるグッズ売り場で販売されているタイプでは好みのものがなかったので何も買えなかったのが残念。

初日にあまりに楽しすぎて、同じカウンターの反対側でジェラートをその場で作っているのが見えたので、次の日にそれをいただきにまた訪れました ww


これはジェラートマシン。

かなりの低温で一気に冷却して作るようで、このような煙が出ます。

係は前日のサイプレスコーヒーを入れてくれた同じ人(ジュリアーノ)でした。

(*名札つけてるので名前がわかるんです ww)

この作業を見るのがとにかく楽しく、他のお客さんも物珍しいから近寄ってきました。

こうやって次から次へと注文が舞い込む仕組みができてるんでしょうね。

商売うまい!


出来上がりはこちら。

アイスクリームにはバニラは入ってなく、ミルクのみ。

アフォガートなので、エスプレッソが横についてきます。

エスプレッソでデカフェはなくて、まあ少しならいいか、とカフェイン入りコーヒーとなりました。


エスプレッソをかけた後の様子。

小さく見えるけど、食べ始めるとお腹にどっしりときて、最後は苦しくなりました。

(わたしが乳製品苦手だからかも)

このトレーも感じよくて買いたかったのに、これも店内用で購入できません。


ちなみにこちらは地階にあるリザーブロースタリーのトイレ。

手洗い場だけですが。

地階にあるトイレは、手洗い場は男女兼用で片側ずつ男性女性とわかれています。

「世界一美しいスタバ」と称され、全体的にゴージャスな雰囲気ですが、それはトイレにまで反映されてます。

コーヒー好き・工場見学好きなら間違いなく楽しいスターバックスのリザーブロースタリー。

ミラノのドゥオモからも徒歩圏内です。

ミラノへ行ったら必見のスポットです!

イタリアにある普通のスタバは?


イタリアで最初にオープンしたのが、上記にあるミラノのリザーブロースタリーでした(2018年9月オープン)。

古くからあるイタリアのコーヒーカルチャーに新しいアメリカのコーヒーカルチャーはなじめない、とスタバのトップが判断したかどうかはよくわかりませんが、イタリアでスタバをオープンするのは難しかったのでしょう。

2019年にイタリア・ミラノを訪れた時点では、普通のスタバはミラノだけにありました。

2022年4月時点では、ミラノをはじめ、トリノ・フィレンツェ・ローマなど大きな都市に少しずつ増えてきています。

2019年にミラノへ行った時に訪れたのはミラノ中央駅にあるスタバでした。

リナーテ空港から中央駅行きのバスに乗り、到着したところにスタバがあったので、休憩がてら入ってみたのでした。


1階部分しか見てないですが、2階席もあります。

それほど大きくはない店内。

スイーツなどの見せ方が今まで見てきたスタバとは少し違うかな、と感じた以外はどこにでもあるスタバでした。


デカフェとキャロットケーキを注文。

キャロットケーキは甘すぎて後悔 ww

ミラノへ行ってまで普通のスタバに入る必要はないと思いますが、リザーブロースタリーは観光スポットとも言えるぐらいおもしろいので、ぜひ行ってみてください。

まとめ:ミラノにある「世界一美しいスタバ」リザーブロースタリー

日本でも東京・中目黒にリザーブロースタリーができましたね。

飲食できる内容はミラノとほぼ同じだと思いますが、店舗の雰囲気は違うでしょう。

「世界一美しいスタバ」と言われるミラノのリザーブロースタリー。

リザーブロースタリーに行くためにミラノに行く必要はありません。

でもミラノに行ったら、コーヒーブレイクでぜひ利用してみてください。

ドゥオモからも徒歩5分ほどで行けるのでアクセスしやすいです。

ミラノ街歩き滞在記と写真展(ホテル情報も) 2019年6月に2泊3日で訪れたイタリア・ミラノ。 この時のミラノ行きの目的は夫(写真家)のグループ写真展を見に行くことでした。...
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ひさよ
旅好き(32か国)50代女性のひさよです! スイス国境近くフランス在住13年。愛知県出身。 フランス・スイスを中心に実際に訪れて体験した国内外の観光や生活情報をおとな女性向けにホンネで語っています。国内外レアな旅先が多く登場。またお気に入りのカフェやチョコレート情報もお届けします。