フィンランドの首都ヘルシンキ。
人気の旅シーズンは夏ですが、
雪景色・クリスマスマーケットなど
冬ならではの良さも見逃せません。
今回の投稿では
「冬のヘルシンキ(フィンランド)」
を楽しむための旅の準備や見どころをお話しします。
効率よくヘルシンキを周遊!
限られた時間でたくさんあるヘルシンキの見どころを周遊するには
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ヘルシンキへのアクセス
日本からフィンランド・ヘルシンキへは
フィンランド航空(フィンエアー)・JALの直行便が運航されています。
2023年現在、
日本発着便はロシア上空を回避するルートで運航中。
そのためヘルシンキまでの飛行時間は約12時間。
2023年夏期スケジュールからは関空路線も復活し
以下の3路線が運航されています。
- 羽田空港ーヘルシンキ空港
- 成田空港ーヘルシンキ空港
- 関西国際空港ーヘルシンキ空港
詳しい日本路線スケジュールは
「フィンエアーサイト」をご参照ください。
*フィンエアーおよびヘルシンキ空港の様子は
下記の記事をご参考にしてください。

*またエストニアの首都タリンからはフェリーで2時間で
ヘルシンキへアクセスできます。

冬のヘルシンキ旅の準備

ヘルシンキ(フィンランド)を訪れるのに
過ごしやすい時期という意味での
ベストシーズンは夏(5月中旬〜9月中旬)です。
ただ中途半端に寒い春、日照時間が短くなり雨がちな秋に比べて
寒いけど楽しめるのは冬(12〜3月)なんです。
冬のフィンランドで楽しめることの代表は
- 雪景色
- オーロラ
- 本場のクリスマスの雰囲気
日本や北欧以外のヨーロッパとは
ひと味違う冬のヘルシンキ(フィンランド)を楽しめます。
たしかに気温は低いです。

ただ1日中外で行動するという場合をのぞいて
建物の中はとても暖かいのでそれほど心配しなくても大丈夫です。
冬のヘルシンキでの服装は以下の感じが好ましいです。
(室内は暖かいので脱ぎ着しやすい服装がベター)
(できれば防水加工されたもの)
ニット帽
(下記にあるようなもの)
手袋
ブーツ(滑り止め加工あるのがベター)
特別に寒がりの人は、ホッカイロや分厚いソックス、ヒートテックレギンスやタイツ
などあるといいでしょう。
ヘルシンキでの宿泊
フィンランドはヨーロッパの中では物価が高い国です。
なので5つ星ホテルとなると1泊一部屋で¥45,000前後。
(*ヘルシンキ中心部にある「ホテル カンプ」の場合です。)
もちろんホテルの立地や時期にもよります。
ただ少し中心部から離れると
4つ星ホテルでも¥25,000以下で
宿泊できるところもあります。
(*中心部まで徒歩圏内の「ヒルトン ヘルシンキ ストランド」の場合です。)
わたしたちが宿泊したのはハカニエミマーケットのすぐそば。
ハカニエミの地下鉄、トラム、バス停も近く
中心部へも徒歩圏内の「スカンディック パッシ」を利用しました。
4つ星ホテルですが、1泊¥20,000前後でヘルシンキの中ではリーズナブル。
モダンで清潔な部屋はまずまず広く、ジムも併設されています。
なにより朝ごはんがおいしかった!
(上の写真にあるビュッフェ式)
パンの種類が豊富でおいしく、
グルテンフリーのパンも用意されていました。
スカンディックホテルは北欧発のホテルチェーンで
モダンでおしゃれなデザインとリーズナブルな価格が売り。
フィンランド第2の都市トゥルクでも
スカンディックホテルを利用しましたが
こちらでも快適に過ごせました。
また旅をしていても運動習慣を欠かせない人なら
スカンディックホテルではほとんどがジムを併設しているので
北欧(ドイツにも有)での旅では利用するといいでしょう。
ヘルシンキにも「スカンディック パッシ」を含めて
15軒のスカンディックホテルがあります。
(ヘルシンキ空港周辺を含む)
と感じられたなら、下記にあるホテル予約サイトを
チェックしてみてください。
すべて日本語で予約できます!
フィンランドの食事&スイーツ
訪れた土地ならではの食事も旅の楽しみのひとつ。
フィンランドらしい料理としてはなんといっても
「サーモンスープ」。
特に冬だと体が温まるのでよりおいしく感じます。
クリーミーなスープの中にたっぷりのサーモン、
玉ねぎ、ポテトが入っています。
そしてたっぷりのディル(=ハーブ)を加えるスープは
レストラン・カフェ、また家庭料理としても
フィンランドを代表する料理。
他にはトナカイの肉、といった珍しい料理も。
肉・魚のメインにはポテトが添えられるのが一般的。
こちらも冬向きなメニュー。
ただ正直にいうとフィンランド料理、、、
「すぐに飽きる ww」
「特においしくはない…」
(*完全に個人的な意見です。)
フィンランドでおいしいのは朝ごはん。
パンがおいしく
オートミール好きならオーツの産地なので
ポリッジなんてサイコーです。
ポリッジはオートミールのミルクおかゆ。
だから寒い冬の朝ごはんには最適。
*「ポリッジってなに?」という方のご参考に↓

またフィンランドではオーツや小麦を使った
パンやスイーツ系が楽しめます。

スイーツで代表的なのは「シナモンロール」。
カフェに行けばどこでも用意されています。
フィンランドではシナモンロールのことを
「korvapuusti(コルヴァプースティ)」と言います。
小麦粉生地の中にカルダモンを混ぜるのが特徴。
生地を丸める時の表面に砂糖・バター・シナモンを
混ぜたものを塗るのでシナモンの味が強く出るんですね。
店舗によって生地の硬さや甘さ、しっとり感など異なります。
なのであちこちで食べ比べるのも旅の楽しみになりますよ!
ヘルシンキ市内の交通

ヘルシンキ市内を旅する時、
利用する公共交通機関は以下の手段があります。
- トラム(上の写真)<トラム路線図pdf>
- メトロ(地下鉄)<メトロ・バス・近郊列車路線図pdf>
- バス
- フェリー
メトロは隣のエスポーまで行けますが、
市内観光でより使いやすいのはトラムです。
たとえばイッタラ製品が買える
「アラビア」へ行くならトラムが便利です。

またトラムやメトロの1日乗車券も
利用価値が高いです。
(1日乗車券はトラムストップなどの券売機で買えます)
ヘルシンキ周辺に点在する多くの島へ渡る
フェリーの乗船券も1日乗車券に含まれます。
ヘルシンキの1日乗車券のすごいのは、
最初の利用時にカード読み取り機に当てた時間から1日使用できること。
つまり利用当日の深夜12時に使用期間が終了するのではなく、
丸々24時間使えるということ!
後述する世界遺産「スオメリンナ島」へ行くタイミングなどで
うまく1日乗車券を活用してください。
ヘルシンキの見どころ
ヘルシンキは公共交通機関を利用しなくても
徒歩で周遊しやすいコンパクトな街。
冬はなるべく建物の中で楽しめるスポットへ行くといいでしょう。
途中でカフェ休憩を挟みながら外の寒さからのがれましょう。
1. ヘルシンキ大聖堂&元老院広場

ヘルシンキの中心にある街のランドマーク
ヘルシンキ大聖堂と元老院広場(Senate square)。
真っ白な大聖堂前の広場はクリスマス前になると
クリスマスマーケットが開かれます。
また夜になるとライトアップされてとても美しい。
冬ならではの風景が楽しめるスポットです。
大聖堂は入場無料なので
特に興味なくてもチラ見してみてください。
(中に入らなかったのを後悔してるわたし…ww)
2. ウスペンスキー寺院

ヘルシンキ大聖堂から海岸に向かって歩くと、
丘の上に建つウスペンスキー寺院(Uspenski cathedral)が見えてきます。
1868年に完成したロシア正教の教会。
訪れた時はちょうどミサの時間帯で、
写真撮影は禁止になっていましたが、
静かにしていれば中に入ることはできます。
ウスペンスキー寺院も入場無料。
内装はきらびやかで圧巻です。
3. ストックマンデパート(周辺)

ウスペンスキー寺院から西へ行き、
マーケット広場のある港を過ぎ、
そのまま進むと2本の大通りがあります。
2本の大通りは高級感漂うエスプラナディ通り
そして通りの間がエスプラナディ公園です。
マリメッコ本店やイッタラショップ、
有名ブランド店が立ち並ぶ通りと公園は
ライトアップも鮮やかでした。
エスプラナディ通り沿いにある
アカデミア書店の2階には
映画「かもめ食堂」に登場した
カフェ・アールトもあります。

エスプラナディ通りの端にあるのが
ストックマンデパートです。
1930年創業の老舗デパート。
店舗の地下にはいわゆる「デパ地下」があり
様々な食品が売られています。
お総菜も売られているので、
ホテルの部屋でのんびり食べたい場合など
利用価値が高いです。
お総菜選びをしている日本人観光客も見かけました。
クリスマス時期はストックマンの周辺にも
クリスマスマーケットの屋台が並んでいました。
4. カンピ礼拝堂
カンピ礼拝堂(Kamppi Chapel of Silence)の内部です。
カンピショッピングセンターの前の広場にあります。
それほど大きくはないけど、
シンプルで不思議な建物がどーんと建っているので
行けばすぐにわかります。
中に入ると外の喧騒が嘘のような静寂の世界。
瞑想をしている人もいました。
2012年に完成したカンピ礼拝堂は、
静寂との出会いを目的として建てられたとのこと。
シンプルで心地良い光に包まれた静寂の時間が過ごせます。
夏季(2023年は6月5日から9月17日の間)だけ
入場料€5.00かかります。
(券売機が入口にあります)
18歳以下はいつも入場無料。
5. テンぺリアウキオ教会

テンぺリアウキオ教会は
岩盤を繰り抜いて作られたモダンな教会です。
外から見ると(既に暗かったのではっきりは見えなかったけど)
岩の塊の前に入口がある状態でした。
内部は岩肌がむき出しになっていて
上から自然光が入るように設計されています。
晴れた昼間だとその様子を見られるのでしょうね。
冬だと日の入時間が早く、天候もよくないことが多いので
テンぺリアウキオ教会内部の美しさは楽しめない確率が高いです。
テンぺリアウキオ教会は人気のコンサートホールでもあるとのこと。
訪れた時、たまたまコンサートのリハーサルをしてました。
内部の音響効果が抜群で、
クラシックコンサートを楽しめましたのはラッキーでした。
わたしたちが訪れた時は無料で入場できましたが
2023年現在は入場料が€5.00かかります。
ヘルシンキ市内交通や美術館に入場できる
「ヘルシンキカード」なら入場料が含まれています。
現地の教会入口で購入もできますが、公式サイト
もしくは楽天ポイントが使える(or 溜まる)
「楽天トラベル観光体験」でも
事前にチケット購入することができます。
6. アラビアファクトリー
日本でも大人気のイッタラブランドの陶器やガラス製品の
アウトレット商品が販売されている「アラビアファクトリー」。
市内中心のエスプラナディ通りにある
イッタラショップで買うより多少安く購入できるので
イッタラファンの方はぜひトラム利用して行ってみてください。
アウトレット店内の様子は以下の記事をご参照ください。

ヘルシンキから行く郊外のスポット
ヘルシンキに3日以上滞在予定なら、
ヘルシンキ郊外へ出かけてみましょう。
効率よくツアーを利用するのもいいですが
個人でも1日乗車券などで動くことができますよ。
世界遺産スオメリンナ島
スオメリンナ島はそのひとつ。
マーケット広場の港から約15分で行くことができます。
スオメリンナ島へのフェリー料金は
トラムやバスの1日乗車券に含まれているので
利用しやすいです。
1日乗車券(onedayカード)は
近くのキオスキで購入しました。
「冬にスオメリンナ島に行くってどうかな?」
と不安だったけど
世界遺産だし
せっかくだし
と思い、行ってみました。
ところが
スオメリンナ島に行った当日は特に条件が悪かった…。
風が強いわ、
時折雪が顔に当たって痛いわ、で。
冬のスオメリンナ島
おすすめしません ww
スオメリンナ島へは夏に行きましょう!

というのも
カフェやレストラン、お店もほとんど閉まっているし、
季節はずれのさみしーい雰囲気が漂ってました。
上の写真にある場所なんて
映画「ロード・オブ・ザ・リング」に出てくる
さみしいバージョンの「ホビット村」に見えました。
タリン(エストニア)

スオメリンナ島とは違い、
エストニアの首都タリンは
冬でも楽しめるのでおすすめです。
もちろん夏ならではの楽しみ方もありますが、
冬はクリスマスマーケットも開かれて
さらに華やかさが際立ちます。
ヘルシンキからタリンへは
フェリーで2時間で行けるので
日帰りも可能。
できれば1泊だけでもしてほしいですが
日程的に難しければ日帰りでも
タリンまで足をのばしてみてください。
タリンへのアクセスや街並みに関しては
以下の記事をご参照ください。

まとめ:ヘルシンキへ行く前に知っておきたいことと見どころ
フィンランドの首都ヘルシンキは夏もいいですが
雪景色のある冬も楽しめます。
投稿内では「冬のヘルシンキ(フィンランド)」
を楽しむための旅の準備や見どころに関してお伝えしました。
やはり寒いので暖かい丈長めのダウンジャケット、
そして帽子、スカーフ、暖かく動きやすいブーツは必需品。
ヘルシンキ市内は徒歩でも結構周遊しやすいです。
中心部のホテルとなると割高になるので
少しだけ中心部から離れるだけで
4つ星ホテルでもコスパの高いホテルが見つかります。
そこからでも中心部の見どころへは徒歩圏内です。
市内の見どころは以下の6箇所です。
- ヘルシンキ大聖堂&元老院広場
- ウスペンスキー寺院
- ストックマンデパート(周辺)
- カンピ礼拝堂
- テンぺリアウキオ教会
- アラビアファクトリー
ヘルシンキ郊外へ出かけるなら
フェリーで2時間で行ける
エストニアの首都タリンがおすすめです。

それに対して人気の世界遺産「スオメリンナ島」は
冬に行くのはおすすめしません。
スオメリンナ島へ行くなら夏にしましょう。
▼ヘルシンキ市内そして郊外へのツアーを利用すると
効率よく旅ができます。
効率よくヘルシンキを周遊!
限られた時間でたくさんあるヘルシンキの見どころを周遊するには
<現地ツアー>に参加するのがお得です!
どちらも日本語で予約できます。
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